コンビニ人間

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評判

コンビニ人間の評価:

3.99/5点 レビュー 1,008件。 C ランク

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平均点3.99pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,013件 661〜680 34/51ページ
No.353
(5pt)

非正常と正常と

「普通」になれない主人公が、
「コンビニ」という箱の中では、
「普通」でいた。

他人事の話ではない気がした。
自分自身にも当てはまる話であり、主人公同様に見られていることもあると感じた。

あることをきっかけとして、主人公は正常と思われるが、それも非正常のなれの果てでしかない。

主人公は「コンビニ」という箱で一生を終えるのだろうが、彼女のひたむきさを汲んでくれる人が現れてほしいとも思った。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.352
(5pt)

大人の純文学

「よくもこれほどいらんことを書いたな」と痛快な気分になる読後感でした。
ブラックユーモアに満ちた、読みやすい文体をもって未熟、軽薄と評価すべきではありません。事実、試し読みをした瞬間私はお腹が空いてコンビニエンスストアに食べ物を買いに走りました。破壊的なまでに効果的な文体と評価すべきであって、コンビニの売り上げに貢献こそすれコンビニを貶める効果は一切持たないと言えるでしょう。主人公が「普通」とは言えないことを考えればこれは驚くべきことです。
奇妙な主人公はコンビニエンスストアで働くレクター博士のごとく、読者に代わって凡庸さと闘いながらもサバイバルを図る喜劇女優です。「普通」であることに疲れたすべての大人に向けた、「自分らしさ」を回復させる物語であるである一方、凡庸に隷属する事からの脱却が凡庸の象徴であるコンビニを必ずしも排除しない、そこは実のところ問題ではないことを示し、「自分らしさ」の立脚点を完全に自由なものにしていることに意味があります。
もっとも、この作品は未成年に勧めがたいほど過激な反社会性を持つと思います。決してそれは暴力や性表現を含むからではありません。そうではなく、作者が登場人物たちに対して正誤の判断を下さず公平だからです。「この言動はひどい」「その考え方はどうなのか」という判断はあくまで読者にゆだねられており、しかも、わかりやすい犯罪でも暴力でもないからです。主人公にははっきりとした病名もありません。ただただ感情移入して読む読者には不向きでしょう。他方、主人公の反社会性や、それを描写することの差別性に反応し、排除する読者にも向いていないと思います。
主人公が「コンビニ人間」として自分を見出すことは、たとえ間違ったことであったとしても主人公の人生を現実問題として輝かせています。他方で、その間違いは決して正さなければいけない性質のものではないが、指摘し笑いものにしたいと思う人がいることもまた否定しない、という公平な姿勢で作者は書いています。主人公にとってゴールである「社会適応」について、別に正義とも何とも言う気はないのです。主人公に対して読者は違和感を持って当たり前だが、苦笑しつつも付き合ってやってほしい、というのが作者の立ち位置のように思います。また、そのメッセージが良く伝わるように、あえて何の障害と特定できない設定にしているのではないでしょうか。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.351
(5pt)

コンビニ経営の申し子

いつか、古倉さんの「コンビニ経営コンサルタント」的な才覚が認められ、現場・本部の両方で愛される人材になっていきますように
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.350
(4pt)

「普通」でいることって結構大変

子供のころはサラリーマンになって「普通」の人生を送るだけなら簡単・楽勝なんだろうなと思ってました
この歳になって「普通」であり続けることの大変さをしみじみと実感しています
世の中には「天馬空を行く」ように「普通」の人生を送っている方もいるのでしょうが、この主人公ほどではないにせよ、大抵の人はともすれば滑り落ちそうになる一線を踏みとどまって、なんとか「普通」であり続けているのではないかと思いました
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.349
(3pt)

直木賞っぽい芥川賞受賞作品?

一般の人が一般的に一般でないと言われる人達を観察した論文っぽいので一般の人が読むと面白いかも!
又、一般的に一般でないと言われる人にも一般の人はこう思っているのかと感じる面白さはあるような気がする
どちらにしろ人間の構造的に1/2に分けた片方の分類の人達は大変だなと思った
(勿論、もう片方の1/2の分類の人も別の大変さはあるけど)
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.348
(5pt)

コンビニと自我の一体化

コンビニ人間 村田 沙耶香著

社会生活を行っていく上で本来の自分とは異なる「社会的な外面」を誰しもが持っているが、その社会的外面は、本来は「個人の要請と、周囲・社会からの期待・要請との間の折り合い」の上に形成されるものである。ところが、同調圧力の強い日本では、「個人がどうありたいか」よりも「社会、コミュニティが期待する像」により比重がおかれる。

また、内向型人間は興味が内側へ向いているため、興味が外側へ向く外向型人間よりも「社会的な外面」の重要性に疎く、社会で自分がどう見られたいか、ということに問題が生じる。

