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ミスター・メルセデス
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ミスター・メルセデスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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とてもおもしろかった。なので既に続編が書き上げれられたと知りとてもうれしい。 気になるのはSL500がセダンだったことは無いということ。タイトルにメルセデスキラーとついているくらいだからどんな車が凶器になったのかは重要な要素だと思うのに。キングが車に詳しくないのか翻訳で誤ったのか? しかも表紙はSL500でもなければセダンでもないAクラスに見える。混乱するばかり、そこに謎はいらないのに。 | ||||
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期待を裏切らない、スティーブン・キング。 今回は現代が舞台となった サイコキラー対、それを追う退職刑事の物語。 ITにとんとうとい主人公の退職刑事をフォローする サブキャラの2人が良い。 閉塞感あふれる今のアメリカ合衆国の描き方も良い。 そして続編も刊行予定ということで とっても楽しみです。 | ||||
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途中までは、けっこう読むのに苦労しました。でも、三分の二くらいからぐんぐん引き込まれます。面白い。架空の話とは分かっていても、犯人の変質者ぶりに、狂気に、怖くなりました。 | ||||
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上巻は読むのに途中まで苦労しましたが、下巻は食らいついて一日で読みました。面白い。魅力的な女性が2人出てくるのだけど、2人とも素敵。あと、ジェロームもいいです。主人公のホッジスは、いまいち鈍いところがあり、本当に刑事だったの?とツッコミたくなりましたが。犯人のゆがんだ性格と狂気が恐ろしい。ホッジスたち3人のチームがいい感じで、シリーズ3部作になってるそうなので、必ず読みたいです。 | ||||
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普通のミステリであることにちょっと驚きますが、キングの傑作の一つと思います。 | ||||
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クライマックスで、誰がヒーローになるかのひねり方が、キングらしくて、好きです。 | ||||
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スティーブン・キングの作品は、具体的で詳細なので、いつも感心させられます。 時間、場所など、5W1Hがすべて細かに数字などで文字にされているからです。 だから、本書も下巻だけなのに350頁余り。膨大な文字の集積。 下巻だけあって、巻末に近づくほど、爆弾破裂までのカウントダウン展開。 ハラハラドキドキさせられました。 やはり、キングは、いつもながらのエンターテインメントの豪腕小説家。 だけど、本書をハリウッドで映画化すれば、 ベテラン脚本家の手にかかると、1時間半か2時間以内にまとめられそう。 そんな、爆弾テロのおはなし。 下巻には、色々な自動車が登場します。 冒頭には、「白いキャデラックの霊柩車」(10頁) 「こんなちんけでちっこい日本車(スバル)」(259頁) 巻末には、「かつてグレイだったメルセデスが、ベイビーブルーに塗装しなおされている」(341頁) 「小さくコンパクトなプリウス」(341頁) 日本車の小ささ(ちんけさ)を強調しているところが、1947年生まれのキングらしい。 その頃の米国の自動車は、恐竜のようにデカかったから。 その頃の米国のコンピュータ(電子計算機)は、恐竜のようにデカかったから。 「デカけりゃいいというもんでない」現代からすると、 古い(前時代的)価値観がつい作品にも出てしまうキングは、こっけいにも見えます。 でも、本書には、コンピュータや携帯電話iPhoneはもとより、 iPadとかiPodとかiTuneなんかも登場します。出てくる小道具は新しい。 爆弾テロを未然に防いだ主人公の退職刑事は、最後の場面で、 「青は忘却の色」という詩の言葉を聞いて、ある女性のことを思い出し、 不覚にも涙を流す。 この事件で相棒となって活躍してきた若い女性との「しどろもどろ」の最後の会話。 若い女性「やだ、どうして泣いているの? あの女性のことを思い出しちゃった?」 退職刑事「イエス。ノー。両方」 | ||||
