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恋する寄生虫
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恋する寄生虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 1~20 1/5ページ
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よき | ||||
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三秋縋が描くのはいつだって”終わり際の輝き”であり、そこには彼にしか描けない魅力があります。 瑞々しい心理・風景描写が印象的だった「三日間の幸福」と比べると、「恋する寄生虫」は事実や推測の描写が多く、より小説っぽくなったという印象です。 それとこれは私の感覚的な話になってしまいますが、「三日間の幸福」と対極に位置する作品のように感じました。 エモーショナルとロジカル。軽いと重い。夏と冬。 みたいな印象です。 ただ冒頭で申し上げた通り、三秋縋としての根本はまったく変わっておらず、同氏の作品が好きな方は間違いなく楽しめるはずです。 以上、ご参考までに。 | ||||
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テンポの良い展開。緻密な描写と圧倒的ともいえる文章力で、読ませてくる作者様です。 恋に落ちた二人が「操り人形の恋」であった事実に気づき翻弄されていく中盤以降、どうして彼は潔癖症だったのか? どうして彼の両親は不慮の死を遂げたのか? 何故ひじりは不登校なのか? 様々な謎が一つの線となって繋がっていく構成に、思わずうなってしまうほど。 その感情は偽りだったのか、それとも本当だったのか? そもそも愛とはなんなのか? 人を愛するということの意味について、おおいに考えさせられました。 | ||||
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Audibleで聴こうとして「そう言えば文庫本持っていたはず」と思い出して読んでみた。 が、視力が悪いせいか半分くらいまで佐薙を佐藤と読んでいた。いや、おいらが悪いんだけど。 先にAudibleで聴けばそんな間違いはしなかったのに。 それはそれとして... 疑問点: ・どうやって高坂がウイルスを作ったのを知ったのか、なぜその挙動まで知っているのか? 本筋とは関係ないんだろうけどとても気になる。 ・紙の本p213で“情けは人のためにならず”とあるがここの誤字にトリックでもあるのか?と思ったがそうでも無い様だ。“ためにならず”と“ためならず”では意味が全く違ってしまうが筆者の誤記なのか作中の話者の誤発言なのか気になるところだ。 | ||||
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「3日間の幸福」も、よかったが、この本もよかった。 潔癖症で社会不適合者の高坂、不登校の佐薙ひじり。2人が出会うことから始まる物語。自分たちが、社会の中でうまく生きて行けなかったのは、寄生虫のせい。 なんとも、奇妙な設定。しかし、2人の関係が、じょじょに近づいて・…。途中、寄生虫の説明、医師による説明も、重要なパーツだから、ちゃんと読んでください。 最後は、「3日間の幸福」と同様、なんとも、心寂しいそれでいて心洗われる気持ちになる。 | ||||
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読んだ後、切なくも優しい気持ちになれました。買って良かったです。 | ||||
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寄生虫を題材にしてる時点でだいぶ損してる気がするのは自分だけだろうか。 筆者の描写力には毎度ながら脱帽、尊敬に値するが、、、、 うーん | ||||
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ネタバレ良くないから何も言わん、良いから買って | ||||
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作者が自分で「この表現上手!」って思った表現を使いたいがために登場人物の行動が決められている感じがして気持ち悪かった。 登場人物の行動に納得感が無い。 設定が面白いなと思って期待していた作品だけに残念。 | ||||
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読んで行くうちに途中、潔癖症の世界になり・・・ つらく厳しい感じでしたが、恋をテーマにしているので、人間としてどうなのか、すごく考えました。 寄生虫をメインに考えている恋愛ものなので、異質感を感じながら読み、最後は泣きそうでした。 | ||||
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寄生体の影響で宿主の意思が変容していく、というと少し古い作品では瀬名秀明の『パラサイト・イヴ』を思い出すが、あそこまで科学要素は強くなく、誰でも気軽に読める作品だと思う。無論ホラー要素もない。 病原体が「ウイルス」(ウイルスは他の生命と比べて進化速度が圧倒的に速い)ではなく「寄生虫」であり、しかも人間を終宿主としている寄生虫で、なおかつ感染した人間に大きな行動変容を促すという設定なのに、「突然発見された新種」でその来歴や発生源が一切不明というのは科学的に非常に不自然であり、設定としての詰めの甘さが残る。 冒頭に話題に出るフタゴムシに関しても、「終生交尾」というのは生物学的に不正確で、誤解を招く表現だ(生殖器だけでなく消化系・神経系まで癒合するので、交尾のためというよりは成熟するために一体化すると言う方が適切だ。もっとも、これに関しては作者は承知のうえで敢えてエンタメ的にインパクトのある表現にしているのだろうが)。 物語ラストの診療所の対応、というより不作為(佐薙の放置・主人公へのノーコンタクト)も非常に不自然・不可解である。 とはいえ、これらの点を除けば、物語としては捻りもきいており、それなりに面白い。 