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デトロイト美術館の奇跡
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デトロイト美術館の奇跡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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絵画記述がすばらしく すぐに画集を広げてみたくなります。 登場人物と一緒に閲覧してる気分になります。 次の美術本がとても待ち遠しいです。 | ||||
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題名からは、映画「ニューヨーク東8番街の奇跡」を連想します。セザンヌの「マダム・セザンヌ」を材料に物語を展開させ、デトロイト市の不況と破産、デトロイト美術館の閉鎖と作品の売却の危機からの寄付による存続が語られます。美術館に行くと何点か強く記憶に残ることがあります。最近では、青梅の御岳美術館でであった、マイヨールの「トルソー」。なんとも魅力的な作品で惹かれます。八王子夢美術館では小島善太郎の「滝山展望」、「大皿の桃」。日野市に小山善太郎のアトリエが残されているので訪ねて見ようと思います。東京近代美術館では新海竹太郎の「ゆあみ」。近所に勤務していた時の秘書室の女性を連想していました。 機会はないやもしれませんが、デトロイト美術館に行ってみたくなりました。 | ||||
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原田マハさんの本はほとんど読んでいますが、比較的読みやすい内容だと思います。 アートを取り巻く社会背景や作家の心理描写を描くのがとても上手なマハさんですが、これは比較的アートを知らない人でも読みやすいのではないかと思います。デトロイド美術館の存続が個人の想いから始まって行ったことはこのまちの今後においてとても象徴的だと思いました。もっとこう言った出来事がニュースになってもいいのに。。 | ||||
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この著者の作品は、「本日はお日柄もよく」であまりの出来の悪さに驚いたことがあったため購入したくなかったのだが、とある理由でデトロイト美術館の美術品保護の話を手っ取り早くおさらいする必要があったためKindle版を購入。 高すぎますね。ついてる値段の3分の1から4分の1くらいが適正価格。本として出すほどの濃密さがあるわけでもなく、お涙頂戴方面の下手な文章が続き、やっぱりこの著者は合わないな・・・と感じながら読みました。取材協力の中になぜか話の中心に出てくる人たちがいない?全部伝聞で書いたの?ルポ、ドキュメンタリーとしての取材はなく、かといって小説というような出来でもない。うーん。 実際、1時間もかからず読める内容です。 | ||||
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全部で104ページ。実話を元にした、短めの小説である。 舞台はデトロイト。デトロイト美術館を中心として物語は展開する。2013年に、デトロイト市が財政破綻の危機にあり、その解決策として、デトロイト美術館がコレクションを売却するという話が持ち上がっていたのだ。デトロイト市の債権者や年金受給者がその考えに賛成していた。売却されれば、アメリカ国民の宝である数々の絵画が散逸してしまう。年金受給者を救うのか、それとも、絵画を守るべきなのか?果たして、デトロイト美術館に起きた奇跡とは・・・ 私は別にアートファンではないが、この物語はまさに、アートを愛する人々が起こした出来事と言える。感動する、とまでは行かないが、すがすがしい読後感の残る作品だった。 | ||||
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妻と連れ立ってデトロイト美術館に通っていたが、妻を亡くした喪失感のなかで美術館通いを続ける年金生活者、その美術館にコレクションを寄贈しその礎を築いた資産家、そして自らチャンスを掴んでこの美術館の学芸員となった3人の男の人生が時空を超えて、セザンヌ「マダム・セザンヌ」という名画を介することによって奇跡を起こす、という読者にとってたいへん有難い幸せな物語。 ただし、あまりにも短く写真入りで103ページ。単行本というよりは、現在開催中の「デトロイト美術館展」へのいざないであり、会場販売の図録に収録すればいいのでは?という単純な疑問も拭いきれません。 | ||||
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上野の森美術館でデトロイト美術館展を見て、そこでこの本を知って購入しました。 しかし、内容がスカスカ・・・ これは一冊の本として売るほどの物ではないと思う。 | ||||
