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(短編集)
海の見える理髪店
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海の見える理髪店の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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息子と父、娘と母、妻と夫、息子と父、妻と夫と、家族の物語による短編集(一編だけ家族の不在が描かれるが、それも家族の描き方のひとつだ)。解説の斎藤美奈子が書いている通り、奇想天外なアイディアがベースにあり、それを「しんみり」に落とし込むものが多い(「成人式」がその典型)。ただ「しんみり」度ではやはり浅田次郎の方が上をいくように思う。奇天烈なシチュエーションに振り切った話の方がいいように思うけれど、この方向では三崎亜記がいるしな。 | ||||
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生きていれば本当にいろんなことがある 店主はなぜそんなに多弁になれたのだろう すごく気持ちの良い物語を想像していたのだけど | ||||
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テレビを見ながら読んだせいか、ちっとも頭に入ってこない。 早口の親爺さんの、おしゃべりを聞かされてる感じだ。ちっぽけな床屋の親爺さんの人生。最後に、客の正体がわかる。どうして親父さんは気づいたんだろう。 | ||||
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amazon内容(「BOOK」データベースより)以下、 店主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが…「海の見える理髪店」。 独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は…「いつか来た道」。 人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。 父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集。 直木賞受賞作。 ※ 直木賞をとったという事で、たまたま見かけて思い出して手にとった本書。 「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の短編集、6編。 再スタート、がテーマなのかな。昭和生まれ、30、40代くらいの人が読みそうな。海の…から順番に、感慨深かった。人生にありそうな、陰の部分だね。 個人的には「いつか…」と「空は今日も…」が読んでて辛い、スカイは感性で巧い、「成人式」は軽いノリで救われた。どうにかして乗り越えていくしかないよね無茶でも馬鹿でもと苦笑いしながら読了した。気分はいい。 あんまり賞にこだわらないでゆったりとしましょか、な本書でした。 「海の見える…」が伏線読み取って、一番いいかな。 よき読書でした。 | ||||
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よく人が死ぬ小説です。死にまつわるドラマは印象に残りがちだけれど、短編集のわりに死にすぎでは。もう少し明るい内容が多くてもよかった。 | ||||
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いわゆるよくある感じの物語だったな。。。という印象。心が落ち着く部分はありますね。 | ||||
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高3長男が、テストの題材で授業中に解かされ、感動のあまり泣いてしまったと帰ってきたのでKindleで購入。直木賞受賞作なんですね。文章は上手だし、表現は的確で読みやすい。しかいしかんせん「オチ」が最初から読めるのでつまらないし、そのための伏線の数々もわざとらしく見えてしまう。結局泣かせるためだけの本か~と思って終わり。私個人としては好みではない。だったら朝井リョウさんの計算し尽くされた馬鹿馬鹿しさや、こだまさんのリアリティの不気味さ、あるいはそもそも何か「凄い人」がふっと吐き出す言葉がいいな。 | ||||
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直木賞受賞作ですが、これまで未読だったのは、評を見る限り、自分の好きな荻原作品に見えなかったから。 受賞時の宮部みゆき氏の選評である「荻原浩本来の持ち味であるアイデアがぴりっと利いた物語性豊かな作品で受賞してほしかったという想いもあるのですが」というコメントに、近いものを感じます。 いちばん響いたのは、表題作よりも「遠くから来た手紙」。「愛しの座敷わらし」を彷彿させる、ちょっとオカルティックな描写が楽しめました。 あと、「成人式」はせつない。いつ、どんな見送りが今生の別れになるかわからない。そう思うと、一日一日を大切にしよう、という気にさせてくれます。 いい作品に違いないのでしょうが、初期の荻原浩に近いぶっ飛んだ描写と、最後にホロリと落とす展開の長編が、今後も出てくることを期待してます。 | ||||
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タイトルにもなっているストーリーが一番面白かったです。 | ||||
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直木賞受賞作ということで読んでみました。6つの話が入った短編集です。 読みやすい文章で、登場人物の背景など誰にでも理解しやすい設定だと思います。 ただ、その分、今後の展開も予測がついてしまって、「そうなるんだろうなぁ」と思ったら本当にその通りになってしまって、物語が終わるところが残念。 もう少し意外性が欲しいです。 だから、謎を抱えた登場人物の謎が明らかにされるまでに読者はとっくにその謎が解けてしまい、そこからの展開は退屈そのもの。謎が分かって主人公だけが驚いていて、読者は「うん、そうだったんだよ・・。知らなかったのは君だけだ。」と少し白けた気持ちに。 あと、前半部分がダラダラ長くて、結末は「え、これで終わり?」みたいな話もありました。もう少し長く書いて物語の展開があってもいいかな。 前半はそんな話が多く、途中で読むのをやめてもいいかなと思ったのですが、さすが直木賞受賞作で、後半は感動できるよい作品もいっぱいありました。 途中で読むのをやめようと思ってる人は、パラパラめくって面白そうだなーと思える作品も読んでみることをおすすめします。 私の好みによるところも大きいですが、いいなと思ったのは目次の3作目と5作目と6作目です。表題作の1作目もまあまあですが、展開がすぐ分かるところが残念。 星3にするか、星4にするか迷ったのですが、やっぱり直木賞にしてはもう少し深みのある作品がいいなと思ったのと、まあ、好みの問題もあるんですけど、 やっぱりいささかあっさりし過ぎなような気もして、今度この作者の本をぜひこれから読んでみたいかと言われると、そうでもないかなー。ということで星3で。 | ||||
