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怪物はささやく
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怪物はささやくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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主人公のもとに、怪物がやってきて物語を話し、最終的に主人公の物語(真実)へと終着していく、というのが大まかな内容だと思います。 人間の性質についても考えることができて、面白かったです。 | ||||
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最後に号泣します。 こどもに勧めて夏休みの宿題関連で読ませました。 映画もとても原作に忠実で良かった。 | ||||
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映画を観てとても良かったので子供に買いました。本は素晴らしいです。ですが梱包が適切とは言えず、新品で購入したはずの本が古本屋で買った本の様に傷んでいました。帯もついておらず、何のカバーもされずに他の商品と一緒に大きめの封筒にガサっと入っており、当然カバーはズレて擦れてしまっていました。過剰包装にならないようにエコに配慮するのはとても良い事ですが、この梱包の仕方は酷いです。 返品すべきでしょうがしんどいのでこのまま読みます。残念です。 | ||||
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怪物はささやく、を偶然夜中の映画でみました。原作が読みたく即、注文、購入しました。本の装丁がすばらしく、原作をより際立たせています。このあと、英語版の原作本も購入したいと思っています。中学生向けの児童書ですが、大人にもぜひ読んでほしい一冊です。カバーをはずして、本の表紙もみてほしい。本とはこういうものだ、と思い出させてくれます。 | ||||
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映画化はシガニーウィーバーとシルエッっとだけライムニールソンという偉い人でなされました。原作を読んで忠実だと思いました。3つの話は実に怖いものばかり、ストンと落ちます。最後はありきたりですが | ||||
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少年の心の真実と浄化、そして喪失と成長の物語。 人間のエゴと脆さを痛切に感じさせる心に残る一冊です。 そして、装丁と挿絵も素晴らしい! | ||||
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闘病生活を送る母と暮らす中1の少年の庭のいちいの木が怪物になった。怪物は夜な夜な少年に三つの物語を語る。 独特の挿絵の入り方が面白い。 こういう話だったのか。カウンセリング的な心の傷の癒やしがテーマ。それをこういう形で書いたのはうまいなぁ。世の中の割り切れなさを表す三つの物語とそれを受けた少年の心の最後の物語。怪物のキャラクターも素晴らしい。一気に惹き込まれて読んでしまった。 中学生、いや、小学校高学年でも読めそう。そういう年代の人にこそぜひ読んでもらいたい。 | ||||
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映画を観て もう一度 怪物が話す三つの物語を ひとつひとつ 考えたくて 原作を読んでみた。 映画で わかりにくかったところもよくわかった(当たり前だが)し、 主人公の 周りの人の気持ちも 知ることができた。なにより 怪物が何もので 何をしに来たのか 映画とは違う手法で 理解させてもらった。 たまに入る挿絵で 読みづらい部分もあったけど。 深いなぁ。人間は 本当に複雑で、マルかバツか、白か黒か、正義か悪か、その二択だけでは割り切れない。 それを 主人公が 自分1人で抱え込んでいるのが 辛かった。 主人公が この年齢だからこその話かな。これより年下でも年上でもだめ。そして これは 子供より 大人に読んで欲しいと思った。「その年頃」を 通って来た大人に。 | ||||
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映画版を見てから読んだ感想です。 イギリスの田舎町で、末期がんの母と暮らす少年コナーのもとに、突然イチイの木の怪物が訪れ、今晩以降、3つの話をお前に語るが、4つめはお前が真実を語れと告げる。夢かうつつかに戸惑いながらも、コナーは怪物の話に耳を傾け始めるが、その間も母の病は進行し、コナーは絶望と怒りを、祖母や学校、級友たちにぶつけていく… 怪物の語る3つの話が、死に瀕した母親がコナーに伝えたかったこと、おそらくは死期を悟った原案者のシヴォーン・ダウドが子供世代に伝えたかったことであろうことは、想像に難くなく、身に沁みるものがあります。 また、コナーが語る真実は、意外性こそありませんが、人間の弱さ、脆さを浮き彫りにしたもので、そこに向き合うことが、真の勇気であり、強さであることを教えてくれます。 小説では、映画ではほぼはしょられていた3つ目のお話が詳細に語られ、その寓意がよりわかりやすくなっています。 また、これも映画でははしょられていた登場人物、近所に住む幼馴染のリリーが、原作では、重要な役回りを演じています。 全体として、ダウドは、苦痛と矛盾に満ちた現実世界で、人間の脆さ、弱さ、暴力性にも向き合いながら、しっかりと自分を見失わずに生きていくことの大切さ、それに必要な勇気(過ちを認める率直さ、誠実、真摯さ)を子供たちに伝えたかったのではないか、あるいはダウドのメモから作者のネスが汲み取ったものは、そのことではなかったのかと思いました。 いずれにせよ、これらのメッセージが心を打つストーリーと相俟って、全世界でベストセラーになっているのも納得の傑作です。 | ||||
