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陽気なギャングの日常と襲撃
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陽気なギャングの日常と襲撃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 41~60 3/6ページ
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前作「陽気なギャングが地球を回す」に比べると若干インパクトに欠けましたが、セリフが洒脱で、この頃の伊坂作品は特に好きです。 | ||||
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陽気なギャングのひとりひとりが主人公の短篇と ギャングの全員が集まった中篇で構成されます。 ギャング初登場の「地球を回す」ほどのインパクトはありませんが、 各章のはじめにある用語解説には前作と同様に遊び心があります。 | ||||
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『陽気なギャングが地球を回す』の続編。面白い。 それぞれが個性的な仕方でスマートな、クールで、泥臭くはないんだけど、でも人間的な、そんな四人の、意味深なんだか口先だけなのかよく分らない気の利いた遣り取りが、テンポよくポンポンと飛び出してくるのが心地いい。物語も、時に目も眩むように、小気味よく展開していく。前作同様、幾つもの伏線を張り巡らして、でもそれが伏線だって云うのは最初のうちは分からなくって、それが最後にヒョッコリ顔を出して、全てが丸く収まっていくあの爽快感。なんだかんだ云って、"ギャング"たちはみんな優しくて、「気持ちのいい連中」だ。 軽薄と云えば軽薄なのかもしれない。無数に散りばめられたあの警句じみたお喋りも、すぐに忘れてしまうだろうとは思う。でも面白かった。それで十分。 巻末に収められた"ボーナストラック"、30ページにも満たない短編だけど、"ギャング"たちの個性がしっかり詰まっている。また本短編の主人公二人の物語も、何だか本当に起こっちゃいそうな人生の断片。 | ||||
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どうやら、別の作品にすでに登場したギャング4人組が主人公となっている物語。 知らずに、こちらから読んでしまいました。 半分が短編集で、残り半分が中編、それぞれの伏線がつながっているという、ちょっと変わった構成。 話しのテンポも悪くなく、ギャグ的な面白さも、伏線を活かしたミステリー的な面白さもある。だが、どうもこちらの作品から読んでしまうと、ギャングそれぞれのキャラが今ひとつわからないというか、魅力を感じられない部分がある。 このあたりは、前作を読んでからこちらの続編を読むのが正解、ということなのだろう。 | ||||
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2作目で超個性派の4人がさらに生き生きしてきたように感じます。 ただ、スリの技はちょっとやりすぎでは? ストーリーの重要部分に乗っかりすぎのように思います。 | ||||
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「陽気なギャングが地球を回す」の続編。 前作と少し構成が変わっていて、前半は短編集(?)、後半は前半の短編を まとめる長編となっています。 相変わらず、伏線の張り方、回収に巧みさを感じます。 登場人物のあふれる個性が本作でも炸裂しています。 軽快なストーリーで、読後感も爽やか。 このようなエンターテイメントに徹した作品も伊坂幸太郎の魅力のひとつだと思います。 | ||||
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プロットはさすが。ここまで「別々」の事件を、最後にここまでまとめあげ、ちょっとしただいどんでんも用意してある。いつも通りの軽妙な会話も読者を楽しませてくれる。 ただ、4人の特徴(嘘を見抜く、正確な体内時計など)と事件の絡みが薄く、タイトル通り、「ギャングの日常」風景といった感のある作品になっている。これはこれで面白いのだが、やはり、今までにはない型破りな銀行強盗の4人組を期待してしまったので、次は銀行の襲撃をメインにしてくれるといいな、と思う。 | ||||
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なにより、読みやすく、面白い‼ 読後感も、すごく爽やかで、スカッとする 退屈な日常にうんざりした時にオススメ‼ | ||||
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個性豊かな4人の陽気な銀行強盗たちを描いた続編。前半は短編集となっていて4人が別々に活躍し、後半は銀行強盗をした後に気付いた事件に関わっていく物語。前半は4人の個性がうまく生かされていて楽しめた。特に、「卵を割らなければ、オムレツを作ることはできない」の話は、主役の女性ののんびりしたキャラクターに好感が持てた。後半は4人がワイワイと事件に関わっていくのだが、思ったよりも大きな騒動ではなかったし、4人で協力して何かをしているという一体感もなく、大きなどんでん返しもなかったので物足りなかった。軽快な会話や様々な伏線は相変わらず楽しめたので、さらなる続編に期待したい。 | ||||
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私は、伊坂作品の良いところは、1.キャラ2.色々な伏線が、最後には1つに収束する3.名言どの作品にもいずれかがあるので、伊坂作品は全て好きなのだが、この作品は、3つともあると思う。なにより、4人のギャングのキャラの良さ、そして、会話のテンポが良いので、スイスイ読み進めることが出来る。陽気なギャングシリーズは、本当に好きなので、次回作が出来るのを期待。 | ||||
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出張中の飛行機で一気に読んでしまった。前作を読んでいたので衝撃は少し少なく、★4ですが、やはりこの4人組は楽しい。どんな事が起きても焦りがなくて淡々と仕事をして話を進めていく。そんな4人の安心感が読んでいてたまらなく気持ち良い。自分もこんなに落ち着いてて弁がたてばなぁ、と憧れてしまいます。登場するキャラクターにも愛着が持てます。何も考えずにサクサクと読める。そんな作品で楽しく読めました。 | ||||
