アトミック・ボックス
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イメージ通りの作品で、購入してよかったと思います。 | ||||
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〇 かつて日本で原爆の設計を試みたことがあったという想定で、その事実を世間に知らせようという大学講師の若い女性がこれを阻止しようとする警察の追跡を逃れる逃避行を敢行するという物語。ハラハラドキドキのエンターテインメント小説だが、暴力や派手なアクションや粗雑なトリックは出てこない。知的で緻密な駆引きが続く。とても面白い。 〇 いかにもこの作者らしく、登場する人物はみんな実際に存在しそうな同種の人々よりもちょっと洗練されていてちょっと知的だ。その振る舞いも会話も、物語の最後の結末までも、実際にはこんなにきれいには行かないよなと思う。これを甘いと批判することもできるのだが、そのお陰で上等なお菓子を食べたときのような後味を楽しめるのだから、こういう作品なのだと受け入れれば良いのだと思う。 | ||||
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なかなか謎がわからないので,そこがはらはらしておもしろいです。 ただし,人物の心情描写が長すぎて,ミステリらしくないです。気持ちが長いと物語のテンポが悪くなるので,それだけは避けてほしかった。 | ||||
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『キトラ・ボックス』が面白そうなので買ったのだが、こちらの方が先だと知って、先に読むことにした。 小説はエンターテインメントとして十分、面白い。 しかし、近年に文庫版ではままあることだが、解説がダメ。 国産原爆開発プロジェクトの名前が「あさぼらけ」なのは、『万葉集』にある沙弥満誓の和歌「世の中を何に譬たとへむ朝開き漕ぎ去いにし船の跡なきごとし」から採られたのだろうと、解説者は勝手に推測しているが、この歌にある言葉は「あさびらき」であって「あさぼらけ」ではない。 「あさぼらけ」の出典なら、あの『青年日本の歌』(昭和維新の歌)の六番の歌詞、「天の怒りか地の声か そも只ならぬ響あり 民永劫の眠りより 醒めよ日本の朝ぼらけ」こそ、小説の内容を考えても、ふさわしいのではなかろうか。 そしてあの歌の続き、九番の歌詞が「功名何ぞ夢の跡 消えざるものはただ誠 人生意気に感じては 成否を誰かあげつらふ」であったことを思い出せば、この小説の終盤の展開にも、ご都合主義とは言えぬものが感じられよう。 そのあたりを解説しても良いと思うのだが。 | ||||
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美汐を追いかけて、秘密裏に事をすすめるのではなく、指名手配までして大々的に捕物帳を展開するくらいなら、公安は父親が生きている時にさっさと片をつけときゃよかったじゃないかと根本的な突っ込みどころはあるのだけども、それでも物語にぐいぐい引き込まれて面白く読ませてもらいました。ほかにも突っ込みどころは多々あるけど、まぁ面白いからいいや。やはりこの人、読ませる力量のある作家だなぁと再認識。 | ||||
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