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陽気なギャングの日常と襲撃



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陽気なギャングの日常と襲撃の評価: 4.08/5点 レビュー 106件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 1~20 1/4ページ
No.80:
(4pt)

「ギャング」のアクション、今度は誘拐!? |『陽気なギャングの日常と襲撃』伊坂幸太郎

伊坂氏の初期作品。「陽気なギャングが地球を回す」の続編。

・・・
相変わらず、面白い!

もうこういう作品には説明は不要。絶妙で洒脱な会話とユニークなキャラが縦横無尽に動き回る。

・・・
人間嘘発見器の成瀬、大言壮語の演説家の響野、掏摸の天才久遠、体内時計をもつ雪子。4人の「ギャング」

今度は成瀬(市役所の公務員)の部下の大久保の彼女が焦点に。

彼女の父親はやり手のドラッグストアチェーンのワンマン社長。彼女と結婚するにはどうするべきかと思案して成瀬に相談していた矢先に彼女が誘拐された。じつはその誘拐犯(彼女の父親に薬屋を潰された)もへっぽこ誘拐犯で誘拐された彼女も彼らに同情する始末。

そして成瀬率いる4人組がこの誘拐事件に介入する。つまり今回は強盗というより誘拐。

・・・
「巨人の肩の上に乗った小人は、巨人より遠くが見える」という文言(P.25)。これは読書猿氏の作品「独学大全」に書いてあったのを思い出しました。前人の積み上げを吸収し更に先に行こう、みたいな勉強法の話でした。もちろん、ここではそんな高尚な話ではないですが笑

あと、雪子が派遣で働く会社の女性隣の同僚に、パソコンのロックを開けた途端「あ、課長が読んでましたよ」と離席させるというテク。これは昨今ソーシャルエンジニアリングと呼ばれる情報搾取の方法の一つ。名前は異なれど人を騙す方法は昔からあるのだなあと。

・・・
ということで伊坂氏の初期作品「陽気なギャングが地球を回す」の続編。

映画化もされたんですよね。本だけでも十分面白いけど映画も見てみたいですねえ。
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)より
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No.79:
(4pt)

銀行強盗四人組のやり取りの可笑しさに、あちこちでくすりとしちゃいました。

話が込み入ってて分かりにくいところもあったんだけど、銀行強盗四人組のやり取りの飄々とした可笑しさは相変わらずでした。

減らず口たたいてちっとも懲りない響野(きょうの)と、妻の祥子(しょうこ)さんとの次のやり取りなんか、可笑しくてくすりとしちゃったな。
《その時、ちょうど隣にいた、響野の妻、祥子が目を丸くして、「よくそんなことが言えるよねえ」としみじみと言ったのが、成瀬には痛快だった。「あなたが、失敗を活(い)かしたところを見たことがないんだけど。むしろ、さらなる大きな失敗をしでかすくらいなのに」
「木は森に隠せ、って言うだろ。失敗は大失敗に隠すんだ」響野は怯(ひる)まない。》
祥伝社ノン・ノベル p.155

本書の「あとがき」で著者の伊坂幸太郎さんが、《この銀行強盗たちは四人でわいわいがやがやと喋りながら、騒動に巻き込まれていくのが本領の気がしますし、(後略)》p.272    
と語っていますが、成瀬、響野、雪子、久遠(くおん)の四人は、チームを組んでことに当たると、俄然生き生きとして輝きを放つように見えますね。四が八にも十二にもなる、素晴らしいチームや思います。

シリーズ第3作『陽気なギャングは三つ数えろ』読むのが楽しみです。
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)より
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No.78:
(5pt)

相変わらずの見事な伏線回収とドタバタ!?コメディが楽しい

陽気なギャングシリーズ面白いですね。
地球は回るの続編を1日で読んじゃいました。
何か映画のようなスリリングで爽快な展開がたまらなく楽しいです。
ページ数が少なく読みやすいのも後押ししてると思います。
今作はもあの4人が織りなすドタバタ!?コメディと見事な伏線回収があります。
今作でギャングシリーズにどハマリしてしまいました。
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)より
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No.77:
(5pt)

勧悪懲悪なのがいい

銀行強盗シリーズ二作目。今作は、各々が遭遇する不可解な出来事から物語は始まり、本丸の誘拐事件に巻き込まれていくストーリーとなっている。
前作とは少し構成が異なりミステリー要素も加わっているため、続編ではあるものの新鮮な気持ちで楽しめた。「木は森に隠せ、って言うだろ。失敗は大失敗に隠すんだ」他、響野さんの迷言が随所で光り、成瀬さんのメタ発言にはくすっと笑えた。最後のオチが見事で、ページを行ったり来たりしては素晴らしいショウを観たあとの高揚感と余韻に浸る。もっとこの世界にいたい、終わるのが惜しいな、と読むたびに思う。

軽妙洒脱でお人好しだけれど、悪党らしく冷淡な面もある銀行強盗たちから目が離せない。三作目も楽しみ。
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No.76:
(4pt)

