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帝国の死角
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帝国の死角の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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前編を古本屋で大昔に買って以来、後編を探し続けてました。 かなり予想外な展開で驚きました。 | ||||
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驚愕のどんでん返しは第二部 【神々の黄昏】におまかせして第一部、楽しみましょう。この第一部 【天皇の密使】は単独の作品としてもとても面白いんだから。 | ||||
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高木先生のトリックで、最高級作品です。下巻まで読み込み、衝撃を受ければ、探偵小説から離れられなくなる。このレベルのトリックは、島田荘司の初期作品にもあります。 | ||||
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せっかくのストーリーが、ディティールがでたらめなために読んでいてしらけてしまう。 それは何かというと、当時の貨幣価値や貴金属の価格に関する部分である。昭和20年当時の20億円・米ドル換算で5億ドルという金額が出てくる。物価から考えると、当時の20億円というと少なく見積もっても現在なら2兆円はくだらない。 問題は購入した戦略物資の白金=プラチナのこと。プラチナの価格は現在5000円前後であるから、2兆円で買える量は約400トン前後か(ただし作中では量は一切明記されない)。しかしながらプラチナは金より遙かに希少で、有史以来の生産量は4700トン程度。最近でも年間生産量は200トン足らずだ。 第二次大戦のさなかに、どうして400トンものプラチナが簡単に買えるのだ。また登場人物の一人のドイツ軍人が、輸送手段としてUボートを提案しているが、そんな馬鹿な話はない。せいぜい排水量7、800トンていどのUボートに400トンものプラチナを積もうとすれば、積み込み中に沈没してしまう。 作者は当時の20億円で買えるプラチナの量をずいぶん少なく考えていたのか。あるいは当時の貨幣価値をえらく低く見積もったのか。いずれにしても本当にいい加減だ。 | ||||
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この本は私が推理小説にハマったきっかけになった本なんです。 絶版は非常に残念です。 筆者の最高傑作だと信じています。 どうして絶版扱いになるのか全くもって理解できない。 | ||||
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第二次大戦時、ドイツに赴任した海軍少将鈴木高徳は、スイス銀行にある当時7千億円と言われた 「天皇の秘密預金」をもとに兵器製造に必要な貴金属の買い付けの密命を受けた。 彼が書いたという手記「鈴木文書」を高木彬光が前編でドキュメンタリーなタッチで巧みに描写して みせる。 後編では戦後、鈴木高徳の遺児、二郎がその「鈴木文書」の謎を解こうとして連続殺人事件に巻き 込まれる。そして最後には予想だにしない「どんでん返し」。 これ程の素晴らしいハラハラドキドキの本格ミステリーは、高木彬光だからこそ完成させることが 出来たのだろう。現代の推理小説家が色あせて見える。 高木彬光の傑作、「白昼の死角」、「邪馬台国の秘密」と並ぶ正真正銘のA hard-to-put-down book、 Page Turner だ。 | ||||
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ある意味では壮大な1アイデアものなので説明が難しいが、 この下巻ではとりあえず『白昼の死角』(意図してかせずしてか、両者とも“死角”である)のような詐欺、 『邪教の神』のような新興宗教を扱った、高木彬光の社会派テーマミステリーらしい感じで進行する。 解説では空前絶後とある。 昭和46年に書かれた古い作品だが、さまざまなトリックを考えてきた新本格以降のミステリ・シーンでもこのタイプのトリックは見たことがない。 読み終えた時は、確かに驚いたものの、それほどの衝撃はなかった。 しかし改めてミステリ史的に振り返ってみると、かなり凄い仕掛けかもしれない。 これだけの作品なのに入手困難なのも知られていない理由かも知れない。 とにかく手練れのミステリ読みにこそお勧めしたい佳作。 | ||||
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