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ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台
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ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 81~100 5/6ページ
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シリーズラストはシェークスピアである。小学校高学年の頃、学校の図書館で「少年少女文学全集」を借りてよく読んだ。ダイジェスト版だったが、挿絵がけっこうあり、面白かった。そんな中に本書にも出てくる「ヴェニスの商人」があった。令嬢ポーシャが裁判官に扮装した挿絵が美人だったのを今でも憶えている。 当時はシャイロックが完全に悪で、その結末に溜飲を下げたものだが、本書を読むと、キリスト教徒によるユダヤ人迫害や偏見が有ったという一面も書かれており、現在では、多種多様な解釈が成されて上演されているのが興味深い。 最終巻らしく、登場人物も志田が帰ってきて、脇を固めている。栞子と母親(智恵子)との確執はどう着地するのか。結婚を視野に入れている大輔に対する智恵子の鉛弾のような言葉にハッとさせられ、大輔の萎えた気持ちを奮い立たせる志田。母親の投げた言葉を忘れてという栞子。 後半は古書会館での振り市で、ファースト・フォリオの真贋を駆け引きする栞子、智恵子、それに本編の強烈なキャラクターである吉原喜一が絡まり、予断を許さない。この辺り、智恵子の非情さや吉原の狡猾さを読者は知っているので、本当に緊張感が高まる。 ビブリヤ全7巻を読んできて、労作であるのを感じる。もっと読みたい気もするが、ここはひとまず完了して、鋭気を養って下さい。 | ||||
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完結したので、1巻から通読しました。読み返してみても、やはり面白かったです。良いシリーズです。 そして、このシリーズのもう一つの楽しみは、次の作品に使われる題材を読者が予想する所にもありました。 さて、スピンオフが出るとの事ですので、次の題材を予想します! 内容は・・智恵子(母親)と登(父親)の関係が未だに曖昧なので、智恵子の視点になると思います! 題材は・・ズバリ!アガサ・クリスティでは・・? 根拠は・・ 〇聖書とシェイクスピアの次に読まれている作家と言われている 〇やはり失踪事件をおこしている そして何よりも重要なヒントは・・吉原喜市! 〇卵型の頭の小男 〇自尊心が高く、おしゃれ 〇芝居がかった物言いと仕草 ・・これって、口髭を付けたら・・エルキュール・ポワロでしょ?この男が絡んでの展開かな? まぁ、予想が当たるか?・・はともかく、次のスピンオフにも期待しています! | ||||
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1巻からずっとよみ続けてきましたが、シリーズ全体を見ても、この一冊のみをみてもうまく話のまとめられた、とても良い本でした | ||||
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最終巻らしく、今までの謎が綺麗に解決されていて、(全巻からずっと気になっていました笑笑)最後まで楽しめました! 五浦さんと栞子さんの関係…憧れます!! ビブリアシリーズを読むことで、少しだけでも古書について知れて良かったです。どこかで古書堂とか見つけたら寄ってみたいな〜と思います。 実写化やスピンオフなどこれからも楽しみです!! (…実写化は誰が栞子さんをやるのでしょう?前のドラマの様にはなりませんように…!) | ||||
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テレビドラマ化など大ヒット、派生作品も多数現れたこのシリーズも最終巻。 シリーズ開始当初から謎に包まれていた栞子さんの家族との関係が、不穏な空気を含んだまま進んでいきます。 これまでの作品は主に日本の作品でしたが、最終巻はウィリアム・シェイクスピアの作品が取り上げられています。 今回は、作品そのものよりもファースト・フォリオであったり、ファクシミリといった書籍がどう作られて、どう受け継がれてきたのかというトリビアがすっと物語に馴染んでいるのが「相変わらず巧いな」という印象です。 これまでの巻で、栞子さんと五浦さんの関係は出来上がってしまっているので、ラブコメ感は薄めですが、その替わりといってはなんですが母親である智恵子との関係が丁寧に描かれています。 物語のラスト、大逆転劇の中で母娘の耳打ちは台詞として書いていませんが、その内容と距離感がエピローグであかされる演出は素敵で、この物語らしい閉じ方だなと思いました。 「本を好きになる」小説、本当に最後まで楽しませて頂きました。 | ||||
