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ドクター・デスの遺産
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ドクター・デスの遺産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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最後まで読むと犯人に対する感覚が読み始めとは違うものになると思います。安楽死は長いこと問題になってきましたが、やはり永遠の課題です。いろんな受け止め方があると思いますが、どこまでも出ない答えを考えさせられる作品です。 | ||||
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映画化ということで読んでみた。シンプルなストーリー展開で各キャラクターの個性も際立っており映像化しやすい作品。クライマックスの展開はあっけなく残念。 | ||||
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人間の死ぬ権利という深いテ―マで 積極的安楽死がとりあげられています。本人、家族の問題もからめて、犯人になった人間の過去を知るとせつなく心揺れるものがありました。 | ||||
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自ら生を受けることを望まぬままにこの世に誕生し、今や、自ら望んでも死を与えられない。 職業倫理とか、家族の意志とか、世間体という見えないしがらみに捕らわれ、安息なる「死」を得ることすら能わず。 遺族が「死」を受け入れるための時間、当事者は苦しむべきなのか? 「死」とは、現世での修行の修了であり、かりそめの肉体からの脱却であり、古くなったから交換する感覚に近い。 輪廻転生により、死して、未だ死なず。 生まれ変わりにより、再び、現世に於て、新たなる修行のはじまり。 「作家刑事毒島」の後に読むものではないね。 落差ありありで。 | ||||
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病死と思われたのが、実は安楽死だったのではという疑惑の事案が次々と起こる。その場にはドクター・デスと呼ばれる医師の影が。まるで、手塚治のマンガに出てくるドクター・キリコのようだ。 捜査が進む中で、安楽死の是非を読者に突き付けてくるような展開になってくる。最後の方の中東の戦場の描写も、さらに安楽死の問題を強く意識させるのだ。 主人公の犬養隼人刑事には「七色の毒」で見せた颯爽とした姿はない。子を持つ親としての逡巡を見せ、普通の人間ぽいのだ。 | ||||
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主犯がそっちっていうのはなかなかのアイデアでしたね。 ホームレスが捕まった際に、当然なんらかのどんでん返しはあると思っていましたが、面白いアイデアでした。 どんでん返しと言えばとってつけたような違和感満載のどんでん返しも多いですが、本作はとても納得できるストーリー展開でした。 まぁまぁ主題の安楽死がどうこうというのはどうでもいいですが、小説として面白く読むことができました。 | ||||
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この作家の作品は、軽い気分で、らくらく面白く読み終えられる、この作品も、テーマは、安楽死という、重いテーマだが、スラスラ、比較的、短時間で、読む作品も、時々は、いい。 | ||||
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言いたい事は、よくわかるがこの作家の他の作品により好きなものが多いため、比較して星は3つ | ||||
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臓器移植・悪意の連鎖・薬害問題と来て今回は安楽死。 難しいテーマだ。 現在の日本の倫理・ルール上ではNGだけど、心情的にはグレーゾーンというのが安楽死だと思う。 いけない事だが仕方がない。 仕方がないからそうしたが、いけない事なんだろうか?を果てしなく繰り返してしまう無限ループに陥る。 物語は結果論から考えれば現実のルールに沿った終末になるが、ルールがNGだから簡単にそうしましたって単純な終わり方ではない。 結果を踏まえた上でも、心情的には解決しない後味の悪さと重さは残るし、ソレを緩和するのは最後の最後に書かれている闘病中の犬養隼人の娘の言葉。 いつもいつも勧善懲悪でスッキリコッキリハッピーエンドで終わらず、事件として、物語として一区切りはするがどこか後味が悪い感じで終わるのがリアルだし、事実、現実社会だってそんなモンだよね。 ただ、難しいテーマを選んでいるけれど、作品としてはキレが良く、テンポも良く、いつもながらに楽しく読めました。 気持ち悪くて重々しくてスッキリしないのが好きです。 | ||||
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刑事犬養シリーズの四作目です。 今回は安楽死がテーマ。 闇サイトで安楽死を20万円で請け負うドクター・デスを 犬養、高千穂のコンビが追います。 警察小説としての面白さはもちろんんですが、 やはり今回は安楽死について考えさせられました。 自分がもし当事者になったら安楽死させて欲しいと願うばかりですが、 超保守的な日本では、安楽死が認められる日は来ないのではと悲観しています。 | ||||