楽しい

文句なく楽しめます。
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No.75:
(4pt)

軽快でおしゃれで素敵

前作からの相変わらずの面々が、それぞれの個性が全面に出て
読む手が止まらず、一気読みしてしまいました。

でも、あまりに軽快すぎて、スリリングなはずの場面も
全く緊迫感を感じることができず、そこは残念でした。

伏線の仕掛け、回収は相変わらず見事でした。
面白かったです。
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No.74:
(4pt)

手軽に読める洒落たキャラミス

手軽に読める洒落たキャラミス。4人組のギャングは常人離れした特殊な能力を持っているが、無双出来るほど圧倒的な力と言うわけでもなく、超能力バトルがウリではない。又、全体にユーモラスなエンタメ作で、物騒な事件が起こる割にスリルや緊迫感は感じられない。誘拐された富豪の娘に同情されるお人好しの誘拐犯、と言うのが典型だが、基本さほどの悪役は登場せず、悪い奴だけど憎めないキャラの面白さが、このシリーズの特徴と思う。  
そう考えると、始め違和感を感じた「陽気なギャング」と言うフレーズはやはり的確な表現であった。
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No.73:
(4pt)

「恐怖新聞」が読みたくなる

本書は、もともとは悪党たちのそれぞれの日常を描く4つの短編だったものを本書全体の第一章におきかえ、その後の物語を組み合わせて長編化した作品で、長編化するにあたって当初の短編にも手を入れたとはいうものの、それでも見事に長編小説として収斂しており、伊坂幸太郎やっぱり巧いなと感心します。
 前作「陽気なギャングが地球を回す」でもそうでしたが、伊坂幸太郎の遊び心が満載という感じで、特に「恐怖新聞」のくだりは大笑いしてしまいました。
 子供の頃、あまりの恐ろしさに一人でトイレに行けなくなった思い出のある、つのだじろうの傑作恐怖漫画「恐怖新聞」が読みたくなりました。未読の方はぜひどうぞ。
 また、サブキャラの田中について、成瀬と響野がやりとりする場面で
「いつも田中の情報や道具に頼っていると、またか、と思われるかもしれない」(成瀬)
「誰に思われるんだ!」(響野)
「田中がいればなんでもできるんじゃないか、と見透かされるかもしれない」(成瀬)
「だから、誰にだ!」(響野)
と、読者を意識したメタフィクション風になる場面など、完全に伊坂幸太郎、楽しんでると思います。
 すぐに相棒の名前を言ってしまう誘拐犯など、サブキャラも光っており、シリーズ第二作の楽しました。
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No.72:
(5pt)

相変わらずのまとまりっぷり

文庫版にて拝読。
前作『陽気なギャングが地球を回す』を読んでから数十秒もたたないうちにAmazonで購入し、届いた瞬間に読んだ。
『地球』の圧倒的な躍動感と伏線回収に魅了され、期待値MAX状態で読んでいたが、それでもなお、期待をずっと上回る出来だった。

今作は「日常」と銘打っていることもあり、まずはじめに四人衆それぞれの日常パートが短編で描かれる。この短編も例によってしっかり伏線が張り巡らさているので、ぜひとも読んでおきたい。
続く「襲撃パート」は、起承転結の「転」をマシマシにした感じで、スリリングで先の読めない展開が魅力。もちろん綿密な伏線回収やキャラ描写など、『地球』での評価点はしっかり受け継がれている。

また文庫版ということで、30ページほどの追加エピソードが特典でついてきた。
特典といえども侮るなかれ、四人衆の能力をフルに活用した恋愛活劇は、30ページという短さには釣り合わないほどに読みごたえがある。所詮おまけだからと読み飛ばさず、ぜひこちらにも目を通していただきたい。
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)より
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No.71:
(5pt)

また、4人の活躍が楽しめる

個性豊かな4人のオムニバスから、チームプレーまでじっくり楽しむ事が出来ます。

4人個別の物語の伏線もしっかり回収してあり、さすが伊坂作品だと思います。

前作よりもお人好し度が増したかな?と感じました。
とても楽しく、一気に読み進めました。
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No.70:
(5pt)

最高です

私は伊坂幸太郎の作品が大好きですが、その中でもこのシリーズはオススメです。
登場人物はどれも魅力的で、その人物の欠点さえも魅力に感じます。
展開としても読者を置いて行くことなく、読んでいて楽しいです。
読んだ終わった瞬間、この人たちをもっと見守っていたいという気持ちになり、少し寂しくなることでしょう。
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No.69:
(5pt)

絶対におすすめ

すごく面白い! ついつい引き込まれてイッキに読みました。飽きません!
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No.68:
(5pt)

面白かった

とても面白かったです。

本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで。
*星の数でご察し下さいませ。
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No.67:
(5pt)

またあのギャングたちに会える!