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ジャンルでいえば児童書(ヤングアダルト)ということで子供向けではありますが、決して「子供騙し」ではない良作だと思います。 大人が読んでも十分に耐えうる作品だと感じました。 テーマは重く、シビアです。 主人公のもとに「怪物」というファンタジー要素の塊が登場しますが、決して本筋の「つらい現実」から逸れることはありません。 ヤングアダルトという年代をとうに過ぎている私には過去の記憶が呼び覚まされるようなお話しでした。 内向的だった子供の頃、親戚にいた苦手な大人、悪気はないが無神経な友達、優等生で大人からは信頼を得ているけど残酷で嫌な同級生。 そして、大切な人との別れが近付いている事への不安と絶望感。 思わず自分に当てはめてしまうような、誰もが経験しているようなお話しです。 その、誰もが経験しているような現実的な物語に「怪物」という異物が、本書の魅力を大きく引き出しています。 ページ数は250ページ程で、挿絵がそこそこ入ります。お手頃で読みやすい長さです。人によっては物足りなさを感じるかもしれません。 個人的に、本書の世界観をよく表現している挿絵も見所の一つだと思っています。暗く恐ろしい雰囲気ですが、ぐっと引き込まれる魅力があります。 星5つの評価にしましたが、整合性が取れていないだとか、悪い点が特に無かったのでこの評価にしました。 絶賛する意味で付けた訳ではありません…本は人によって大きく好みが分かれるものですので…。 ただ、あらすじを読んで興味を魅かれたなら手に取って損のない本だと思います。 | ||||
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区分としては児童書(YA?)ですが、年齢に関係なく、読んで面白く、心揺さぶられる本だと思いました。 不条理な境遇に置かれた主人公が、現実と、まとまらず時に暴走する感情に振り回されながら、最後にはそれを一つの純粋な願いに昇華させていく過程に涙が出ます。 同じ境遇の子供は読みたくないだろうというレビューを拝見しましたが、そういう子もいる一方で、読んだ事で心救われる子もいるんじゃないかな、という気持ちにさせてくれる素晴らしい最後でした。 映画が日本でも公開されるそうなので、そちらもとても楽しみです。 | ||||
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絵はとてもに美しいです。私は映画の中で別の映画を見ていた前に、この本の映画予告編を見ました。その日から、私は孤独な少年を同情し、同時に少年が好奇心になった。 | ||||
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けど、大人になったいまだからこそ両者の気持ちを深く読み取ることができて、理解を広げられたからこそ、そう思うのかもしれません。折々に登場するイラストが実に違和感なくはいりこんでくる表現も、なにもかもが心打つ内容でした。 | ||||
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コナーがついに怪物に白状した「真実の話」とは? そして、さらに心の奥底から浮かび上がり、コナーを「救済」に導いたものとは? ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、読み終えたときに心の中に響いていたのは、ジョン・レノンの歌う「マザー」でした。 (この本の筋立てとは違いますが)、幼い頃に自分を捨てた母と父に、So I, I just got to tell you. Goodbye, goodbye と決別を宣言する、「愛への根源的な不信」とすら称すべきこの歌ですが、その最後に、ジョンは Mama don't go!Daddy come home! と絶叫します。繰り返し、絶叫するのです。 | ||||
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題名だけ見てホラ-と思い買ったが思っていた内容ではなかった。 しかし可也深い内容であり感動もした。 家族にも読ませたい | ||||
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ここ最近の課題図書は、選定者の意図がわかりやすい作品が多く、読書としてはあまり面白くないものが多かった中で、 中学生の子どもにとって興味をもって読み進めることのできる作品でした。 感想文も書きやすかったみたいです。 | ||||
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朝日新聞の書評で興味を持ち、読んでみました。感想はタイトルの通りです。 自分はホラー作品がかなり苦手なので、怪物の描写や禍々しい挿絵にゾッとすることが多々ありました。 ですが、特に印象に残ったのが、作者の姿勢です。物語を通じて善悪をきっぱり分けない姿勢に共感を覚えました。 自分たちは黒白はっきりとしたがりますが、グレーを大事にすることも、大切なのではないかと思わされるお話と感じました。 | ||||
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テーマはとっても重たい。 それでも書かれた事に経緯を表したい。 原案者はガンで夭折したとのこと。 その物語を引き継いだ方の力量にも経緯を表したいと思う。 親にとってなによりつらいのは 成人前の子どもを残してこの世を去ることではないだろうか。 大人にもぜひ読んで欲しい物語。 | ||||
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喪失感に苦しんでいる孤独で賢い13歳の少年が、一流の心理療法家に違いないであろう、千年の時を生きたいちいの木と取っ組みあい、救済される話です。 少年は嫌だというのに無理やり物語を押しつけて来るし、呼んだわけではないのにお前が呼んだから来たんだと言い張るいちいの木は、チャーミングな怪物です。恐ろしい怪物が夜中に現れたのにちっとも怖がらない少年には深い悩みがあったからですが、怪物があの手この手で頑固な少年の気を引いて怖がらせる努力が泣けてくる。クライアントと格闘するセラピストのようです。 少年が喪失体験と向き合う物語なのでE.キューブラー=ロスが提唱した「否認・怒り・取引・抑うつ・受容」が盛り込んであります。特に「怒り」の破壊力が少年を揺さぶり、また、暴力を振るう少年を理解ある大人が罰を与えないことでいら立つ時の少年の孤独感は読んでいて迫ってきます。 夜に苦しむ人が読み終えて、朝の光を感じるとよいですね。 | ||||
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墓場に植えられる木。毒性がある。しかしそれだけで怪物化する理由になるのか、また、母親が何度もこの木(の名前)について語るのが気になっていました。 そこで、ふと思い出したイチイの英名と発音を確認したところ、まさに腑に落ちました。深読みし過ぎかもしれませんが… それにしても、あまりに辛く重い内容。真実と向かい合うのは大切なことではあるけれど… 果たして、感想文用に読んで理解できた中学一年生はどれだけいるかな? | ||||
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