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(アンソロジー)

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猫が見ていた



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【この小説が収録されている参考書籍】
猫が見ていた (文春文庫)

猫が見ていたの評価: 4.00/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

腕利きの作家たちにしては、切れ味が鈍い作品揃い。

うーん。
本来は腕のある作家揃いなのだが、どの作品も、切れ味が鈍い。特にオチが弱いのだ。
有栖川有栖氏の「エアーキャット」とか、それで? マジックの種明かしはまったくないの?って感じ。暗喩で読めよ、と言われてもすっきりしないぞ。井上荒野の「凶暴な気分」などは、結末は放り投げた感じ。いや早、どれも後味の悪い、あるいはスッキリしない短編ばかりだった。
そんな中、光っていたのは柚月裕子さんの「泣く猫」。浅田次郎的な情緒が溢れていて、ほろりとさせられる。
この一篇のために600円出したようなものだが、それはそれで救われる。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.2:
(3pt)

猫尽くし

猫ばっかりの猫アンソロジー。作家ごとによって猫分量は違いますが、さまざまな形で物語に猫が絡んできます。私は湊かなえさん目当てで購入しましたが読み終わってみると井上荒野さんの短編がもっとも心に残りました。ノーマークの作家さんだったので思いがけず新規開拓できて嬉しかったです。こういう部分がアンソロジーの強みですねぇ。
物語だけかと思いきや、湊かなえさんはエッセイでしたし、北村薫さんはちょっと捻った読書感想文のような短編になっていました。思ったよりも自由な形式で書かれているので小説を目当てに手に取ると「おや?」と思うものもあるかもしれません。目当ての作家一点集中なのであれば事前にどういった話なのか確認したほうがいいです。話自体はつまらなくないし猫はかわいかったけど、目当ての作家がエッセイだったのでエッセイに興味のない私は少しガッカリしました。
井上荒野さんの短編は薄暗くドロッとした雰囲気のお話でしたが短いページで綺麗にまとまっていて一番面白かった。次点でソシャゲにハマる主人公と美容院のお姉さんのハートフル短編。こちらもトリを務めるにふさわしい後味で読んでいて心が暖かくなりました。この2作が個人的に当たり。他はまあ普通かな?執筆者に有名どころを揃えているので大きなハズレはなかったです。あぁでも読書感想文を無理やり物語形式にしたような印象のある北村薫さんのだけ微妙だったかな…。求めてるのはこれじゃないって感じで。
総括して☆3。アンソロジーなので玉石混交。全部当たりってことはないので、力のある作家さんを新しく発掘できたことが一番の収穫でした。あと直接関係ないですが個人的には犬派なので犬アンソロジーもいつか出ないかな…と密かに期待します。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.1:
(3pt)

楽しく読んだ

好み的には加納氏の「三べんまわって~」が的中だった
口から出まかせも、嘘も、まあ、よくある事と思っていたが「対象は自分だけ」だった事に気付いた時のじんわりダメージを思い出した
面白く読みました
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905

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