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古書にまつわるさまざまなエピソードが盛り込まれたこのシリーズも完結となりましたが、いっきに読了。最後まではらはらさせるような展開でよみごたえがありました。このシリーズで古書というものの予備知識を知るきっかけになった人も多いのかもしれません。もうないのかと寂しく思っていたら、スピンオフなども出てくるそうなので楽しみです。 | ||||
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万感の思いで待っていたビブリアの続編ですが、これが最後とのこと。少し寂しいです。 | ||||
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娘と一緒に読んでいたビブリア古書堂。ついに最終巻。 嬉しいような寂しいような。 本に張られたたくさんの付箋を一つ一つ丁寧に外していくような丁寧な伏線の回収。 ひけらかす感じではなく、むしろ淡々とつづられる古書の見識。 作者の方のお人柄でしょうか?とても好感が持てました。 お母さんが出て行った理由の、『古書好きなら誰もが追いかけざるを得ない本』(だったかな?) という大風呂敷もきちんとたたまれて、心地よいラストでした。 私がすごいなと思ったのが謎解きの所。栞子さんに頼まれて五浦さんがした行為は ヴェニスの商人のあのシーンを思い出させますよね。 細かく読み込むといろんな所にシェイクスピアを彷彿とさせる所があって面白いです。 続編と映画化が楽しみです。あ、あと『栞子さんおすすめの100冊』みたいな本もぜひ出してほしいです。 楽しかったです。ありがとうございました&お疲れさまでした。 | ||||
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ビブリアシリーズも終わってしまいましたね。多少の差異はあれ、自分の望む終わり方でしたが、心のどこかでは誰もが予想だにしなかった展開を期待していました。オ大団円で幕を閉じたこの話は、いくらでも後日譚が想像できます。もしかしたら三上さんはその余地を読書に与えてくれたかもしれませんね。2人のような関係性に憧れる一方、自分も何か芯となるものを持たなければなと思いました。 | ||||
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シリーズ全部読んできて、最後に背伸びした作品をテーマにしたなぁという感想です。ささやかな人間の機微が多かった印象があるのですが、今回は明確に物語的なクライマックスもありますし、人間関係も大きく変化する部分で一区切りはいいのかなと。それでも志田の事とか父親の事とか語られてない事はそこそこ残っていますし、伏線全部回収して終わらせたという感じではなくて、この視点は終わりという感じ。また、これまではカバー絵は写実的なパースペクティブがあって内容とそこまで深くリンクしている印象はありませんでしたが、本作は寓意的で秘められた意味がまだ見つけられそうです。 物語としては過去の人物をあらかた網羅しており、ファンには嬉しい上に、登場人物が多いにも関わらずとても読みやすく、あっという間に読み終えてしまいました。ミステリーは多少読むのに引っかかりが多くてもいいのですが、名作と言われる推理小説にちょくちょくある文体の生硬さやうさんくさい描写がなくて、水みたいに染みこむなと。少しだけ不満を言わせてもらえるなら、駆け引き相手達の底が見えなすぎて、主人公達があまりに幼く見えてしまう事、恋愛要素は結局最後まで必要だったのかなぁという違和感がある事、リスクが高すぎる賭けに出るインセンティブが希薄だった事ですかね。正直、本質的な部分で母親は異常者であり、特に必要もない勝負をやって才能を評価されてホイホイついてくヒロインはどうなんかなと。ワトソンがホームズの知識や能力がモリアーティーのそれと同じである事に危惧を示していますが、探偵としては愚鈍なワトソンやヘイスティングスは社会的な常識や人間性の重要な基準になっています。主人公もまあ平凡善良な方でいいコンビだとは思いますが、ヒロインとの関係が恋愛という危うい物である事を考えると、再び夫だけが古書店を引き継いで実直にやっていく事が繰り返されそうな予感。まあ、そういう形でスピンオフに出てくるのも嫌いじゃありませんが、これまでの積み重ねからすると悲しい予感です。 | ||||
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6巻から2年以上間が開いてストーリーを忘れていましたが、 前巻を読み返さなくてもそれなりに読み進められる親切設計。 複雑な血縁関係を扱い、さらにシェイクスピアという大家をテーマにどう料理するか、 ものすごく難しい枷のある物語でしたが、うまく収束させていました。 田中や吉原など敵対した人物との本当の和解や、 母親の想いなど、まだまだ掘り下げる余地がありそうなので、 そこを想像しながらスピンオフを待つのもよさそう。 実写映画化は綾瀬はるかさんで、ぜひ! | ||||
