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病める狐



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【この小説が収録されている参考書籍】
病める狐〈上〉 (創元推理文庫)
病める狐〈下〉 (創元推理文庫)

病める狐の評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

悪くはない

悪くはないが、期待したほどは…という印象。
変にややこしくしすぎなんじゃないだろうか。上下巻でなく一冊にして焦点を絞って書いて欲しかったかもしれない。人物描写は見事。
病める狐〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:病める狐〈上〉 (創元推理文庫)より
4488187072
No.1:
(3pt)

安定した読み応えなれど

『蛇の形』から3年ぶりになるミネット・ウォルターズ翻訳新作。
イングランド南西部の寒村を舞台に、旧家の財産相続問題、流れ者(トラヴェラー)の一団による土地の不法占拠という2つの事件が絡み合いながら急速に進行し、ボクシング・デイの一日にクライマックスを迎える−相変わらずユニークかつ容赦ない人物描写と、視点が目まぐるしく入れ替わる展開の妙でページを繰る手が止まりません。
精神病質の犯罪者、子供の虐待、社会的階級差に根ざす嫉妬と怨恨など、これまでの作品でさんざん使われているネタが今回も盛り込まれていますが、それでも読ませてしまうのは、さすがミステリーの女王ウォルターズの熟練の筆運びといったところでしょうか。
ただし、デビュー作にして最高傑作『氷の家』を彷彿とさせる舞台設定と人物関係(かのヒロイン、アン・カトレルも名前のみですが登場します)のため、既視感というか「焼き直し」の印象は拭えません。
そういった「ウォルターズ節」の愛好者なら読んで損はありませんが、それ以外の人には微妙なところですね。
病める狐〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:病める狐〈上〉 (創元推理文庫)より
4488187072

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