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個性溢れる登場人物とあちこちに張られた伏線と、細かく絡み合う時系列。相変わらず面白かったです。が、ちょっと間延びした感がありましたね。出てくる人物も面白いし、ストーリーも面白いけど、前半部分のスピード感に対して後半の間延び感がちょっと読むのに飽きるかもーっと。でもハズレではないです。続編も読みましたが、結構面白かったです。 | ||||
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ノリにノッている伊坂幸太郎初の続編小説。この小説は「陽気なギャングが地球を回す」の、続編、という位置づけ。続編とはいっても、設定、人物、世界観が同じで、前作の後の話、くらいのノリなので、こっちからみても十分面白いだろう。まぁ、前作から見ると十二分に楽しめるだろうけども。と、言い切れる作品である。 これぞ、伊坂節といえる小粋な会話と、おしゃれな人物、ステキな世界観の颯爽とした作品である。4つの短編と、中編からなる作品なのだが、すべては一本につながっている。やっぱり、短編の伏線があとの中編に絡んでくるところが読んでいて気分がいい。そしてもちろん、最後にはどんでん返し。まぁ、このどんでん返しは、たいした驚きはないのだけれど、そこにいたるまでの過程で満足できる作品である。 伊坂幸太郎の作品の良さは、なんといっても、読みやすい会話のリズムと軽い文体だろう。サクサクすすむ。そして、ひとつの会話の中にもオチがあるところが、印象的で、笑いを誘う。ふふっ、ってね、わらちゃうのよね。また、彼の作品中には強烈なキャラクターが出てくることが多い。この作品ではもちろん、響野という男。「わたしの言うとおりにやれ。わたしのやる通りにではなく。」素晴らしく、とんでもないことをいうやつだよね。 | ||||
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しゃれた会話にテンポのいいストーリー、読んでいて気持ちいいとはこのことぞ! 彼らのそれぞれのエピソードから絶秒に繋がっていく最終章。 うまい!うますぎる! | ||||
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4人の銀行強盗と彼らにまつわる誘拐事件の顛末記。短編集のように始めるが、複雑の絡み合いながら収束してゆく手法はさすが。ただ、今回の事件に顔を突っ込み、リスクを負い、あまつさえ強奪した金の一部を間抜けな誘拐犯の家族に送る儀賊っぷりには少々興ざめした。悪人は悪人らしくしろよ、誰も感謝なんかしねーぞといいたい。 | ||||
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特殊な能力を持つ四人の銀行強盗が巻き込まれた四つの奇妙な事件。華麗なる銀行襲撃の裏に社長令嬢誘拐が連鎖する。 ある本質を見抜くことによって、個々が独立しているように見えるものにも相関を見いだす事ができるのかもしれません。 「おまえは何でも先を見透かしているが、それで本当にいいのか?先のことがわからないから、人生は楽しいんだろうが。手品の種を知って、ショウを楽しめるのか?」 | ||||
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伊坂さんの文体はいつでも、少し突き放したような距離感にあふれている。 よく読むと、過去なのに現在形の文末だったり、その浮遊感が、 不思議な距離感を生むのかもしれない。 いやもしかしたらこれだけ人物像がしっかりと書かれているのに、 思ったよりも一人一人の心象風景が書き込まれておらず、 作者までが読者目線で外から語っていることに由来するのかもしれない。 4人のギャングが巻き込まれた今回は、 いつも悪いことをしているからいいことをしてみたりして、 でもうまくいかなかったり微妙に外してしまったり、 そんなばたばたの中にしっかりと彼ららしさが満ちあふれた、 カラフルで楽しいおもちゃ箱のような仕上がりだと思う。 例えば奥田英朗の真夜中のマーチだとか、井上夢人さんのチームだとか、 今野敏さんの色シリーズだとか、同じような仕立ての本をまた、 読み起こしたくなった。 眉間にしわを寄せずに、幸せに読める本。 安心して、友達にも親にも勧めたい。 | ||||
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いつもより前置きが長いなと思っていたら、著者も自覚しているようで、P.378にはその旨の記述がありました。そしてあとがきを読んで納得。でも長い前置きもちゃんとストーリーの展開に組み込まれています。 ウィットの効いたギャグや皮肉を楽しめましたが、一番笑えたのはラスト。 読後に賢くなったとは思えませんが、十分に楽しませてくれる本でした。 | ||||
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前半部は各自の日常で起こった出来事をめぐる物語。 後半部は登場人物が一斉に集まっての物語。 後半の物語には、前半の物語が伏線として結びついています。 テンポよく、軽快な物語は流石で、びっくりするような展開は ないものの一気に読ませます。(最後の展開は少しキツいような気がしますが。。) 他の作品に比べても、作者が気軽に楽しんで書いているように見えます。 今後の、短編や中篇での続編を読んで見たいです。 | ||||
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前作に続いて、 陽気なギャングたちの、 憎めない悪だくみ? 元は短編で、 それぞれの日常を描いていた。 それが、連作として単行本化したとのこと。 手の込んだトリックや、 難解な推理など皆無。 ただ、ただ、 愛すべきキャラクター達の、 間の抜けた計画。 結果、オーライ、みたいな??? 新たな愛すべき登場人物たちも加わって、 現代版鼠小僧、とでも言えるのかな。 軽い感じで読める、 痛快活劇ですね。 | ||||
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