主人公の古倉は子どものころから、過重な「社会、コミュニティが期待する像」を受け入れることが難しく、また外向型人間とは違う感覚、考え方のため、適切な社会的外面をまとうことができなかった。しかし、社会で生きていくための必要からどのような人が最も求められているかを考え、たどり着いたのが、「コンビニのような何でもでき、何でも置いてあり、必要であればいつでも対応できる人物」であった。そこで、コンビニと自我を一体化することで、自分の居場所を発見し、間接的ながら社会と接点も見つけたのだと考える。

「皆、制服を着て同じように働いていても、前よりも店員ではない気がする」

同居する白羽とのことが店内で話題になったときにそう感じたのは、古倉にとって理性的で機能的であったコンビニに、肉や情念が入り混じり始めたためであろう。

同居する白羽は、社会的外面を被る能力もないため、分離できていない母親の代わりに古倉の子宮の中へ(象徴的に)入りこもうとした。そして、コンビニ店員では自分を守ってもらうためには不十分なため就職を勧めるが、自我形成が十全でなく、コンビニ店員の外面を借りてきてようやく生きてこられた古倉は結局はコンビニへ戻り、関係が終了する。

社会に適合できない、コミュニケーション障害など、社会にうまく合わせられない個人が非難されがちだが、多様性を認められない日本の構造の方にこそ問題があるのではないか。それらをうまく捉えた作品であった。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.347
(5pt)

ひとは金をかせぎ金を使って生きていく

人という動物は金をかせぎ金を使って生きていきます。金をかせぐには、おおまかに言って2通りのやり方があります。すでに金のある人がその金を貸すことでさらに殖やす方法、充分に金のない人が自分自身のサービスを提供してその代価として金を得る方法の2通りがあります。このレビューを読む人の99パーセントは後者であることでしょう。
この小説「コンビニ人間」のコンビニ部分を自分自身の職業と置き換えてみたらどうでしょうか。これほど喜ばしいことはないのでは?自分自身がその職を渇望しているのみならず、解説にもある通り企業側からみても本当に望ましい労働者です。
ゆえに問題となるのは、それで「健康で文化的な最低限度の生活」が送れるかどうかです。そしてそれは、個々人の問題というよりは、行政の問題であると考えます。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.346
(4pt)

純粋な心

彼女の考え方が面白い!
常識とはなんだろうと考えてしまいます。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.345
(4pt)

居場所があることはいいこと

発達障害、適応障害の知人がいるけれどうまく社会になじめていない感じを受けるけれど、この主人公のように、どのような形であれ、他人からどう思われようが、社会と接点を持てることは幸せなことだと、改めて感じさせられました。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.344
(5pt)

コンビニ中心の生活を描いた

現代にあり得るかもしれないお話で、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
主人公が少しずつ変わっていき、どんな結末になるのか楽しみでした。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.343
(4pt)

決して万人受けしないが、考えさせられた

友人からの紹介で読んでみました。
そんなに重くなく、普段漫画ばっかり読んでる自分でも、2時間あれば余裕で読めます。
コンビニという、今では当たり前になった業態において、こんなに人間にフォーカスを当てた作品は見たことなかったです。
内容は万人受けするものでは無いかもしれませんが、考え方の多様性を重んじる風潮の現代で、すごく考えさせられました。
あと、コンビニの細かい描写とか、結構楽しいです。
さらっと読めるのに、現代の人間を見つめるような、そんな作品でした。
面白かったです。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.342
(5pt)

立場など関係なく、居場所を掴めたことを幸せに思う、後悔などするはずがない

とても面白かった。自閉症スペクトラム臭のする女性がコンビニだけで社会と繋がっていた。まさにコンビニ人間だった。社会と繋がり(居場所)を掴めた人は幸せだ。
ちょっと違う気もするけど、『自分にとっての全て』という意味ではミュージシャンにとっての音楽や、僕にとってのロックとかとも少し通じているのかも知れないと思ったりもした。つまり彼女にとってのコンビニは信念でもあり生き様でもあった(僕はロックが執拗に好きなだけで全然それに殉じてはいませんが…)。

頭がおかしいっていうのは、げに悲しくも、愛おしく切なくもあると感じた。主人公はふつうとズレているがけなげであり、悪いことは何もしていない。頭なんかおかしくてナンボだよと笑い飛ばしたり、受け入れたりすることが必要な場合もあり、あたりまえに普通でいる方が図々しいこともある。

白羽は「後悔するぞ」とほざいていたけど、彼女がそれを大切にして後悔するはずがない。社会と繋がりを掴めたことは羨ましいほど幸せなことだ。それは彼女にとっての生き様であり信念なのだから。彼女はコンビニ人間なのだから。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.341
(5pt)

普通って何だろう❓

自分は、イイ歳のオッサンですが共感出来ました。少数派だろうがなんだろうが、自分は自分らしくあれ。そんな気持ちにさせられました。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.340
(2pt)

レビューは良いけど…

ストーリー自体は読みやすかったけど、読み応えがなかった。
知的障害?のこういう人も実際に居るんだ…くらいでした。
コンビニのバイトも中々大変なんだなぁとは思った。
コンビニで働く事をこんなに生き甲斐にしてくれる人が居るのは雇用側からすれば有難いだろう。
とにかく本が薄くて字が大きくて読みやすかったです。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.339
(5pt)

