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モダンタイムス
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【この小説が収録されている参考書籍】
モダンタイムスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 41~60 3/7ページ
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よかったです。よかったです。よかったです。よかったです。ほんとうに。 | ||||
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以前読んだゴールデンスランバーと通じるものがあるなぁと思ったら、 作者のあとがきに、二卵性の双生児に似ていると書いてありました。 良かったぁ、合ってたぁ。 常にドキドキしながらも、先を急いでいたらあっと言う間に 読み終わってしまいました。 そして、 三つのキーワードは今でも検索する気にはなれず、 勇気は実家に置いて来たままです・・・。 | ||||
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おもしろかった!我々の生きる実社会も「そういことになってる」世界なんだと感じました。 | ||||
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魔王を呼んでから、読むとさらに良い!下巻にも期待する!!!! | ||||
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マンガの原作で伊坂さんの作品に興味が湧き購入しました。おもしろいです。 | ||||
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システムエンジニアの主人公を中心に繰り広げられる奇妙な数々の出来事。 気がつけば、ついつい引き込まれていました。 上巻だけで考えれば★4つ。 ただ、下巻は・・・。 | ||||
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社会の「システム」に飲み込まれる人びとの抵抗と無力さを描いたもの。「システム」の議論はそのまま村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチを思い出させるが、ここで扱われているテーマは極めて現代的で重要。オーウェルの『1984年』などの近未来小説と同じ警告。日本で広く読まれている作家がこのような作品を書くことは本当にうれしい。シリアスなテーマも、独特のユーモアとウィットのお陰で深刻になりすぎずに読むことができる。この世代の作家の中では一番好き。 | ||||
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物語はいきなり主人公、29歳の会社員、渡辺拓海が妻佳代子から送られてきた刺客に襲われるところから始まる。 妻は渡辺の浮気を疑っているようなのだが、またそれは事実なのだが、それにしても刺客を送る妻とは?そんな疑問が頭に残ったまま、後輩の社員大石倉之助、先輩の五反田正臣、刺客の岡本猛、友人の作家、井坂好太朗などが絡んで物語は進む。 時代は具体的には示されないが2050年頃?渡辺はIT関係の社員であり、ある不可思議な依頼に取り組むうち、ある言葉の検索が何かの意味があると気付き始める。 その間、拷問など陰惨なひりひりしたシーンと脳天気な男達の会話。そして物語が相当進んだ頃、播磨崎中学校の大量殺人事件がどうやらこの物語のキモであることが読者に解る。その事件で英雄となった永嶋丈、そして渡辺の係累にいる超能力のある一族安藤家の話、そんなことが絡み合いクライマックスへ。 しかし超能力が事実なのか、また妻佳代子の異常な能力のわけ、またこの事件をしくんだものたちの正体などはあかされないままエンディングである。繰り返し出てくる「システム」により彼らは依然として取り巻かれている。 真実が明かされないと言っても中途半端な感じはない。これはこれでいい物語なのである。次から次へと覆い被さるように出来事があり、ぎっしりとして飽きることがない。 その点少し違った書き方の小説だなと思っていたが、はたしてこれは週刊コミック雑誌に連載され、その都度担当編集者とアイデアを詰めたという。つまり、マンガの方法論で書かれた物語なのである。それを後書きで読んで、目からウロコの感じがした。 そうか、そういう書き方があったんだ。日本の歴史あるコミックは膨大であるから、今後もこの鉱脈を探し当てて、より面白い物語が紡がれるに違いないと、嬉しい気持ちになったのであった。 | ||||
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まだ途中なのですが、通勤中電車の中で読んでいて会社まであっと言う間です。 | ||||
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ほんとうによかったですよ。一家に一つは必要ですね。自分だけが楽しめるばかりか家族全員楽しい思いができます。 | ||||
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魔王からつづきモダンタイムスに意外と今、魔王から読み返すと今の時代にマッチして怖さも感じるくらい。 家族ではまってしまってます。 | ||||
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最近挿絵がある小説が少なくなった。本書は漫画雑誌モーニングに連載時の挿絵全てが掲載されている特別版。この点に惹かれて購入した。 本の作りとしてもかなり分厚くなっている。挿絵があることと、活字がかなり大きいため本の作りとしてはかなりごついものとなっている。挿絵の挿入方法も単調にならないようにいろんな形のものが採用されている。ただ結論から言うと他の方も書かれているが、挿絵がなくてもよかったかもしれない。 50年後の未来のはずだが、挿絵ではガラケーを使っていたりしてSFチック感は少ない。2008年の発刊なので2013年の今のようなスマホは出ていなかったのである。絵があるためにイメージが固定されてしまう欠点がこの点にある。 本の全体の調子は伊坂節とも言うべき、個々人の会話がシニカルである。ちょっと自分を突き放したようなユーモアが何とも言えない。 本の中で扱われているテーマの一つはネット社会の監視問題がある。こう言うとサイバーパンクを扱ったウィリアムギブソンの「ニューロマンサー」を思い出す方もいるかもしれないが、あのニューロマンサーのような強烈なSFチック感はない。むしろ会社に行ってそして帰ってくるという毎日の日常生活の中に垣間見える摩擦を掘り起こしてユーモアたっぷりに見せてくれる小説といったほうがいいのかもしれない。 物語は主人公が拷問を受けるところから始まるというショッキングな出しである。つかみがすばらしい。ここからぐんぐんと物語の世界に引きずり込まれていってしまう。爪を剥いだり指を切り落としたり残虐な記述もある。あなたにその恐怖感もたっぷり味わせてくれる。いくつかのキーワードを検索しただけでとんでもない目にあうという恐怖感もある。さらには家庭においてはにこやかな顔をしている奥さんがとんでもない世界と通じているのかもしれないという恐怖感。 この本を読み進めばあなたの知らない世界へ伊坂幸太郎が連れて行ってくれるであろう。 しばらく時間を置いて再読したい。 | ||||
