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かがみの孤城
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かがみの孤城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全627件 341~360 18/32ページ
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子どもの心情がリアルでぐっときました。 結末もよかったです! | ||||
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最後に登場人物がどういう生活を送っていたのかを長過ぎず描かれていたので、良い盛り上がりのまま読み終えることができました。 面白かったです。 | ||||
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謎と仕掛けの部分は物語慣れした人には見飽きたものですし、心理や日常の描写の中に深いものはありません。 普段、本を読まない人には丁度良い湯加減なのではないでしょうか? とにかく軽い。しつこいようですが、慣れた人には驚く要素は何もありません。 ただ、浅いとか軽いとか薄いとか言うのは、悪い作品という意味とイコールではないと思います。 主人公のこころも、アキも、フウカも、リオンも、スバルも、ウレシノも、マサムネも、この作品の中では誰もが大切な人です。 とてもストレートに彼らの心を描いています。 小説としての作りが真新しさに欠けるからといって、彼らの気持ちまで雑に捨ててしまうような優しくない大人にはなりたくないものです。 | ||||
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不登校というリアルなテーマを扱ったファンタジー小説。 構成がしっかりしていて、一つ一つの謎が繋がっていく終盤の展開が特に見事で、休む間も無く読了したら、朝4時前になっていました。 不登校の7人の中学生が、鏡の中の謎の城に集められ、次第に結束を強めていくさまに共感を持てました。 中学生は自我に目覚め、傷つきやすい一方で無神経に他人を傷つける年頃でもあると思います。学校生活で傷ついた彼らが、家族にも内緒で支え合える場所を持てたことは幸せです。 また、「闘わなくていいよ」と安心を与えてくれる喜多嶋先生の存在が彼らに救いを与えてくれました。 読了後、温かい気持ちになれました。 | ||||
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こんなにリアリティのあるファンタジーってなかなかないんじゃないだろうか? 子供たちの鋭すぎる観察力とあまりにも深読みしてしまうことによる気後れ、言葉にすることの難しさとの対峙。こんな痛々しいことが子供の内面で起こっているかもしれないという気付かされます。 そしてストーリー構成、「時間のズレ」にはピンとくる読者は少なくないと思うけれども、時間のズレをつかった人間関係の交錯までは想像できませんでしたね。お見事。 当方、いい歳したおっさんですが、ファンタジーにやられるなんて思ってもいませんでした。 | ||||
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一気読みしました。 本を一気読みしたのは久しぶりなので、相当面白かったです。 ファンタジー要素はありますが、普段ファンタジーを読まない私でも特に違和感なく読めます。 | ||||
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前半の、狭い学校生活の窮屈さや、十代特有の苛烈な悪意、それらに傷つけられて立ち止まってしまった少女の不安と葛藤がとてもリアルに、繊細に描かれていました。 そして、後半の急展開。ちょっと学校の怪談を思い出しました。結構怖かったので、よく頑張ったね、こころちゃん、と声をかけたい気持ちでいっぱいになりました。 7人もいたのに、人物の背景が絶妙なバランスできっちり描かれていたのもすごいところ。 最後に「仕掛け」が判明したところで、涙がボロボロとこぼれました(何も感じない人、いるんでしょうか……)。 ただ、一つ気になったのは…… 最後、こころの隣にいる相手。 冒頭の回収。 恋愛を匂わせる終わりだったのだけ、残念でしたが、本当にアニメーション映画で観たいです。 | ||||
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良かった、が読後の率直な感想です。技術的なことは全然わからないですし、過去一年の間に読んだ中で一番だというわけでもないかも知れませんが、とても楽しめました。映画などでも泣くようなことはないのに、読んでいる途中でぐっと込み上げるところが幾つかあったほどです。低評価をつけている方のレビューを読み、感じ方は人それぞれなんだなぁと思わされます。 メインのトリックは、言ってしまえば良くあるパターン。近年、大ヒットした映画でも使われたアレで、ああそう来ましたか、と思った後の伏線の回収祭が想像の量を上回ります。最終盤に非常にテンポが上がり、小気味良く、心地良いです。悲しい話もたくさん出て来ますが、読後感も素敵な作品でした。 | ||||
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そんなに、読書週間はありませんが、約一ヶ月掛けて通勤中読みました。 48歳中年サラリーマンですが、人生で初めて読書中泣きました。 通勤中だったので、無論あくびでごまかしました。(^^; 通算、二回も(^^; www 後半の年代の件やら、プロローグやら 思いもよらない展開に、私の心は拍手喝采でした。。。 | ||||
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文句のつけどころがない一冊だと思いました。こんなに悲しんで、驚いて、感動して、心が温まる小説はなかなかないのではないでしょうか。何か発言する時には相手の気持ちをよく考えて、思いやりのある言葉を選ぶ大切さ、人と人との助け合う素晴らしさについても学ぶことができました。 | ||||
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この時期には良くあることなのか、自分が経験がないのでよく分からない。しかし、義務教育は一つのレールしかないと思っていたが色々な選択肢が在るものだと考えさせられた。 | ||||