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本書は、爆弾テロのおはなし。 下巻だけあって、巻末に近づくほどスピード感が高まり、 最後は爆弾破裂までのカウントダウンという盛り上げ方で、ハラハラドキドキの連続。 スティーブン・キングならでは、のエンターテインメント的展開。楽しめました。 ミスターの名前が「メルセデス」だけあって、下巻にも色々な自動車が登場します。 「白いキャデラックの霊柩車」(10頁) 「ちんけでちっこい日本車(スバル)」(259頁) 「かつてグレイだったメルセデスが、ベイビーブルーに塗装しなおされている」(341頁) 「小さくコンパクトなプリウス」(341頁) メルセデスって言っても、塗装車か。グレイから、ブルーに塗装しなおした中古車か。 「ちんけでちっこい」だけの日本車、という表現が、 プリウスでは「小さくコンパクト」という「ポジティブ」な価値観の言葉に変わっていた。 なんか、うれしかったです。 スティーブン・キングの作品では、具体的で詳細な「日常生活」の記載が楽しみです。 余すところなく「日常生活」が描き尽くされるので、少し冗長かな、と思うくらい。 この徹底ぶりは、スティーブン・キングの持ち味です。 後半、ストーリーが暗転した後は、「異常さ」、「非日常性」が引き立ってきます。 明暗のコントラストがきわだつ作品です。 「異常さ」、「非日常性」を書くには、退屈なくらいの平凡な日常描写が欠かせません。 同様のことが、人間表現にも言えるようです。 下巻では、主人公の「退職刑事」の書き方が面白かったです。 退職した刑事なのに、現役時代と同じ全力投球で、爆弾テロを未然に防ぎます。 バリバリのスーパー・キレモノ・デカ! それなのに、事件が解決した途端、 この事件で相棒となって活躍してきた若い女性と話すときは「しどろもどろ」。 最後の場面。 退職刑事は「青は忘却の色」という詩の言葉を聞いて、不覚にも涙を流す。 若い女性「どうして泣いているの? あの女性のことを思い出しちゃった?」 退職刑事「イエス。ノー。両方」 おいおい、大丈夫か? 事件になると、人が変わったようにキレモノになるのに、 日常は「しどろもどろ」の頼りない、情けない、ただの男に戻ってしまいました。 「表紙」の絵をしばし見つめてしまいました。 いい本です。 | ||||
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上巻は比較的ミステリーな感じがあったんですが、 下巻は少しスケールが大きくなりすぎてしまったような印象。 物語としては展開が気になって読み進めていくことができるのですが、 ミステリーや推理というよりはアクション映画のような感じの展開になります。 海外では続編も既に出ているらしく、日本での発売が気になります | ||||
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実は、上巻の途中でもう読むのを止めようかと思った^^; 笑えない&よくわからんあちらのジョークに、のろのろと進む内容で何度寝入ってしまったことか^^: しかし、下巻の途中からハラハラドキドキ。読み終える頃には3人のでこぼこトリオが非常に愛らしく思え、続編があと2つもあると知って幸せな気分に(笑) 〖シャインニング〗の、ぞっとするホラー味や〖11/22/63〗のようなせつない感動、という内容では無いものの、展開の読めない、軽いハードボイルドタッチな今作は十分楽しめました。 | ||||
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キングファンであれば、皆ベストオブキングの作品を持っていて、(「ザ・スタンド」に一票、異論は認めます。) 無意識にあるいは意識して、マイベストを基準にキングの新作を読む傾向があると思う。 「IT」に比べれば軽いとか、「シャイニング」には及ばないとか 虚心に読めば本作はべらぼうに面白い。 疾走するストーリー、魅力的な主人公とその仲間、まがまがしい敵 一気読み間違いなしの傑作 これがシリーズ(あと2作)と知って、欣喜雀躍することになるでしょう。 | ||||