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ラストは予想できましたが面白かったです。 深いテーマですね。 当事者になったら、安楽死が良いかなんて分かりません。 | ||||
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さすが七里さん! 外れがないですね~ 読み応えもあるし、考えさせられるし、展開も面白い。 | ||||
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中山さんの小説が好きで 最近読み漁っていますが、本作が一番アンフェアな結末でした。 真相の可能性は私も序盤から考えていたものの、 2番目の犠牲者遺族の証言から その考えを除外していました。 ところが、結末ではその証言を無視したような 真相が明かされます。 著者、編集者とも矛盾がないようにきちんと読み直してから 出版してほしかったです。 | ||||
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安楽死とは、を問う内容。一気読みではありましたが、捻りの効き方はいまひとつでした | ||||
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安楽死をめぐる医療ミステリで最初から最後まで一気に読んだ。 現在、日本で認められているのは消極的安楽死と呼ばれている終末医療だけで、終末期の明確な定義もされておらず、延命が高額医療になっているため、医師から安楽死を提案されることは期待できない。 この現状に対して、安楽死の必要性を訴え、積極的安楽死という苦痛のない死を約束し、それを推進するドクター・デス。ミステリとしての警察との腹の探りあいや駆け引きも見事で、最後も考えさせられる終わり方だった。 被害者もおらず、遺族はむしろドクター・デスに感謝している状況で、それが犯罪といえるのか。難病に苦しむ娘をもつ犬養刑事の苦悩と葛藤が痛いほど伝わってきた。 | ||||
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読み始めて、短編なのだろうか?と思いきやしっかり長編でした。 やはり「どんでん返しの名手」細かいところで手を返してくれます。 小気味よい切れ味! ラストもしっくり決めてくるあたりは只者ではない! 流石!です。 是非・・・七里ワールド、堪能してください! | ||||
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テーマとして安楽死を取り扱ってる、と言うよりそっちが本分な気さえするほどです。 一応「警察官による犯罪捜査」と言う体ではあるのですが「安楽死」について これでもか!と言うほどその意義と意味について問うてきます。 頑なに反対派でドクターデスを快楽殺人狂と断じる上司、対して一定の理解を示す同僚。 病を抱える子の親と警察官としての立場の間で揺れる主人公。 いい構図です。 最終的にはしっかり相手の過去も掘り下げられ、主人公も一つの「解」を出します。 消化不良感なく綺麗に終わり・・・かと思いきや最後に娘の一言がやや蛇足かなぁ。 そういうセリフは結局「知らない人間の驕り」にしか見えない以上省いた方が良かった。 ただそうなると完全に片方に傾倒してしまうのでバランスを取った、と言いところでしょうか。 文句なく良作だと思います。 | ||||
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面白いと思う。が読んでる最中ずっと苛々しっ放しだった。 まず、なんで、ドクター・デスに助けられた遺族が皆して証言しちゃう訳?自分は済んだから、それでいいってか?と。他の同様状態の人の為にこれは何があっても口を閉ざすのが依頼したモンの心意気ってやつでしょう。…の、部分に 始めに通報した子の母にしてみりゃ「お前さえ余計な事をしなければ」になってると思うぞ? あとはぽろぽろと「ん?」って話が出てきたのが気になった。全身性エリテマトーデスで全身に赤い発疹?そら、そういう人もいるけど「特徴」ではない気が。特疾の「検査は別費用」って何の話だろ?特定疾患医療費の話入れるなら「年々指定病が増えてく代りに年々補助が薄くなってる」話も入れておいてさー 「本人の意志」ってどんなにちゃんと表明してても無視されるんだよねえ。元気な時に残しておけば「この時は死ぬ事を想定してないかったから、病んでからは違っているかもしれない」とか「ボケる前にそうだったとしても、今は嫌がってる」とか。「苦痛で朦朧としており正常な判断能力はない」とか。 安楽死に反対する人は想像力がないんだよ。と、他人の痛みに鈍感なんだよ。と心から思わずにいられない主人公だった 概ね楽しみました | ||||
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これは、中山七里さんの本の中でも最高傑作だと思う。扱っているテーマ(安楽死)、ストーリーの展開。そして、ラスト。全てが完璧。 | ||||
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安楽死について考えさせられる内容でした。 延々と続く苦痛・かさむ医療費…本人が安楽死を望み、家族が受け入れたとしても今の日本の法律では犯罪に…。 何が正しくて何が間違ってるのか考えさせられる話でした。 | ||||
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