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(短編集)
どんどん橋、落ちた
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どんどん橋、落ちたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 1~20 1/5ページ
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問題編と解答編からなる短編が続きますが、文章が拙く、読んでいてひたすら疲れるだけでした。 登場人物の名前も適当なので全く話が入ってこないし、解答も全く腑に落ちない拙いミステリーで、全く面白くなかったです。 | ||||
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この人の作品もう絶対に読みません。 ゴミオブゴミ | ||||
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一見すると犯人当てクイズだけを集めた短編集に見えなくもないが、それは浅い読み。 これは「犯人当てクイズであるという前提によってのみ成り立つ特殊設定ミステリ」の短編集である。第三編「フェラーリは見ていた」の落ちをわざわざクイズとして成立しないように書いていることからも作者の企みは明らかで、単純にクイズだと思って読んでいては半分も楽しめないだろう。 相も変わらず偏執的な懲りようが炸裂する珠玉の五編。 | ||||
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これは騙されますねぇ。自分は本気で解いてやろうと思って読んでないのでサクサク読んでなるほどなぁ〜と楽しみました。こういう一冊もアリですよね。 | ||||
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著者が語り手となる犯人当てミステリー中編小説、全五話(文の最後に作品集の共通点に少し触れるので、ご注意ください)。いずれも問題編、出題者からの挑戦の但し書きの後、解決編へと続く。本書の冒頭、「この作品集は並べられた順番どおりにお読みください」と注意があるが、一話の続編に当たる二話と、同じ人物が登場する五話を一話より後に読んだ方が良い程度で、全五話に深いつながりがあるわけではない。以降、読書に支障ない範囲で、各話を浅く紹介する。 『第一話 どんどん橋、落ちた』 著者が大晦日の奇妙な来客から、犯人当て小説の挑戦を受ける。計13名の旅行者と住民が登場する、とある山奥で起きた殺人事件が出題される。 『第二話 ぼうぼう森、燃えた』 同じく山奥を舞台にした事件の謎に著者が挑戦する形式。第一話の続編で、内容的にも順番に連続して読むのがお薦め。 『第三話 フェラーリは見ていた』 知人である編集者の別荘の隣家で起きた、ペットの猿の殺害事件を著者が推理する。とぼけた味わいがある。オチも好み。 『第四話 伊園家の崩壊』 著者があとがきで記す通り、本書でもっともミステリーらしい作品。頽廃の雰囲気が漂う。 『第五話 意外な犯人』 テレビドラマとして放映されたミステリー作品のビデオ映像をなぞる形で、出題編は戯曲の形式で進行する。純粋に誰がやったか(フーダニット)に焦点が絞られ、殺害方法はシンプルで、動機はない。一話・二話に続く三作の連作としての結末も描かれる。 作品集全体のトリックの特徴として、「嘘はついてないが意図して語られない重要な事実がある」点が共通している。気分良く騙される作品もあれば、犯人当てとしては反則スレスレだと感じる作品もある。一部の作品は、自作に対する批判への回答を作品の内容に反映しているようにも見えた。 | ||||
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伊園家の崩壊が読みたくて購入しました。 | ||||
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作品のレビュー前の時点で猫好きの私には受け付けなかった。 | ||||
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初刊1999年。「本格ミステリ」という呼称が、漠然とした修辞なのではなくて、特定のジャンルを指すものであるということ、さらにその下位範疇としての「犯人当て」というのが、文学や小説というよりも、むしろ人工的なルールによって限定されたゲームに近いものであるということ、「本格ミステリ」作家は小説家というよりもパズル作家に近いのかもしれないということ、を本書によって知った。 制限された状況だからこそ「あくまでもその枠内で、論理的な結論を導き出すこと」(p340)ができる、純粋な知的遊戯としての面白さがその醍醐味なのであり、全く別の分野ではあるがクロースアップ・マジックの面白さと通じるものがあるように個人的には思う。 純粋に論理的な要素のみで謎解きができるために要請されるいくつかの前提、則ち『読者に知らない手がかりによって解決してはいけない』、『すべての手がかりは、明白に記述されていなくてはならない』、『三人称の地の文に虚偽の記述があってはならない』(p341-342)などが、「犯人当て」ゲームにおいてどのように効いてくるのかを、実地で味わうことができた。 | ||||
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栄養(謎解き成分)は十分 ガッツリ肉を食った時のような満足感が欲しい人はやめておいた方がいい 名探偵も、館も、カッコいい台詞をいう犯人もここにはいません 台風前に、カロリーメイトと辛ラーメンしか残ってなければ、買ってもいいかな | ||||
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短編集だったので、1日1話のペースで読みました。 初日(どんどん)になんだこれ??と思い。 2日目(ぼうぼう)にえ???と思い。 3日目(フェラーリ)には??と思い。 4日目(伊園家)にいくらなんでもいろいろひどいと思い… 5日目に今までのお話の意味不明さを覆す何かがあることを期待して読みー 見事に裏切られました。 最初から最後まで、けっきょく。 なんだったのコレ…です。 ふつうにおもしろいミステリーが読みたいと思い、読んだのに。 自分が何を読まされているのかよく分かりませんでした。 | ||||