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作者は生粋のドラえもん好きで、2019年公開の映画ドラえもん のび太の月面探査記 の脚本を書いた方です。ドラえもんが好きすぎて仕事として関わることに抵抗を感じ、この映画以前に一度、脚本執筆を断ったというエピソードがあるほど。 この小説にドラえもんに関する話題はひとつもありませんが、まぎれもなくドラえもんの影響を受けたストーリーだと感じました。私もドラえもんが大好きで、漫画は全巻所有、歴代映画全39作品とも複数回鑑賞し、月面探査記ももちろん観ました。ドラえもん熱は作者に負けませんよ。だから、とてもシンパシーを感じたのです。 もし、のび太がこういう(ネタバレになるので曖昧に表現します))出会いをしたら? とドラえもん好きなら必ず一度は想像することが本作で描かれています。どうしても主人公のこころをのび太に置き換えて読まずにはいられないのです。 | ||||
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不登校、それは社会現象です。実際にその立場の人、または身近にそのような人がいないとこの本のよいところがわからないのかもしれません。酷評する人には一生わからないのではないでしょうか? 私は実際に中学校現場にいます。不登校の生徒の気持ちがよく伝わってくる作品だと思います。本屋大賞を受賞したかどうかは問題ではありません。この本を理解するには,不登校の生徒の気持ちになれるかどうかではないでしょうか。 | ||||
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2018年本屋大賞を受賞したことを聞いて購入しました。 この世の中が 「生きるに値する世界だ」 とあらためて教えられた思いで読み終えました。 難しい題材をどのように着地させるのか、読書中は少し心配しながら読んだのですが、圧巻でした。 特に、読んで感じるメッセージ=繰り返しになりますが「この世の中は、生きるに値する世界だ。」と言うことが伝わってくることが圧巻です。 あたかも自分が経験によって得た悟りのように錯覚するほど、情熱的でした。 輪を掛けて、ファンタジーを説得力を持って成立させる構成(謎解き)も素晴らしく感じました。 さすが、本屋大賞受賞作だ、と思いましたし、この物語を、ちゃんと拾い上げ、僕が本を買う機会を与えた「本屋大賞」の実力にも感謝したい気分です。 振り返って、僕も、こころたちも生きている世界の一人であること、この世界を作る一員としての役割があるのだ、と思いました。 | ||||
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辻村さんの作品は「朝が来る」「ツナグ」「鍵のない夢を見る」を読んできました。その流れで読んだ本作はダントツの没入感。長編ですが一気読みできます。ページをめくってる時間が幸せでした。 | ||||
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私はふと図書館で手に取った「名前探しの放課後」から辻村深月さんの描く文章が好きになりました。 私は中学時代、不登校でした。ちょうど主人公と似過ぎているくらいの理由で、読んでいて涙が溢れました。 誰にもあの頃の私の気持ちを、恐怖を、寂しさを、分かるはずがないと思っていました。 中学を卒業しても、私はあの頃のことをずっと引きずっていました。 この本を読んで、他の方がどう感じるかは分かりません。 けれどこの本で、私という1人の人間が救われた気がしました。 過去を振り返らず、未来を生きよう。そう思わせてくれたこの本を、私はきっと忘れることはないと思います。 | ||||
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話のテンポ感が良く一気に読み進んだ 本屋大賞を取ったというところにも興味があった | ||||
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手に取ったきっかけは本屋大賞受賞。ファンタジーが苦手な私は「どうかな?」と思いつつ読み始めるも、面白くて一気に読んでしまった。 ボリュームはまあまああるが、途中で飽きることもなく、話の展開も良かったと思う。 | ||||
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出だしから主人公こころへの凄まじいイジメの実態に息をのみ、喜多嶋先生の言葉「だって、こころちゃんは毎日、闘っているでしょう?」の優しさに、もう一度息をのみました。多くの子供達が遭遇する現実とファンタジーが織りなすこの不思議な人間再生のドラマを登校拒否に悩む多くの人に読んで貰いたい。 | ||||
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中学高入学直後にいじめにあって学校に行けなくなった少女が、ある日家の中の鏡が光っているのい気付く。その鏡の中に吸い込まれると、お城があってその中には主人公以外にも6人の中学生がいる。そこに狼面の少女が現れて、城の中にある願いの叶う鍵を見つけた人には、どんな願いでも叶えてあげるという。 この物語はこんな感じで始まるが、あまりに陳腐な設定に最初は正直少し引いてしまった。ところが、50頁も読み進めない内に次第にこの物語に引き込まれ、100頁を越えた辺りからは頁をめくる手が止まらなくなった。 主人公の「こころ」が学校に行けなくってしまったいじめの描写に胸を衝かれ、いじめる側といじめられる側の捉え方のギャップの大きさに絶望的な気持ちになり、一度傷ついてしまった「こころ」が外出さえ出来なくなったシーンは読んでいて苦しくなった。 そして物語は他の少年・少女たちも一人を除いて学校に行っていないことなど、それぞれの事情が明らかになり、皆に次第に連帯感が生まれるところから大きく動き出し、その後は思いがけない展開が連続して、最後はあっと驚くような結末を迎える。 現実にはあり得ない儚い夢のような設定なのだが、その中で皆が次第に勇気を取り戻して現実に帰っていく姿が、実に美しい物語だった。それにしても少年・少女時代のいじめは本当につらい。自分も遠い昔だが、小中学校時代に孤独を感じることが多くて、今でもその時代には戻りたくないと思っているが、今いじめにあっている人が、何とかそれを切り抜けて大人になってほしいと願う気持ちになった。 | ||||
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