からくり東海道



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初公開日(参考)1996年08月
分類

長編小説

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からくり東海道

1996年08月31日 からくり東海道

天保十年。尾張藩江戸下屋敷で催された正月の祝いで余興を演じた角兵衛獅子、みつと文吉。二人は屋敷の庭に、一つの“宿場町”が造られているのを見た。十年後、質屋に奉公する文吉は、主人の供で行った小田原宿で、たかと名を改めたみつに再会する。二人はそこで、江戸で見た“宿場町”とそっくりな“虎屋”を発見する。たかの正体は“悪女”。箱根山中に埋められているという百万両の黄金を狙っていて、その鍵が“虎屋”にあるという…。 (「BOOK」データベースより)




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からくり東海道の総合評価:6.33/10点レビュー 3件。Cランク


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(7pt)

やっぱり粋だなぁ。

タイトルにある「からくり」には余り意味がなく、市次、たか、市太郎ら3人の波乱万丈な冒険振りを評したような意味が強い。
ところで今思えば、泡坂の時代小説は数あれど長編はこれが初めてなのではないか。そのせいか主人公3人がいつもより生き生きと感じられ、心地よい。
また主人公たちも名前が変わっていくように、周辺の登場人物も名前が変わっていき、泡坂お得意の文学遊びが楽しめる。
ともあれ、なんとも粋な小説だった。

Tetchy
WHOKS60S
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未読の方はご注意ください

No.2:
(2pt)

時代考証間違いがある

時代考証が出鱈目の宇江佐真理や諸田玲子より格段にマシだが、それでも時代考証間違いの言葉が散見される。
 最悪は昭和十九年のサトウハチローの造語の「頑張る」だ。あと「他愛」は「自分のことよりもまず他人の幸福を願う」意味で誤用。ここは「たわいない」でないと駄目。
「大変」は江戸時代は、現代と違って「すさまじい凶事」の意味で使うが「非常に」という現代の意味で使っている。
 その他、時代考証NGワードを列挙していくと完成(明治二十九年の民法)、説明・呆然(坪内逍遙の造語)、無駄(国木田独歩の造語)、事件(仮名垣魯文の造語)、夢中(山田美妙の造語。江戸時代の「夢中」は「意識を失って夢を見ている」意味)、緊張(森鴎外の造語)、小走り・蛻のから(樋口一葉の造語)、大道芸人(若月紫蘭の造語)、反対(中村正直の造語)、理由(山縣有朋の造語)、関係者(泉鏡花の造語)、膨張(明治七年の文部省の造語)、移動・興味(井上哲次郎の造語)、信憑性(竹山道雄の造語)、警護(萩原乙彦の造語)、船着場(夏目漱石の造語)、勘違い(幸田露伴の造語)、雰囲気(北原白秋の造語)、火の海(矢田挿雲の造語)、血飛沫(龍胆寺雄の造語)と、これだけ。
からくり東海道 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:からくり東海道 (光文社時代小説文庫)より
4334728359
No.1:
(4pt)

テンポは良し!

時代小説というのでしょうか?
私の苦手な分野ではあるのですが、なんとなく読んでみました。
主人公が今の呼び名と幼少期の呼び名が違ったりするので、夜寝る前にちびりちびりと読んでいた私は途中意味がわからなくなったりもしました。
しかし、軽快なテンポのある小説ではあります。
でもやっぱりなんとなくすっきりしない部分も残る・・・
終わり方もちょっと、なになに?どういうこと?ってな感じでした。
やっぱりこの手の本は、好き好きがあると思います。
この人は結構な時代小説書きらしいので、他の時代小説も読んでみるのもいいかなぁ。
からくり東海道 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:からくり東海道 (光文社時代小説文庫)より
4334728359



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