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草原の椅子
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草原の椅子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 1~20 1/3ページ
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夫に勧められ読みました。 情景が浮かびとても読みやすかったです。 宮本輝さんの他の本も読んでみたいと思います。 | ||||
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25年前から日本社会は何も進歩していないことに驚いた。 誰も大人にはなれなかったのだと思う。 今でもおとなとは?と考えさせられる内容です。 2024春 | ||||
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2度読み返す本は珍しいのですが、フンザのホテルで夜空を見上げて宇宙と一体になりたくてリピしました。 フンザには行った事はありませんが、本当に宇宙に溶け込む感覚を味わえるので不思議です。 | ||||
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ひょんなことから生まれる「縁」が自分の生涯にずっと影響を与えることがある。それは偶然のようであるが、必然だったりする。自分が求めずにしても得る境涯を桃源郷と言うのではないかと、考えさせられる作品である。 | ||||
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さあて、読もうかと開けたら。 カバーは「上巻」ですが、中身は「下巻」。 安いものなので手間をかけて返品しませんが、ガッカリ。 同じものを本日発注。 | ||||
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長年の宮本輝ファンです。読み始めたので下巻まで読みましたがひとことでいうと残念な作品だった。 柳沢きみおの「大市民」と同じで日本をグダグダ批判するだけで解決に動くわけでもなく、自己陶酔で終わっている感じ(大市民はギャク、グルメ、エロなども織り込まれ他に面白い要素があるが)。 母親に捨てられた子供の世話を登場人物たちがしたり「立派な人」的な色付けはされているが、なんだかそれもとってつけたようで微妙感がある。 昔の宮本作品の登場人物たちは、誰か、何かのせいにせず芯を持って生きていく、という人が多かったように思う。中年男性同士が大人になって出会って友情を結ぶというのは面白い設定だが、もっと素敵な人物を描いてほしかったなと思った。 (追記)著者が信仰されている宗教がそんな感じだから仕方ないのかなあと思っていたら、 他の方のレビューを拝見して、この新聞は反日で有名な某新聞掲載だと知りました。だからこう言った日本ダメ、政治家ダメ、官僚ダメ、という論調なのだと納得しました。 | ||||
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元々好きな作家ですが、unlimitedで紹介されて読みました。いつも通り読後感が良くて、そのまま下巻をダウンロードして一気に読みました。文字の大きさも読みやすく、楽に読めました。 | ||||
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宮本輝氏の作品は名作揃いですが、この作品もその一つ。 登場人物の魅力、物語の面白さに加え、人生の示唆に富んでいる。 | ||||
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文庫本で上下巻です。 人に勧められた本で、自分からは手に取らない本だなぁと思いました。あらすじが暗い話っぽいので。 実際に読んでみると、思っていたほど暗い話ではなかったのですが、私には合いませんでした。 いくつか印象的な言葉もありましたが、それよりも「国への憎悪」がすごくてですね。本の中でちょくちょく出てきて、正直くどいです。内容も似たようなものなので、うんざりしました。 物語の中に組み込まれているというよりは、その主張のために小説を書いたという印象。主張があって、物語がある。主張がメインで、物語は副菜のような、おまけのような感じを受けました。 著者が下巻のあとがきで似たようなことを書かれていましたので、この感覚で合っていると思います。 | ||||
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中年男同士の友情と、同じく中年男の恋物語である。と言っても、ありきたりの実も蓋もない話ではない。物語は、孤児を媒介にして友情と恋が実ってゆき、最後はタクラマカン砂漠にまで行ってしまう。この辺りは多少無理な設定と、予定調和的ではあるが、異国での風景を想い読後感は良い。 | ||||
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親友になったオジサンの物語。長年働いて、気を使ってガタがきているオジサン二人。娘のこと、気になる人のこと、世間への憤り、体の心配。。。 いつかはフンザに行ってみたくなります | ||||
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宮本輝さんの本は全部読んでいます。大分前に読んだこの小説が、今私にとってはなくてはならない大事な大事な宝物になってます。人にはそれぞれ使命があり苦しくてもそれが生きる喜びにつながるということ。トーマさん、富樫さん、圭輔君・・・魅力的な人たちの会話に、心がほっこりします。「正しいやり方を繰り返しなさい。」・・私も心の中でこの言葉をいつも繰り返しています。おだやかな勇気がわきあがります。本当にありがとうございます。 | ||||
