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恋する寄生虫
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恋する寄生虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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虫の設定を詰め込み過ぎて話が疎かになっている。仕組みが判明した際の怒涛の説明文が読み手をうんざりさせる。前半が面白い分、後半のつまらなさが特に際立つ。 いたいのいたいのとんでいけの時もそうだったが、作品のいわゆる肝の部分が明かされてからの唐突感が否めない。三秋先生の言う「落とし穴の幸せ」の世界観は相変わらず美しい、が、終盤の畳み方があまりにも雑になってきている。 はっきりいってしまえばつまらない。三日間の幸福の完成度は編集者のおかげと馬鹿にされてしまうような駄作 | ||||
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極度の潔癖症で生き辛さを感じていた主人公が仕事を辞め、何となく作ったマルウェアを、クリスマスに発動する様にセットしていると、それを探知したという相手から呼び出され、報酬と共に出された指示は、『ある女の子と親しくなる事』。自分の家に他人を入れるのも拒否したい彼でしたが、言葉を交わす内に親近感を覚え、彼女がいない時には寂しさを感じます。しかし、その状態には秘密が。読み応えのある物語で、実際にあり得る事だというのも作品タイトルにあります。オススメの一冊です。 | ||||
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友人に借りて拝読。 人間の弱さを受け止める。 自分の弱さを受け止める。 そんなキッカケを作ってくれる本です。 | ||||
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多分ネタバレになるので注意。コミック版の前半で面白そうだと思って原作に当たったのですが、実際前半部分はSFとしてもプラトニックな恋愛模様としても魅力的でした。あっさりとした日常描写が主人公の無機質な荒んだ感情ともマッチして、距離感がいい(し、期待通りなベタ展開もある)。ところが後半の謎解きというかミステリーパート、恋愛描写になってからは、前半の理性的な描写が抜けて理論や行動が場当たり的に感じられます。主人公が何故極端に触れてそういう結論になるのかが分からない(障害があってもそれまでは理性的だったのに)。まあ極端に言えばとある見せ場を作るためだったんでしょうが、あそこも不自然というかご都合主義というか・・・そして最後の最後まで登場人物をいじめる事で悲劇感を煽られて逆に冷めます。前半伏線部分ですでに終わった物語である回想が挟まれていたりするので、価値観が反転するのなんてのも予想出来てるんで、素直に作ればいいのにくどい。なんだろうなぁ、村上春樹のノルウェイと世界の終わり的な余韻を狙ったけど、力が足りなかった感じがします。心象を投影した風景描写とか結構好きなんですけどねぇ。ちょっと謎が多い人物はいるので、もしかしたら裏のストーリーは綺麗に組めているのかも知れませんが・・・でもほんと、前半の展開とヒロインのいじらしいかわいさだけで買う価値はあります。 | ||||
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極度の潔癖症を患う失業者 高坂健吾とこちらも極度の視線恐怖症を患う女子高校生 佐薙ひじりとの恋の話。寄生虫の話がちょこちょこ出てきます。少し難しい知識もありますが寄生虫の面白い生態も沢山紹介してくれてとても興味深いです。なぜその様な対極の性格の2人が寄り添うことになったのか、そもそもその2人の症状はなぜ現れたのか。真相はすぐそこら辺に転がっていた。 | ||||
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今までの人生の中で嫌なことだけしかなかったわけじゃないけど、あんまり人との関係は上手く構築できないままで大きくなってしまって。だからこそ互いが必要であり絶対的な存在同士の互いの関係はとても羨ましいし、それまでの周りからの孤立感や、他人への恐怖もある程度理解出来るから、心から「良かったね。そんな存在に出会えて。」と言える。結末は悲しくもあり、この結末だからこその感慨もある、とてもいい終わり方だと思った。 | ||||