陽気なギャングが地球を回すの面々が再び大活躍。
彼らとまた会えるだけでドキドキしてしまう!
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No.66:
(5pt)

概ね

単調で平凡な日常の合間にえっあら大事件じゃないですか!
と事件が起きて、爽やかに人助けしたり襲撃したりしています。
個別に読んでも連作短編としても前作の続編としても大変面白いです。
素晴らしい。
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No.65:
(4pt)

タマゴを割らなければ オムレツを作ることはできない。銀行ギャングは4人で。

会話が うまいんだね。一気に読んでしまった。
ちょっと余分だけど 必要なフレーズを語ることができる所に、 
伊坂幸太郎の真骨頂があるのだろう。
喫茶店のマスターの饗野。
その妻の祥子。コーヒーの入れ方は饗野よりうまい。それに 結構 会話がおしゃれ。
海には逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。 は 短編として 独立しても 面白く読めそうだ。
饗野と同級生で 公務員である 成瀬。ウソを見破ることができる。
そして 大久保の 市役所苦情係としての対応。小役人への不満が おもしろい。
ニンゲン嫌いの動物好きな 久遠。風がすっと吹き抜けるような 青年。
生きることに チカラが入っていないよね。
そして 正確な体内時計とドライブテクニックをもつ雪子。
役者はそろっている。それぞれ言いながら それぞれ 互いを認める。
そういう アットホームな ギャングたちが、繰り広げる 技が 何とも言えない。
鬼怒川 というおとこが 実に かわいい。そう思わせる筆力がある。
巨人に上れば 巨人より遠くが見える。
ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけない。
タマゴを割らなければ オムレツを作ることはできない。
毛を刈ったヒツジには 神も風も和らげる。
一度かまれると2度目は用心する。
愚か者は天使が恐れるところに突進する。

ギャングはやはり4人でやるのが 一番いいと思う。
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No.64:
(4pt)

陽気なギャングシリーズ第2弾!お人好し4人の日常はありきたりではない。

陽気なギャングシリーズ第2弾!
今度のロマンは人助けだ。
誘拐された社長令嬢を助け出せ!
個性派4人にはありきたりな日常は物足りない。
コミカルな会話とテンポ良い展開が気持ち良い伊坂ワールドを満喫できる物語。

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女
の四人の天才たち。
その天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。
これが「社長令嬢誘拐事件」に連鎖していく。

序章は、ギャング4人にまつわる4人の視点で始まる。
前作と異なり、戸惑いながら読み進める。
ここでのキーワードや伏線が後につながってくる。
だまし絵的な展開にニヤリとさせてくれる。

社長令嬢の誘拐が、なんと、さらに別の誘拐に展開。
ドラッグストアのワンマン社長とカジノのドンの対決のドサクサに紛れて、
令嬢助け出す。

教訓のような訓示のような、あるいは、罠なのか?
「巨人に昇れば、巨人より遠くが見える」
「ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけない」
「卵を割らなければ、オムレツを作ることはできない」
「毛を刈った羊には、神も風をやわらげる」

クライマックスは、カジノに乗り込んだところ。
響野と久遠をダシに強盗計画を垂れ込んだ成瀬が憎いくらい楽しい。

司令塔・まとめ役な成瀬がいるからこそ計画遂行できるんだけれど、
響野という、とぼけ役がいるから、まとまるんだ。
4人の持ち味を出し合った展開が気持ち良い。
鬼怒川は、今頃、あの国でゆっくりしてるのかな?
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No.63:
(4pt)

前半は…。後半は…!

この本の前半は銀行強盗達の個人にスポットを当てて、それぞれの人生を描いている。 後半は4人が揃って銀行強盗を起こし、事件に巻き込まれるといういつもの展開。 やはり後半の方が面白いのである。 前半は雑誌の連載の関係上、各個人の話を書かざるを得なかったとのことなのだが、読者が求めているのはそういったものでは無い。 やはり4人が揃っていざこざを起こし、それをどう乗り越えていくのかを楽しみにしているのである。 しかし、そこは伊坂幸太郎。 前半に伏線をちりばめて、後半で回収しているくだりは鳥肌ものであった。 決して駄作ではないので、陽気なギャングシリーズには欠かせない一作であろう。
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4396208138
No.62:
(4pt)

相変わらず面白い

一人ひとりの個性と、物語が流れにそっていくのがいい。 前作よりはバラバラな感じがしたが、キャラクターに愛着が湧く。
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4396208138
No.61:
(5pt)

優しく不思議なギャングたち

陽気なギャングシリーズ第二弾 前作の強盗メインのストリートとは打って変わって 陽気なギャングたちの日常に焦点をあてた1冊。 前作も迫力があって面白かったけど、 今回のストリートの方が少しのスリルは残しつつも 基本のほほんとしていてこっちの方が気に入っている。 とは言っても非現実的な話ばかりだけども。 本編もおもしろかったけども、ボーナストラックも 個人的に大好きな部分。 このまま続編読みきるしかない
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