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読みやすいです。短編集ですが作品に好き嫌いがあります。受賞作ということで期待しすぎたのか、評価は難しいです。 | ||||
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NHKラジオ「新日曜名作座」で「海の見える理髪店」を脚色した放送を聴いた。 いつにも増して印象深いデキだったので、その原作を読みたいと思いkindle版を購入。 この原作もたしかに佳作だったとは思うけれど、脚色者、出演者のウデのおかげか、ラジオの方がかなり良かった。 この他の作品は書き流した凡作で、市販のジャムに入れられたペクチンのようなもの。 永らく直木賞受賞作品というものを読んだことがなかったが、残念、の一言。 | ||||
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私のお店は、住宅地にあります。開店してから37年が経ち 既に 世代交代を済ませ 私のお客様方々も 引き続きご来店頂いてます。お客様の中には 上場企業の会長様・大病院の院長様・名司会者と言われた◯◯様など 沢山のお客様に利用して頂いてます。皆様の呟く一言やプライベートな相談事に 耳を傾けて居ますが、ご利用下さる方の中には 余命 僅かながら当店に来て頂けてる人も…また 遺族の方からの形見分けなども 預からせて頂くことも…全て 理容師になってから 素晴らしい出会いを しております。 主人公と自分を ダブらせるわけでは ありませんが 理容師やお医者様など プライベートな所に触れられる機会のある人は 少なからず 同じ体験を してると思います。と、思うと 鼻頭が きゅっとなり 目頭が 熱くなります。とても 共感できる内容となってます。…素晴らしい作品ですね。読む切っ掛けを作ってくれた お客様に感謝です。 | ||||
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6話の短編集。 登場人物も設定も全く異なる。 全体のテーマとしては、夫婦や親子関係に代表される 家族への愛情や喪失、葛藤・悲哀など。 1話1話のボリュームは少なく、 文体的にも読みやすい。 内容的には、物悲しい話が多い。 悲しい出来事があっても、残された人間(当事者)は 生きていくしかない。 作者が伝えたいことの片鱗は理解することが出来る。 だが、読後感としては、良いものは少なかった。 どちらかといえば文学的・精神的な物語が多い中で、 超常現象が出てくる話もあり、興をそがれた気分となった。 その中において、個人的には、「海の見える理髪店」と 「空は今日もスカイ」が心に響いた。 | ||||
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普通の短編集。何故直木賞 奥田英朗の向田理髪店のほうが面白い。 | ||||
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直木賞ということで期待して読みましたが、特に良い所も悪い所もなく、普通の作品だな、というのが率直な意見です。 あまり期待せずに、「普通の短編集」だと思って読んだ方がよいかもしれません。 | ||||
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短編小説の寄せ集めです。表現力が豊で文章もお上手ですが、感動しません。来るものがないのです。もうちと大衆的な作品だと良かったですね。 | ||||
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海辺の小さな町にある古風な洋館を改造して床屋を営む老人。 完全予約制で椅子もひとつだけ。 結婚式を控えた若者がネットで調べて初めて訪ねたに店だったも拘わらず、 店主はなぜか饒舌だった。 自らの生い立ちから今に至る経緯まで洗いざらい語った、その訳とは…。 表題作など、6編の短編集。 健さん(高倉健)を思わせる俳優との出会いを語る老理容師の表題作から、 亡くなった娘が生きていたら今年は成人式だという夫婦の物語「成人式」 までほとんど、回想が大きなテーマである作品がならんでいる。 一編一編は嫌いではないが、全体として盛り上がりには欠けるかな。 | ||||
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高齢の私には、若い時読んだ小説、例えば大岡正平、吉行準之助、など戦後世代に物はよく読んだが、昨今は、経済や世相に関する本をよく購入して、現代の小説にはあまり触れたことがなかった。荻原氏の表題の本を求めよんだが、それなりに面白く読んだが、年齢のせいでか、深く心には残らなかった。 | ||||
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数日後に発表される直木賞の候補にあがっている作品です。 荻原さんがこの賞にノミネートされるのはこれで5回目。 正直、今までの4回は私が個人的に「荻原さんがこれで受賞じゃいやだ!」と思ってしまうようなあまり好みではない作品ばかり。 なら今回は?というと、今回も・・・・・これで受賞はいやだ。 好きな作家だけにこれでは獲ってほしくないという気持ちが強いです。 なんというか、荻原さんらしいコミカルさがなく、読んでてパリッとしませんでした。 だけど、6つの短編のなかで「成人式」は異彩を放っていました。 これぞ荻原節!!と言えるぶっ飛び加減が気持ちいい。 これと表題作はまぁいける。でも他の4作がなぁ・・・直木賞はない気がします。 | ||||
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