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血染めのエッグ・コージイ事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
血染めのエッグ・コージイ事件 (扶桑社ミステリー)

血染めのエッグ・コージイ事件の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

良く出来たバカ・ミス

イギリスの名門領主邸で、国際政治に大きく関わる外交会談が内密に重ねられている最中、殺人事件が起こる。
邸内にはスパイの気配も濃厚で、緊迫感が漂う話です。

但し、政治絡みの話とは言え、難しい内容は出てこずサクサク読めます。実際に自分がイギリスの荘厳な領主邸の中で、
陰謀に巻き込まれている様な冒険気分になってハラハラできるスリリングさも、この話の大きな魅力でしょう。
またそれで、矛盾して聞こえるかもしれませんが、田舎の領主邸のためか、どこかややのんびりした雰囲気の側面もあり、
広く言えばコージー・ミステリーと言えそうな気も!?読んでいて、まったりした気持ちにさえなってきました。
この著者は読書を惹き付けるストーリーテリングが上手いと思います。

しかし、犯人の解明やトリックには問題が。先ず、犯人を明かにしていく論証としてはやや弱いですが、
もっとも、それだけならよくあることなので、まだしもとしておきます。しかし何より問題なのはトリックです。
派手に奇を照いブッ飛び過ぎており、バカバカしくなってきてチープさすら感じてしまう作品の一つかなと。
但し、その馬鹿さ加減こそがかえって、いわゆるバカ・ミス(おバカ・ミステリー)好きには堪らないのかもしれず、
それも著者の狙いだったのかもとは思いますが。

そこで結論は、本格ミステリーとしては派手なだけで大したことはないですが、しかし、バカ・ミスや
読み物一般としては面白く価値があると思うので、私としては星三つ位ですね。
血染めのエッグ・コージイ事件 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:血染めのエッグ・コージイ事件 (扶桑社ミステリー)より
4594052215

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