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美術館は、たいそうなところではない。 いつでも、絵画に会える場所だ。 常設なら特に、この絵に会いに来た、という人は多いのかもしれない。 小さな薄い本であるが、その思いが凝縮された良書だと思う。 原田さんらしい内容で、 だらだらとしていないのがいい。 上野の森美術館で開催中の美術展を これを読んでから、 楽しみながら、この絵たちに会いにいきたいと思う。 こんなPR書なら、いいのではないでしょうか? | ||||
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ネタが奇跡というほどの話でなく、期待はずれ。デトロイト美術館展のPR小説か? | ||||
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実話に想を得たようだが、面白かった。原田さんのものはまあまあ大きな外れはない。 | ||||
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さっと読めますが、いい話です。世の中殺伐としていますから、こんな話も無いと。実際に起きた事だから尚更。 | ||||
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好きな作家の作品が常設展示されているこんな美術館が近くにあれば、毎月観に行き応援したくなる。 | ||||
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今年(2016年)に、豊田、大阪、東京で開催された「デトロイト美術館展」。私は大阪で見ましたが、まさに印象派の中でも名品揃いで、「アメリカにこんないい美術館があったのか」と驚きました。ゴッホ、セザンヌ、マティスなど印象派をはじめ、多くの分野の名品を持つ美術館なのだそうです。 そのデトロイト美術館は、2013年頃に市が財政破たんに陥り、市民や年金生活者の暮らしを守るために美術品を売る可能性が濃厚となり、存続の危機にさらされます。 この小説は、そんな現実の状況をもとにしたものであり、美術が普通の暮らしをしている人たち一人ひとりにとっていかに重要なものかをテーマにしたものです。 目次や余白ページや挿絵ページも含めても100ページ余りの本。シーンのいくつかをサッとスケッチしたような小説であり、良く言えば、それぞれのシーンが印象的な爽やかな小説ですし、悪く言えば、あっさりしすぎて物足りない小説なのかもしれません。 私は、一人ひとりの登場人物の美術品に対する愛情や人生を大切に生きている姿に、すがしがしくも暖かな気持ちを感じ取り、好印象を持ちました。読後感の良い本と思います。 あっという間に読める本であり、美術に愛情を持つ人であるならば、読んで損はない本と思います。 (なお、本書の初出は、「芸術新潮」の2016年5月号~8月号とのことです。) | ||||
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小3の時の担任の先生が美術の好きな方で、美術のビの字も分からない僕たちに、私の一番好きな絵よと言って見せてくれたのが、セザンヌ作『赤いチョッキを着た少年』でした。セザンヌの絵って華やかさとか強いアピールみたいなものはなくて、"素朴"な感じだと思うんだけど、未だにすごく心に残っています。だからフレッドの話が創作だとしても、きっとそれに近いことはたくさんあったと思います。マハさんは登場人物の何気ない言葉に、自分の思いを託すのがいつも上手いと思います。短めの小説でしたが、温かい気持ちに包まれる素敵な話でした。 | ||||
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どーも「近代芸術」には余り興味がないから、散逸しても、どこかで展示されていればそれでいいんじゃないか、「友達」が引っ越して遠方に行って会えないけど、引越し先で元気にしてる。なら別にいいんじゃない?って気がしてしまった。 セザンヌ、ゴッホ、ピカソを「世界中で最も高額な作品」と言いましても、逆にセザンヌ、ゴッホ、ピカソは売買される事があるから値がついてる訳で、「モナ・リザ」とか「真珠の耳飾りの少女」とか「天地創造」とか…ぱっとタイトル浮かぶ名画は「売られる事はほぼ全く絶対ない」からなあ。 あ、自分もセザンヌのリンゴ見た時確かに味を感じた。「虫食ってるのに気付かずに虫ごとかぶりついた感じ」がこみあげてきて気持ち悪くなった事を思い出した。 好みってあるからそれは勘弁して下さい。 | ||||
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