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今回で最終回でしたが、スピンオフが出るとの事なので楽しみにしています。 | ||||
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読み終わりました。実写映画楽しみです。個人的には、栞子役AKBの入山杏奈ちゃん、大輔役桐谷健太さんがイメージに近いかな。智恵子役?梅宮アンナさんでどうでしょう?同じあんなだけに。 | ||||
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すべての謎が明らかにされ、栞子さんと大輔が結ばれる。この巻だけでも、十分波乱に富んでいて、面白い。やっぱり、ハッピーエンドは、良いです。 | ||||
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とにかくハッピーエンドで締めくくりファンは安心しました。映画やアニメもいいですが、スピンオフを楽しみに待つことにします。 | ||||
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文字が読めない書店員と、母との確執を抱える古本屋をめぐる物語 かなり待ちましたねぇ。とうとう最終巻になりましたが、 よくある、「売れなくなったから最終巻にしました」ではなくきっちりした 内容になっていてとてもうれしいです。 ビブリアの最終巻です。 この巻では、洋書をめぐり、祖父から母に出された課題、そして 母が放浪の旅に出た理由、そして、祖父の番頭的な人が 出てきて話は終盤に続きます。 久しぶりに栞子さんに会うことができました。 かなり前の巻から時間が経っていたのを 感じさせないのは、うまく導入部で思い出させてもらっているからと思います。 また、母の放浪の理由、そして祖父との確執など、色々な糸がつながってきて とてもいい作品になっています。 謎解きというか、古書をめぐる栞子さんの洞察は、すこしあっさりしているものの 最終巻としてはしょうがないところだと思います。それよりも これまでの謎がうまく説明されて気持ちよく読み進めることができるのが とてもいいと思います。 番外編や映画化もされるらしいのでまだ栞子さんには会えるみたいなので また会える時が楽しみです。 | ||||
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作品は、相変わらず面白かったです。この作品は、退職した部下も愛読しておりともに面白さを語り合ったこともあるので、終わることが感慨深く感じさせますが、スピンオフなども今後出版予定とのことで、もうしばらく楽しめそうでなによりです。 二人の関係も進展しよいハッピーエンドでした。大輔君も智恵子さんに気に入られて、婿養子は問題なさそうです。 ただ、「わたしはわたしではない」この言葉が妙に心の余韻となって跳ね返ってきます。日々の日常に埋没し、今の自分が本当の自分ではないと感じたことは、私も含め感じたことがある方も多いと思います。でも、本当の自分とは何かと考えたところで答えは返ってきません。なぜなら本当の自分を探すために日常を捨てることなど私にはできないから。ある意味、智恵子さんの生き方がうらやましく、素敵に思えてしまいます。 この作品は、誰の視点に合わせるかで、幸せの度合いが人それぞれということがすごく認識できます。 三上先生よい作品を提供してくださってありがとうございました。 | ||||
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大きなヒントが隠されていた。最後はシェークスピアでしたか。古本の奥深さ(怖さ)を感じさせられたシリーズでした。お疲れ様でした。 | ||||
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この作品を1巻からずっと読んできて最後まで拭えなかったのが、主人公五浦の人間性でした。 最終巻で多少は活躍しますが、篠川親子とは不釣り合い。 類い希な才能を持った美女とフリーターという現実にはあり得ない組み合わせが感情移入を阻んでどうも読後がスッキリしない。 最終巻のストーリーとしては無難にまとまっていますが1~3巻ぐらいまでの爽快感はもう感じなかった。 無駄に続くよりこの辺で終わってよかったです。 | ||||
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この巻で、とりあえず区切りはつきました。 これまでの巻を読むと、今後の話の流れに関して「もしかして栞子は…」、もしくは「栞子は大丈夫だろう」と思う方がそれぞれいるかもしれません。 個人的に、そういう意味では少し尻切れトンボ感がありました(そのため☆-1)。 その辺はスピンオフなどで描かれるのでしょうが、今後の展開に期待して☆4だと感じました。 | ||||
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