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母から薦められ読んでみた。 宮本輝は何冊か読んでいるか、文中に、深い言葉が散りばめられている。 「一つのことが、ちゃんと出来るやつは、他のことも、ちゃんと出来るんや」上巻p149 「何よりも快活でいらしゃるように。人生をあまり難しく考えてはいけません」p137 (何が起ころうがそれがどうしたというのだ。俺は、生き、働き、人間を尊敬し、 生きとし生けるものを愛しみ、正しい振る舞いを心がけて、与えられた生命を生き続けるのだ)p274 タクラマカン砂漠や、フンザで、登場人物たちは、宇宙を、人間を、人生を感じた。 一度しかない人生、自分を愛し、他者を愛し、強く優しく生きたいものだ。 国や社会や政治家を批判するくだりが時折目についた。 他国と比べても日本は充分に、安全で豊かで自由ではないかな。 結局、独裁国家ではなく民主主義国家だから、一人一人が賢くならない限りは国は良くならない。 だから色んな事を知り、経験をし、人間力をあげ、周りにいい影響を与える人が増えていくことが、 国の発展につながると思う。巻末近くで、「おとな」がいなくなったと嘆いているが、 そういうことではないだろうか。国のせいにする人は「こども」だ。 「おとな」になるために、『正しいやり方を繰り返す』。 | ||||
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20代女性です。 読者として想定されている層ではないと思うので参考になるか不明ですが。 話にも展開にも安定感があります。 おお。と思う名言もいくつか。 主人公たちの五十路の歩み方に 励まされる人もいると思います。 ただ、仕方ないのですが おじさんのおじさんによるおじさんのための小説なので 中年男性の女性への願望とか偏見とか軽視が透けて読めてしまい、あまり楽しめませんでした。 あーこういうおじさんいるな。 私のお世辞もそう聞こえているのか……。 とげんなりすることもしばしば。 妻と娘の造形も都合が良すぎて閉口しました。 特に娘。 てっきり後半で主人公の勘違いがひっくり返り、都合よく描かれていた他の登場人物の内面に光が当たるのかと思っていましたが、特にそれもなく。 そこそこ成功して社会のマジョリティをしめるおじさん達が互いに労い合う同窓会みたいな作品で、居合わせた女はお酌したりセクハラかわして回らなきゃいけなくて大変。でもおじさんたちはお構いなし(そもそもこの作品においておっさん以外の登場人物は人物じゃないんですよね。要素でしかない)で酔って泣き出すからもっと大変。 みたいな雰囲気を感じました。逃げたい。 なんだかんだ最後まで読みましたし 感情を動かされたことは間違いありません。 面白かったです。 | ||||
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宮本輝を読む。 神戸大地震を経験したことが、 大きな変化をもたらしているような感じを受けた。 あとがきにあるように、 「日本という国、日本人という民族そのものに、 矜持とか品格とかが失われてしまったことに 落胆とむなしさを感じ続けていたのかもしれない」 という言葉は、 この小説の底流となっているのだろう。 「人間力のあるおとな」を描こうとした。 富樫重蔵というカメラ屋チェーン店の経営者は、 実に生き生きしている。 「大言壮語せず、その貧弱といっても いい体躯や容貌とは逆に、大きな腹芸と、 決めの細かな心づかいができて、 しかもいつも茫洋としていた。」 「物を作るってことは、 人間がいきるっていうことなんやなぁっておもったんや。 人間が正直にいきることの根本には、 物を作るってことが要としてあるんやなぁ」 「顔と腹の違うやつはいらん。 口ばっかりで動かんやつもいらん。 上に媚びへつらい、下に威張るやつもいらん。 そういうやつは生命力が弱いんや。 人間としての生命力が弱いんや」 遠間憲太郎 50歳 カメラ技術者であるが、 営業に配置転換され、 挫折を味わうが、出世頭という設定。 「あなたの瞳の中には、三つの青い星がある。 ひとつは潔癖であり、もうひとつは淫蕩であり、 さらにもうひとつは使命である。」 パキスタン カラコルム渓谷 ディラン、ラカポシ、ウルタルの いずれも7000メートルを超える山に囲まれた 「世界最後の桃源郷」といわれる 標高2500メートルのフンザという街で 出会った老人から、話された言葉である。 ひとえに非は自分の中にあるという 思いから自由になりたくて 「お母さんの中には、 悪か善かって評価基準しかないのよ。 だけど、その二つに対しては潔癖すぎるほど潔癖なの」 弥生。 人間は弱くて、失敗をする生き物だということを知らずに、 許したり許されたりということを学ばずにきた | ||||
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物語のあらすじや、ネタバレ的内容は書きません。 ただ、宮本輝作品では一二を争うくらい好きな作品かもしれません。宮本作品はよく警句が登場人物を借りて書かれていますが、この草原の椅子は特にそれが多い気がします。 初期の作品に比べたら些か「説教くさく」感じてしまうほどです。 ただそれが、何故か心地よく感じました。 物語は阪神大震災後の日本の政治や社会を痛烈に批判していますが、現在の東日本大震災から数年たった今もさして変わらないと思います。 映画も近々みたいと思います。 | ||||
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何度も読み返しています。宮本輝の作品の中でも、作者の哲学、いのちへの思いが最もよく出ているように思えます。親友の富樫が「おれは宇宙だ」と言うくだりがありますが、この作品には宮本輝の宇宙がつまっています。 | ||||
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久しぶりに、ぎうっと凝り固まった心をほぐしてくれる本に出会ったよ。初老のおやぢ達用のメルヘンだな。いまのところはいい感じです。さて、(下)買わなくちゃな。 | ||||
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泥の河、蛍川以来、忘れていた作家でした。久しぶりに読んでやはり上手い作家さんだなあと感心しました。(当たり前でしょうか) 現代の日本では誰も教えてくれなくなってしまったことを、小説が教えてくれている、と感じました。 政治屋さんでもなく、サラリーマン教師でもなく、です。 一時期芸人さんが高説を垂れていた時期がありましたが、薄っぺらで、、、。 ああ、重蔵のように生きてみたい、トーマの様にもう一度胸をときめかしてみたい、と塔の立った50過ぎのおっさんが素直に思うのですから、その力は大したものです。 出来過ぎ、ありえん、は小説ですから仕方ありません。そんな事より、読む人の心を、あ、いや心根でしたね、を正すことのできる数少ない作品だと思いました。 | ||||
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商品はきちんとしていました。問題はありません。届くのも早かったです。 | ||||
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