村田沙耶香は天才

やはり村田沙耶香は天才だと思った。

小4になる私の息子は幼い頃にアスペルガーと診断されている。
たしかに、その時まず私が息子に思ったのは、息子はちゃんと「就職」して「恋愛」して「結婚」して「普通の幸せ」を味わうことができるのだろうか?ということだった。

息子は幼い頃から、明らかに集団の中で浮いていたし、友達は気味悪がって近づかなかった。
ただ息子は一人で遊んでいたときにその自分のテリトリーを荒らす友達が邪魔で、突き飛ばしただけなのだ。
そのうち、息子は年の近い男の子には近寄らなくなった。
私がそう言った訳ではない。8歳の頭で考えたなりの処世術なのだと思う。
でも、担任の先生には「いつも休み時間は静かに本を読んだり、女の子とお喋りをしたりしています。年の近い男の子のお友達とも仲良くできるといいんですけど」と面談のたび言われる。
その時に、私は、普通ってなんだろうと考えることになる。
ちなみに息子は、朝きちんと自分で起き、朝ご飯も自分で食べ、体調不良のとき以外は必ず学校に遅れず行き、宿題は欠かさずきちんとやり、決まった時間には必ずゲームをやめ、寝る。
私や先生の言いつけは真面目すぎるほど守る。

私は普通に恋愛して結婚して子どももいて、仕事もたまにサボるし、ゲームして夜ふかしもするし、二日酔いで仕事に行くことすらある。
ファッション雑誌を見てはお金をかけるし、趣味はたくさんあるし、ママ友とのランチは大好きだし、欲にまみれた「あちら側」の「普通」の人間なので、息子やこの本の主人公にはむしろ尊敬の念すら持つ。

この小説は、特にハッピーな話でもないし、暗くて辛い話なわけでもない。
ただただ、一人の人間がそこに存在しているというだけの話。
村田沙耶香は決して現実から並外れたことを書いてるわけではない。
主人公や白羽のことも、気味悪がる人もいれば、理解不能だと言う人もいるのは、当たり前だと思うし仕方ないことだ。少数派だから。
ただ、欲にまみれ、愚痴ばかりで、人の悪口ばかり言い、ないものねだりして、そして勝手な幸か不幸かの物差しにブレる「普通な私たち」のが、もしかしたら不幸なのかもしれないな、ともふと思った。

ただ私は、白羽のことは結構好きだな。アイツ、結構人間臭くて意外と優しいとこあるよ(笑)
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.338
(3pt)

ラストがちょっと腑に落ちない

コンビニ店員の表現がとてもうまい。しかし、展開が少なくあまりワクワクしなかった。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.337
(5pt)

人工知能が抱く不条理

現代日本社会の「普通に普通」を風刺的に捉え、未来の社会象も射程に収めたグロテスクでユーモラスな寓話として読める。登場キャラクターは極めて直観的で劇画的な造形が施されている。環境が「人間」をつくり、環境が「普通」を醸造していく。この時、危ういのは環境が人に強制するものへの無批判な態度というよりは、それ自体を認識できない状態であり、この小説を偏見や差別的な内容のものとして捉える人はただ端にナイーブとされるだけに留まらず、小説の中に取り込まれ徹底的な批判を受ける対象ともなるので心地良い読書感は望めないかもしれない。ただ、この小説の凄みは、すでに手垢にまみれた主題である「ステレオタイプなカテゴラズによる個人の排除」という社会病理を扱った古臭いものではなく、それをあくまでも見せ玉に使うことでなされた、近未来に到来するであろう「非人間」と「人間」が織りなす不条理劇を予感させるところだと思う。面白かったです。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.336
(4pt)

中々、面白かった。

若い人たちの、考え方を知りたかった。それに、最近の芥川賞の作品を読んでいなかったので、
選定基準など、どんな基準があるのかとの興味もあった。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.335
(5pt)

良い

うん、人は人。
自由に生きていいんだと、
この本を読んで思いました。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185
No.334
(2pt)

この本を読むのには期待感を持ってはいけない

賛否両論分かれる本
言われたことは出来るが、そこに至るまでの過程まで説明されないととんでもないことをしてしまう、システムのような女性が「コンビニ」という役割を得て、人間らしく生きようとする。いつしか年齢と共にそれが「人間らしく」に当てはまらず、そこから脱しようとするために…という本
システムとしての主人公の視点から、「人間らしさ」を自分にも他人にも強要するこの世界を見ることができる内容だった
そこは大変面白い着目点だとは思ったが、話の動かなさ、起承転結のなだらかさ、何を伝えたかったのかわからない内容…というのが目立ち、本を読み終えた時に真っ先に出るのが「あ、終わりなんだ」という困惑
正直、自分には合わなかった

いつも見ている風景と違う角度からこの世界(というより日本の社会)を除いて見たい方にはおすすめします。
が、なにか本が読みたい。本で満足感を得たい。芥川賞賞を受賞した作品に興味を得てレビューを読んでいるという方にはおすすめしません。
コンビニ人間 Amazon書評・レビュー: コンビニ人間より
4163906185