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終わり方についてですが、 佐薙が自殺するんだろう、と思っている方が多いように感じますが、他のレビュアーさんが言われているように、最後は(寄生虫が全滅している状態の)佐薙の唇の端に(薬剤耐性のある寄生虫が宿っている)高坂が短くキスをしています。そして最後の最後の佐薙の夢のシーンは「仲間から置き去りにされてしまった」とありますが、この仲間というのが自殺して行った両親や長谷川夫妻のことだとすれば、この夢に寄生虫が関わっているとするならば、もしかすると佐薙は物語の後も死なないんじゃないか。という希望が持てます。三秋縋さんも敢えてそういったシーンを書くことによって希望を持たせてくれたんじゃないかと思います。唇の「端」っていうのがまたなんとも言えない感じがします。高坂も簡単に死なせてくれなさそうですし、この後もドラマが続くんじゃなか、と考えると色々妄想出来てしまいます。 レビューを書くのを忘れていました。最高です!以上! | ||||
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三秋先生の書く小説のヒロインは素敵な人が多いですね。 「三日間の幸福」から、天使のようなミヤギさん 「いたいのいたいのとんでゆけ」から、悪魔のような霧子さん この作品では、恋する少女のひじりさん。 三秋先生は登場人物をどん底に落としてそこから愛しい人と二人きりの世界から上を見上げて身を寄せ合う、というような作風が多いように思いますが、今回もそこに近いタイプでしょうか。 この作品のレビューではその傾向が好きな人たちからは、「今回はそんなにひどくもない」というような感想を持たれた方も多いようですが、私個人的にはこの作品は一番さみしくて後を引きました。 もちろんネタバレ厳禁として詳細は書けませんが、「三日間」のクスノキも「いたいのいたいの」の湯上も、スターティングオーヴァーも電話をかけていた場所も、君の話、もだいたい主人公もしくはヒロインがお互いのために必死に動いて燃え尽きた感があり、バッドエンドだろうがハッピーエンドだろうが、結果はどうであれ物語の枠内できっちりしっかり悔いを残さずやり切った、というイメージがあるからですね。 それに比べると今作は、周囲の流れや成り行きに抗えずに翻弄されたまま終えてしまった感がすごく切なくて、自分自身が手を加えて二次創作という名の改変でもしたくなります(笑) あと、「佐薙ひじり」は三秋先生の作品のヒロインにしては珍しく、物語途中でのビジュアルの変化や印象の変化が大きいヒロインですので、表紙やその後のイラストの挿絵でいわゆるキャラ萌え、というのも個人的にはアリな読み方かもしれません。 | ||||
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折れあとあり、新品のようにみえなかった。 だれかが読んでいたかのよう。 そして、以前のように厚紙できちんと保護してとどけてください。 雑誌も同じように折れあとがたくさんついていました。 ガッカリです。 | ||||
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タイトルに引かれて購入しました。 実際中身も面白かったです。 恋をこのように描写する作者はそうもいないんじゃないでしょうか? | ||||
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話の展開は軽やかで、次に何が来るのか、飽きさせない文章でした。ほかの著書もぜひ読んでみたいと思います。 この本で、著者が”寄生虫””として表現しているものはなんなのだろうかと思いながら読みました。 おそらく何か一般的、普遍的な生きていく上での大切なものをテーマにしているのではないかなと思いつつ。 男女それぞれに宿る寄生虫同士がふたりを惹きあい、それをきっかけに恋に落ちる何組かのカップルが出てきます。 そのまま心中するカップル、駆虫後に自害するカップル、そして、駆虫後も好きあっていられるカップル。 寄生虫に宿られても、駆虫しても、それぞれ別々の結末の可能性が残されています。 こう書いてしまうと、特にこの物語特有の結末があるわけでもなく、寄生虫の影響も単によくある出会いのきっかけのひとつとも思えます。 主人公たちのように、”寄生虫の駆虫”=””恋の熱が冷めた”後でも、お互いにわかりあえたという気持ちが残っていれば、ふたりの関係は継続しうるのだろうなと思いました。 だから、キャッチフレーズの”操り人形の恋で何がわるいというのだろう”は個人的にはしっくりこなかったです。 いろんな恋愛の形があっていいじゃないか、ということを言いたかったのではないと思うのですが。 (出版社様、編集者様、個人的な感想にすぎませんので、ご容赦ください) 結末は読み手に任せてあるのでしょうけど、個人的には、ふたりは新たな相互依存関係を築いていったように思います。 | ||||
