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クリーピー スクリーチ
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クリーピー スクリーチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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前回のクリーピーでも感じたのですが女子大学生の服装が気持ち悪すぎます。大学職員、唯の服装も気持ち悪い・・黒のミニスカートに目の荒い黒いストッキングて・・・いつの時代?プライベートに着る服だそうだがそんなの今どき穿くかな・・そしてその上は淡いグリーンのブラウスに薄手の紫のジャケットて、そんな色の組み合わせのコーデ、ありえません。 犯人もうっすらわかっちゃうし残念なとこもありました。 妙子の万引きって必要でしたか? 主人公の島本が唯のせいで異変するところは意外でした。 | ||||
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個人的には映画が一番の駄作のように感じた。 映画は西島秀俊、香川照之、竹内結子…と、かなり豪華なキャスティングなのに目立つのは香川照之の怪演だけで原作にある犯人のサイコパスぶりや、作中に申し訳程度に描かれている洗脳についてを掘り下げて中途半端に映像化しようとしたもんで内容自体が陳腐になった感じがしなくもない。 また、何故か原作のストーリーの後半をバッサリ切り捨ててしまっているので同名異作といった印象が強い。 ただ、この半端な映画を見た後に原作を読んだので原作は後味は良くなかったがただ暗く沈んだ話なだけでなく、ソレなりに救いのある話ではあったかな?と思えた。 そして、今作は『クリーピー』の映画公開に合わせて発表された書き下ろし作品らしいが『クリーピー』と地続きの背景を持った作品でありながら語り手である主人公を異にしている点は最近の仮面のヒーローや光の巨人の物語に通じるモノがあって別の気分で楽しめた。 また、前作がサイコパス的で掴み所の無い犯人像が大半を占めたのに対し、今作は異常な殺人に見せ掛けた割と単調な連続殺人+別人によるストーカー殺人……単純に愛憎劇というか痴情のもつれというか、ちょっとした映画的な大作から2時間のサスペンスドラマに格下げになった感は否めない(笑) でも、物語としては単調だからこそ手軽に楽しめた感じもあるかな。 正直『クリーピー』だけで読むより『クリーピースクリーチ』と足した方がバランス良く感じるし、足されて初めて物語の世界観に奥行きが出るような気もする。 貴志祐介さんや中山七里さんが同じテーマで書いたらもっと娯楽的に面白くなるんじゃないかな?と変な妄想を抱いてしまいましたが、映像化するならキャストは基本そのままにもう少し魅力的な人を追加して『クリーピー』の暗さ『クリーピースクリーチ』のテンポの良さ、それに猟奇殺人の凄絶さや異常性とほんの少しのお色気度をプラスしたらもっと面白くなるんじゃないかな?と感じる。 | ||||
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文庫書下ろしは作家からするとあまりうまみがないため、やっつけ仕事になりがちだが、本作もクリーピーの映画化に合わせて無理やり書いたような作品である。 前半はホラー色もあり、なかなか面白い筋立てなのだが、後半になってからはそれを台無しにする展開となる。 だいたい、最初の犯行の謎の連続殺人者と途中から何の伏線もなく主人公がサイコキラー化しては、恐怖の対象がどっちつかずになってしまい、どちらもうまく処理できないまま。適当に落ち付けたような何とも無理やりさが際立つ作品である。 要するに高卒のチビの冴えないルックスのアラサー男は糞であると言いたかっただけですかい。 最初の犯人の正体も伏線も何もなく登場人物の中で一番しっくりくるのを持ってきただけで、ミステリー的な面白さはほぼない。 どうにも困った作品だ。このダメさ加減も含めて読むと意外に退屈はしないのだが・・・。 | ||||
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緊張感に欠けるシリアル殺人、殺される側のキャラクター設定の甘さ、緩過ぎる防犯システム、ありえない警察の手抜き捜査、作者の好みかミニスカのオン・パレード、いつの間にやらのストーカー話、唐突な真犯人逮捕、取って付けたような詭弁としか思えぬ動機、絵空事っぽい高倉夫婦、見苦しい犯罪心理学的説明、etc。 取り調べの場面は、東京都迷惑防止条例違反で二度現行犯逮捕され、有罪と実刑が確定した植草一秀(御本人は無罪を主張)なら、もっと切迫感のある表現が可能だっただろうなあと残念。 いろいろと欠点ばかりが目に付くが、作者の意図はどのあたりにあったのだろう? 信じられないくらい友好的な取り調べを、当然のように交わした島本龍也が、終盤、善意ロボットのような高倉夫婦が出すケーキで「落ちる」ところに真意があると思える。 学歴がなくルックスの冴えない三十路男が、一見清楚な慶應大卒の若い女性に憧れるというどうしようもなく芸のない構図。 しかし、プライヴェートではイケイケなファッションに身を包み、金銭貸借に関しては極めてルーズ、職務規定に反してキャバクラでバイトをしていた柳瀬唯が、実は母子家庭に育ち、学生時代、パートで暮らす母親からは一切仕送りを受けずに奨学金とアルバイトで糊口を凌いでいたことが判る。 つまり、好みの女性を身勝手に偶像化したことと、その崩壊、自分に対する態度が変わったという思い込みなどによる逆恨みが乗じて行為に走った短絡性、他者への想像力を欠いた愚挙、悲劇を描きたかったのか。 巻末、千街晶之の解説から臆測すれば、前に書いた『クリーピー』が、黒沢清監督によって映画化されることが決定したことから、急遽、出版元である光文社から持ち上がった非常に不幸な企画だったのかも。 かつて、カッパ・ノベルスで、社会派推理小説の先駆者である松本清張の数々の佳作、小松左京のSF『日本沈没』、大西巨人の真摯な問題作『神聖喜劇』などを出していたところなので、奮起して欲しいと思いました。 | ||||
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『クリーピー』の続編、しかも文庫書き下ろしということで期待したのだが… 続編という意味では『クリーピー』の主人公だった犯罪心理学教授の高倉孝一が脇役のような何とも言えぬ微妙な立場で登場するだけで、直接的なつながりは無い。 大学で発生した女子学生連続殺人事件を描いたサスペンスなのだが、いきなり意外な人物が犯人として名乗り出たり、伏線も何も無く急展開があったりと、かなりのトンデモなストーリーである。 これまで前川裕の作品は『クリーピー』、『アトロシティー』、本作と読んでいるが、次第にレベルダウンしているように思う。 もしかしたら『クリーピー』の映画化に合わせ、別なプロットを慌てて続編に仕立て上げたのではなかろうか。 | ||||
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