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結構賛否両論な本作。 個人的には伊坂作品の中でもかなり面白かった。 特にコンピューター関係の記述がリアル。 50年先の未来という設定でありながらまったくSFの要素はない。 進歩というよりあくまで現代の延長線上。 「検索」から始まる監視など今でも充分にありそうな仕掛けから物語はスタートするが、 現代のITに警鐘を鳴らしている訳ではない。 ネットがあろうがなかろうが人の本質は過去からあまり変わらず、 歴史の中にもある社会全体のシステム化を言及していく。 分かりやすい悪役がある訳ではなく、正義も立場によって大きく変わる。 ただ筆者の真骨頂である登場人物達の軽妙で知的なトークは相変わらず冴えわたっている。 暗くなりそうなシーンもそのトークによってオシャレなシーンになる。 テーマが重いわりにユニークな表現や仕掛けによってテンポよく読める。 筆者の作品がすべて好きという訳ではないがそのセンスは素晴らしい。 | ||||
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検索から、監視が始まる。というキャッチは普通に事実だしけっこう刺さる。んで作中の通りに「播磨崎中学校 安藤商会 個別カウンセリング」で検索するとマジで問題の出会い系サイトがヒットする!みたいに、実際はそういう偽装をされた講談社特設サイトがヒットするように環境周辺も作り込まれてる、といった芸の細かいところもポイント高いですね | ||||
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物語の先が予想できないように意識して作られている。 意外性が面白いな。 | ||||
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非現実的な内容ながら、現実に自分が知らないだけでおこっている、またはおこりうる、戦慄する内容に感動しました。 | ||||
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上巻に続いて、現代の闇を暗喩しながら展開するストーリーがすばらしいです。 | ||||
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伊坂幸太郎作品の最高傑作だと思う。 「そういう風になっている」というフレーズが出てくる。実体の無い完全なシステムが支配している構造に対して、自覚的にも無自覚的にも使われる言葉だ。 最近、自分が働く職場でも同じ想いを抱いたことがあった。所謂「つかえない人」は誰かが「彼はいらない」などと言い始めて消えていくものではない。その場に居るみんなが何となく、心の小さな秤にある重りを彼とは反対側に置いていく程度のことの積み重ねが彼の居場所を奪っていく。そういうことが何度もあり、「つかえない人」は職場から姿を消していった。秤に重りが積み重なっても消えない人は、無慈悲な仕事の積み重ねが行われ退場を余儀なくされる。僕は自覚的なつもりだったけど、「つかえない人」が残り続けても結局不幸なので「そういう風になっている」と割り切っていた。ただ、心に苦しさは感じていた。反面、この強烈な自浄作用とでも呼ぶべき機能はなんなんだ、とも感じていた。 この小説が表現したことはこういった比較的ミクロな空気というシステムから国家、社会システムといったスケールまで幅広く触れていると思う。 そのどうしようも無さ、実体の無いものと折り合いをつけていく難しさを表してくれた。だから、読後の納得感は大きい。 結末について、2手に分かれたという評があるが、私から見ると、全員同じで、ただ目の前のことに向き合っていくという選択をしただけのように思える。五反田は目の前の壁を崩したいというだけであろうし、渡辺は目の前の妻を大切にしたいという思いだけに感じた。選択の余地がなかったように見える大石についても、目の前の先輩からの自立という問題に向き合っていくしかない。 だから、私も、前述のような強烈な自浄作用を当然のものとして、誰かを責めて甚振るような道具にはしないようにと思う。それでも正さなくてはいけないなら覚悟を以て。いや勇気を持って。 | ||||
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主人公と友人の著者本人をはじめ、その他の登場人物すべての性格が「楽観的」 思わず引き込まれます・・。 | ||||
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とても面白い作品でした。 多くの方が書いていらっしゃるように、伊坂氏ならではの軽快なキャラの語り口が 余計になってしまっているシーンもあります(元々が、モーニングでの連載ということを考えれば納得できますが)。 奥さんの正体や永嶋丈の向かう先、五反田先輩の対決の仕方などは明かされません。 しかし、この話の主題を崩す要素になっているとは思いませんでした。 生身の人間が構成しているはずの"仕組み"が、いつの間にか人間の手に負えなくなる、やりきれなさ。 システムをつくるシステムエンジニアがそれに翻弄され、権力者である国会議員でさえ把握していない。 最後まで煮え切らない"もやもや感"は、身近でありながら壮大なこのテーマにふさわしい気すらしています。 個人的には、魔王、砂漠を読んでいてよかったと思いました。 あのとき主人公だった安藤兄弟の強い気持ちも、本作では、些末な出来事のようになっている。 それが、"仕組み"のやりきれなさに一役買っているように思ったので。 それと、永嶋丈の語る国家観が面白かったです。意外と"仕組み"に対して諦めてない姿勢も良かった。 どの登場人物も、諦めてないです。(どうやったって逃れられないと知っているからですけど) 手に負えないと理解することと、諦めることは別ですよね。 人によるでしょうが、私は読後感悪くないと思いました。 | ||||
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