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翻訳物なので、少し読みづらい部分はあるが、登場人物がまとまったページなどもあり、 テンポよく読むことができる。 犯人の心理状況や、それを煽る主人公の引退刑事との駆け引きが面白い。 下巻での展開が楽しみです | ||||
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キング初の、ホラー要素のないクライムノベル、とのことだけど、他にもそういうのあったような? (素晴らしき結婚生活、とかは当てはまらないのかな?) 内容は安心の安定感で、導入部からグイグイ引っ張られる。 クライムもの、サスペンスものとしては甘めの感じではあり、驚くようなツイストや 練りこまれたプロットを堪能する、というよりは物語としてのドライブ感を堪能する、と いう手応え。最近のキングの傾向なのか、重く濃密、という感じも少なく、読後感は軽め。 (以下内容に触れる) 細かく言えば、犯人像が「いびつな家庭環境に育ち、サイコパス傾向があり、コンピューターに堪能で バイオハザートをプレイする」と言ったようなわりとテンプレート的なつくりであったり、主人公サイドにも パソコン堪能な味方がいて、ハッキングがうまく行っちゃって問題解決的な展開が物足りなかったり、と いろいろ突っ込みたいところはあるが (内容への具体的な言及、ここまで) 単純に物語のドライブ感を楽しめばいい!という突き抜けた感じはあり、 頭を空っぽにして楽しめる。 他のキング作品のいくつかのような、読後にもしっかりと爪痕を残すような感じはないが 最後まで飽きずに読めて、ハラハラもできる、ホロリともできる、カタルシスもある、 ただただストレートに楽しめる、以上!という感触。 | ||||
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言わずと知れたホラー界の巨匠キングがなんと純粋な犯罪小説…しかも3部作を執筆。 その記念すべき始まりの書「ミスター・メルセデス」。 さらには探偵小説の最高峰であるエドガー賞までこの作品で受賞してみせた。 以下ネタバレ注意 あらすじなどは紹介に書いてあるので省くとして、まず驚かされたのはその質量。キングの長編のなかでもかなりのもの。アンダーザ…や112263と同じレベル。なのでハードカバーだと手首が疲れること請け合いだ。 肝心の内容だが…驚くほど「違和感なし」。 もっと「ハードボイルド」を気取った、読みにくいものを想像していたが全くもっていつも通りの「キング節」だった。 個人的に読みにくさナンバーワンの暗黒の塔1巻のようなものではなかったことは有り難い。(ちなみに暗黒の塔は2巻からは怒濤の展開なのでご興味あれば是非一読を) ただ、厳しいことを言うならば、だれる所もないではない…ホッジスとジャネルの突発的な恋愛も、キングにしてはやや始まりが粗い感じはした。 どう考えても何故にジャネルがホッジスと寝てみようと思い立ったのかがいまいち解らない…だってデブチンよ?人間的な魅力もまだあまり伝わらない時点だというのに。 それをさておいても、サブキャラがなかなか魅力も意外性もあって良かった。まさかあの女性がメインに食い込むとは予想外だった。 また、この女性の母親がまあ強烈で(笑)トミーノッカーズの姉さんをちょっと思い出す。(あれほど強者ではないが) 犯人は最初から解る形式なので所謂犯人当てではないが、注目すべきはやはり得意の心理描写であろう。かの恐ろしく禍禍しいゴールデンボーイをやや彷彿とさせる、徐々に自棄になっていくあたりは流石に巧い。 読んでて良い意味でジリジリさせられる。 ただし、スリル感は著者の作品のなかでは高くなく、やはりどこか序章めいた雰囲気があった。これからさきに出る2部、3部に更なる期待を込めて☆は4つで。 キングファンなら読んでしかるべし、ただしすべてをハードカバーで買うとなるとひと財産使うはめにはなりそうだ(笑) さらにはこのシリーズとは無関係な新作もあるらしい。最近のキングは書くことにとり憑かれているようだ。 ファンとしてはうれしい限りだろう。 | ||||
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