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屋上の名探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
屋上の名探偵 (創元推理文庫)

屋上の名探偵の評価: 2.29/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

謎のための日常

「名探偵の証明」シリーズの第4弾。
 「みずぎロジック」「人体バニッシュ」「卒業間近のセンチメンタル」「ダイイングみたいなメッセージのパズル」の4話が収められている。
 蜜柑花子の高校時代を描いた短編集だ。学園生活のなかのちょっとした事件を扱っている。水着が盗まれたり、喫煙を見つかって追いかけられた生徒が「消えた」り。
 いかにもな学園ものなのだが、どれもあからさまに謎のために構成されたという感じで、もうひとつ楽しめなかった。
屋上の名探偵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:屋上の名探偵 (創元推理文庫)より
4488465110
No.1:
(3pt)

女子高校生探偵「蜜柑花子」が活躍する連作短編集

鮎川哲也賞受賞作家の市川による連作短編集である。本作は、女子高校生探偵「蜜柑花子」が活躍する4編を収録。

受賞作品である「名探偵の証明」がなかなか面白そうということでチェックしていて(残念ながら未読である)、同じ作者の新機軸シリーズが出たというので読んでみたというところ。感想としては、うーんどうなんでしょうこれ。

タイトルもそうだが、帯紙の文句、裏表紙のアブストを読んで、てっきりこの名探偵さんは安楽椅子探偵なのだと思い込んで読み始めたのだが、別にそういうわけではないらしく、少々肩すかし。名探偵・蜜柑花子は、高校の校舎屋上でお弁当を食べながら事件のあらましを聞くや、自ら関係者の聞き込みに回る。そしてもっぱら論理的消去法に基づいて、最終的には犯人と目される人物を特定するのだが・・・という感じの話である。

ワトソン役の「おれ」や、他の登場人物の面々の言動が面白すぎるというところは案外楽しめるのだが、もっとも、ちょっといくらなんでも漫才ちっくだったり、ありえんでしょ度重なるこの怪しい設定、といったところはだいぶ読んでいて気にはなる。まぁ、学園ものミステリということで、そんなに細かいところに目くじら立てずに面白おかしく読めばよろしい、ということなのかも。(たぶん根本的な問題は、本作とどうやらつながっているらしい前作を読んでいないことな気がします。それはそれでどうなんでしょうという気もしますが。)
屋上の名探偵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:屋上の名探偵 (創元推理文庫)より
4488465110

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