寄生虫に関する理屈も一応用意されており、例えば「異種間交配を目的とするなら、なぜ人間のような面倒臭い社会的動物をわざわざ終宿主とするのか」といった疑問にも、ちゃんと答えは用意されている(人間の■■■■を栄養源とするから)。まあ、進化理論的にはやはり不自然さは残るが…。 三秋縋の『三日間の幸福』や『いたいのいたいの、とんでゆけ』は、作者の内的衝動からある種必然的にその表現へと至った、真の意味での芸術という印象があるが、それに対して本作は最初から「他者に読ませること」を意識して書かれた商業作品という印象だ。 ボーイ・ミーツ・ガール、社会不適合、生の痛み、死への傾斜、(一般的な意味とは異なる)救済といったモチーフが三秋作品の核だが、本作をもって三秋縋は自身の芸術をその核心を損なうことなく昇華し、職業作家への脱皮を果たそうとしている感がある。 ラストについては賛否あるだろうが、これは三秋作品のお約束と思うしかない。 厳しいことを言うと、この作者はあまり社会面が強く絡む作品にしない方がよいのではないか。本作ではテーマ上、どうしても病院や研究者といった存在が物語に絡んでくるのだが、前述したように患者に対する医療側の対応が非常に不自然で、ここで一気に子供の絵空事というかチープ感が物語に出てしまう。 新種の未解明の病原体が感染した患者で、しかもあれだけ残存するリスクが明らかになっている患者を、医療側が放置して二人だけの世界に残してあげるなんてことは、到底考えられない。特に佐薙は精神的な問題を抱えていたのだから、医療保護入院等の非自発入院措置を検討されても全くおかしくない(しかも祖父が事情を把握している医療関係者だ)。それが現代社会である。 『三日間の幸福』『いたいのいたいの、とんでゆけ』のように、三秋縋作品は「ファンタジー要素」+「非常に狭い・閉じた世界の中での一種退廃的な美」が様式だと思うが、それを今回、ファンタジー要素→生物学的設定、閉じた世界→一般社会に置き換えて、さらに一般受けする作品を作ろうとして、かえって強みを毀損してしまっている印象だ。 職業作家への脱皮をする途上での産みの苦しみ、と言えるだろうか。 文体に関しては特に変わりがなく、いつもの三秋縋という感じだが、下手な直木賞作家や本屋大賞(これは「賞」というより「ランキング」と呼ぶ方が相応しいが)作家より言語センスはよほどしっかりしている。 個人的には注目している作家だ。 | ||||
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ページを捲る手が止まらないってこのことをいうんだなと読ませていただく中で実感しました。 私は三秋先生の作品を読んでいて、物語の終わりに近づくほど時間を忘れてしまいます。 (「話の語り手の視点の変化とかの表現がその要因だったりするのかなぁ、、、?」と考えてみたり笑) そしてあとがきに三秋さんの人間性やこの世界の捉え方のようなものを感じます。それをとても上手に言葉に落とし込んでいることに私は驚かされ、感激しました。余韻は人生の経験の中でも最高峰です。 最近、映画化されたりもしたと拝見したので、早く見たくてうずうずしています! | ||||
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面白かった | ||||
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映画化もされた小説です。 表紙の冬の少女のイラストが素晴らしい! でもそれだけでした。 文章は魅力がなく設定も荒唐無稽です。 独創的と言えば良いのですが、この世界に引き込む文章力がなく序盤で退屈でやめてしまいました。 コミックになっているので読んで見ようと思います。 自分は昔から読書が好きですが、途中で読みやめてしまった残念な作品でした。 同じ作家さんの『三日間の幸福』は最後まで読みましたが、読者が感動する事を前提とした小説のようで私は残念でした。 余り期待されないようにご注意ください。 表紙のイラストだけは良かったです! レビューを読んで頂きありがとうございました。 ちなみに佐薙ひじりさん これは『マリア様がみてる』の白薔薇様 佐藤聖さんに名前が似てますね。 | ||||
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コミック版を先に読ませていただき、購入を決心いたしました。原作ではない小説版の良さを期待して読みたいです。 | ||||
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やっと読んだ。映画には間に合わなかったが、映画を観るのも楽しみだ。三秋縋の小説は、フィクションだからこそ、都合よく(読者にも作者にも)作られているからこそ面白く、熱中するのだと思う。「三日感の幸福」もそうだったが、恋愛小説数多あれと言えど、どこか淋しく冷たい空気のようなものが肺いっぱいに溜まる感覚は他では味わえない。個性の立った作家である。恐らく二週目も意識して書かれており、ミステリー性も帯びている。寄生虫については、見事奇抜な発想を活かしており、感動せずには読み終えられない。 | ||||
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難しい事が書かれている様で内容はすんなり理解出来ます。もう少し主人公達に焦点を当てて欲しかった感はあります。別作品のレビューに書くのは野暮なのですが三秋先生の作品は「三日間の幸福」がオススメです! | ||||
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写真では表紙はイラストの様に見えたのに 実際に届いたのは実写でした 普通に驚きました しかもページは汚れてます 絶対これ返品された奴ですよね? | ||||
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ちゃんといい話です‼️‼️‼️‼️‼️ | ||||
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三秋縋氏の大ファンなので、大変嬉しく思います。映画化発表からしばらく時間が空いて、ついに公開を来月に控えましたので、それに際して2周目読みました。何回読んでも引き込まれる世界観で、一層映画を見に行くのが楽しみになりました。 | ||||
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