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キトラ・ボックス
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キトラ・ボックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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遺跡発掘で古代の遺物発見。という古代史テーマあるいは伝奇ロマン小説のパターンは、邪悪なるものが 覚醒し大いなる災厄が降りかかる・・・が定番。故半村良氏の作品や映画インディ・ジョーンズシリーズを 想起する。 しかし、本書はどちらかと言えば遺跡発掘と留学生可敦(カトゥン)の誘拐を中心としたノンストップ冒 険もの。SFのセンスオブワンダーやホラー色を期待する読者には、興味のポイントが少々異なるかも知れま せん。 | ||||
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エンターテイメントとして、いまひとつ面白くない。 わたしは池澤氏の熱心な読者ではありませんが、何冊か読んではいます。 それでおおざっぱな感想なのですが、 なんだか文体に色香がないんですよね。 だからなのか、登場人物が魅力に乏しい。 可敦さんなんて、辻原登氏が描けば、もっと魅力的なキャラになったと思うし、 脇役の行田だって、大沢在昌氏が描けばどんなふうだろうと考えちゃう。 ちょっと贅沢な不満ですが…。 二つの謎が絡みながら物語は進んでいきますが、それを物語の進行とともに 一緒に追っていく楽しみはありません。 考古学上の謎は、古代日本の物語を現代と並行させて描くことで読者には謎でなくなります。 それはまあいいのですが、 美汐が可敦に対して抱く疑念は、具体性に欠いていています。 いったい可敦のどういった点に不信感を抱き、その不信がどんなふうに膨らんでいったのか、 それを読者も一緒に体験するように描いてくれれば、 もっとスリリングな気分で読み進んで行けたような気がします。 | ||||
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