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今、この作品を読み終わって何とも言えない虚無感のようなものを味わっています。色々な感情が湧いてきてもどかしくなってその感情をレビューに向けることにしました。 三秋縋の作品の中で「三日間の幸福」と同じぐらい好きだと思います。ハッピーエンドで終わって欲しい…というのが最初は正直な気持ちでしたが、「三日間の幸福」も「恋する寄生虫」も最後の1行の後のストーリーを読者に考えさせるような終わり方で、それも三秋縋の世界観の様なものなのかなと思い、意見が分かれるかもしれませんが、僕は好きです。歳を取り、ストーリーを忘れることがあってもまたいつかもう一度この本を手に取って読み返したいなと思います。 | ||||
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三日間の幸福といたいの、いたいの飛んでゆけがほんとに好きでバットエンドだけどハッピーエンド、ハッピーエンドだけどバットエンドというのが自分にしっくり来るのだと思います。 そういう意味で三秋すがるの作品に期待してしまっている面もある。 この作品について言えば前半はとても読みやすく感情もすんなり入ってきたが後半はもう少し残酷でも良かったと思いました。あくまで個人の意見ですが。 自分のなかで三日間の幸福といたいの、いたいの飛んでゆけが強すぎて君が(僕が)電話をかけていた場所も今作も少し物足りない感を感じてしまっている。 色々書きましたが、やっぱり三秋すがるの作品は好きなのでこれからも買おうと思います。設定が独特で面白いしなんだかんだぶれないところがあるのでまだ読んでいない人にはおすすめです。次回作にも期待!!! | ||||
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潔癖症の男性が女子高生と出会い、徐々に惹かれ合うところは読んでいて良かった。 でもそれが寄生虫のせいだと知ったとき、この先二人は、どんな結末を迎えるのか、読んでいて、 面白かったです。でも作中に出てくる寄生虫の知識や説明は少し難しかった。 | ||||
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専門用語を調べたり、この小説で出てくる、寄生虫博物館などに行ったりすると面白いですよ! | ||||
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題名通りの内容だが、伏線を細かに回収しており読んでいて面白い。 寄生虫についての知識をもっと知りたくなる1冊でした。 | ||||
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寄生虫を題材とし、社会でもがいていく中で徐々に惹かれあう、二人の姿が良く書かれていると思います。 読み終わった後に、今考えていることや見えいる景色は、寄生虫によってもたらされていることなのかな とぼんやり思いました。 専門用語が多く出てきて読みづらく感じる箇所もあるかもしれませんが、寄生虫を題材にした恋の話は新鮮に感じると思います。 | ||||
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絶対に意見が別れると思う。 でも、僕は何度だってこの最後を 思い出してしまうと思う。 そう思った。 | ||||
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出だしから後半までは、読ませるがラスト近くで失速。難しい題材だけに着地点に苦労する。寄生虫のことが色々判るので、そこに着目すると面白い読み物だ。 女子高生が登場する物語としては「スーパーカブ」の方が心に刺さる。 | ||||
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三秋さんの作品は大学時代から全て読ませてもらっていますが、作品が出るにつれて文章表現やストーリーの組み立て方に磨きがかかっているように感じられます。 が、個人的にはそのことがよくもあり、悪くもあるかなぁ、と思いました。 今回の作品ですが、人間に巣食う寄生虫の不思議な習性と、その寄生虫に巻き込まれたワケありな主人公の男性とワケありな女の子の織りなす、儚くも人間味のあるお話です。相変わらず三秋さんは心をくすぐるような表現、特に会話に関してはさすが!な部分がたくさんあり、よかったです。 ですが、今回の作品はやや、いつもの転結に向かう柔らかい切れ味にかける気がしました。不意に心をとんとん、と打たれるというよりは、くいっと引っ張られていく印象でしょうか。私に寄生虫に関する知識がないためかもしれませんが…。 とはいえ、独特の切り口やストーリーはやはり引き込まれました。次回作に期待します。 | ||||
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