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吉原十二月



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【この小説が収録されている参考書籍】
吉原十二月
吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)

吉原十二月の評価: 4.67/5点 レビュー 24件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(4pt)

女の世界は今と変わらず。

二人の花魁の物語を軸に描かれた吉原の世界。
睦月から師走の十二ヶ月になぞらえて、そこに四季があり美しい世界になっています。

子どもの頃から女として生きるとは、こういうことかと考えさせられるエピソードが、現代にも通じるものがあり興味深かったです。
物語のところどろこに「女というものは...」とあり、同性として否定できないものばかりでした。

花魁の華やかさ、はかなさ、悲しさも見事に描かれており読み応えのある一冊です。
また物語のオチも納まるところに納まった江戸の粋を感じました。
吉原十二月Amazon書評・レビュー:吉原十二月より
4344019342
No.1:
(5pt)

吉原を書かせたら天下一品!

『吉原手引草』で直木賞を受賞して、その後も吉原を描いた短篇を
いくつかものにしている作者の技量が絢爛に花開き、華やかにして人間臭い
吉原の四季が美しく、浮き浮きしてきました。
読後感もよく、『漂砂のうたう』の儚げと陰鬱に比べたら天地の差。
大震災に原発事故ととかく気鬱になりがちな時こそ、
これを読んで酔いしれて、ひとときのいい気分を味わうべき。
吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)より
4344420381

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