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第1話に、やられた、と思いました。 やられて嬉しいと思うのは難しいですが、 綺麗さっぱりとやられたので、痛快でした。 第2話には、今ひとつ納得がいかず、 第3話は、普通の話だと思いました。 第4話は、きつい話でした。 第5話は、小さな一捻りがいいと思いますが、好みではないです。 全体的には、ユニークな作品だと思いました。 楽しみました。 | ||||
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フィクションの猫殺し如きで"作者に対して"カッカするような人は読まない方が良いと思います。 実際に起こった事件ならドン引きですが、フィクションだからこそ書き得る加虐性が受け入れられないならば、そもそもこういった本を読むべきでは無いでしょう。ミステリーやサスペンスなんて、なおさら。 読了後、砂を噛んでいるような気分になりました。不気味な感じが私的にはピッタリでしたし、伊園家の話なんかは残虐性を極めすぎてていっそ清々しいほどでした。そういう点では大変好みなのですが。 如何せん、「推理もの」と呼ぶ雰囲気の本では無いような気が…。U君と綾辻行人の会話然り、井坂南哲と綾辻行人の会話然り。 世にも奇妙な物語にありそうな…。「推理もの」として読んだので、星3かな。 | ||||
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読者が犯人の推理をすることを軸においた短編集。 今まで推理小説はあんまり読んでこなかったけど、こんなに疲れるとは…。いや、でも面白かった! 犯人が意外すぎて真面目に考えるのがバカバカしくなっちゃったけど、どうしてもやられた!感があって気持ちよかった。 | ||||
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本格物。どちらかといえばホラーミステリー作家と思っていた(最初に手にしたのが殺人鬼だったせいかも)。本格ミステリー。いわゆる犯人当て。どれも面白い。奇抜で難解なミステリーとは異なり、極めて「正統」な仕掛け。そこに気付く、気付かないは読み手次第。仕掛けは整った、さあ!と後は考えるだけ。数多のミステリー作家が乱立する中で、綾辻さんは貴重な存在。 | ||||
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この作者の性癖なのか猫が嫌いなのか、犯人の残虐さを示唆するお手軽アイテムとして、猫を惨殺する描写がこの作品では特に多い。 トリックやストーリー展開はよく練りこまれて面白いのに、簡単に動物を惨殺しておけばサスペンスらしくていいやという浅はかさが、島田庄司氏や京極夏彦氏に遠く及ばない点だと思います。 読んでいる途中でどうにも胸糞悪くなったので、猫の糞と一緒にゴミに出しました。 842円はドブに捨てた様なものですが、寸借詐欺にあったと思いあきらめます。 | ||||
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全編楽しく読ませていただきました。文章が読みやすく、作中クスりと笑えるやりとりが繰り広げられてます。U君メッチャ面白いですね。あんな子リアルにいたら、退屈しなさそ〜。 犯人当て小説と呼ばれるものをはじめて読んだのですが、すみません、推理せずノンストップで解決編に突入してしまいました。振り返って問題編を読むと、奥が深いんですね、謎解きって。 個人的に好きな作品は「伊園家の崩壊」でしょうか。私のなかの破壊願望がそうさせたのか、いけいけドンドンという気持ちで解決編まで読みきってしまいました。ここまで壊れてしまえば、伊園家の人々も本望ではないでしょうか。作中の一文曰く「戦後日本における明るく平和な家族の一つの見本」も私には眩しすぎて直視できない存在になっていたのかもしれない、などとひとり感じ入ってしまいました(犯人当てを目的に読まれる方は間違ってもこんな感想はもたないと思われます)。 犯人当て小説の条件やルールなども作中語られていて、犯人当て小説なるものがいかにアンフェアを嫌うか、腑に落ちました。 ところで伊園家の松夫が最後に言っていた「騙されないぞ、もう騙されないぞ」とは何のことだったのでしょうか…。 第五話の「意外な犯人」もテレビドラマに親しんできた私には、没入しやすく、一気に読めました。 U君ネタの続編読みたくて短編集「人間じゃない」買っちゃいましたよ。 | ||||
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海外の古い推理小説とかをある程度読んでないと面白さがわからないかもしれないけど。 好きな人なら絶対楽しく読めるとおもう。 最初の短編読み終わったとき思わず大爆笑しました。最高ですね。 | ||||
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ミステリー通ならニヤリとしてしまう 仕掛け、登場人物の名付け方、設定などがあるようです。 私はにわかミステリーファンなので、 あまりピンのこなかった部分もあるのですが、 本の最後の解説で作者がネタばらししてくれているのでスッキリしました。 「本格ミステリー」とはどういうものか、 ミステリー業界の内情を垣間見ることができ、 ミステリー初心者の参考書のようでした。 他の色々なミステリー作家さんの本も読みたくなります。 五つの短編は、問題編の長さの割に、解決編はあっさり、という感じです。 ミステリーを読むときに、解決部分をじっくり楽しみたい派の私としては少し物足りなかったですが、 そもそも、犯人当てというのはこういうもののようです。 遊び心があって、楽しめました。 | ||||
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てっきり謎解きミステリーだと思って真剣に考えたあげく解答編を読んで唖然。 バカバカしくて2本目から考えるのを止めました。 ただのなぞなぞ本でした。 | ||||
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読者が何を小説に求めるかによって、大きく評価が分かれるのではないでしょうか。 5作の短編が収録されていますが、いずれも”読者への挑戦”を含む、犯人当てのミステリです。 作者の仕掛けた謎を読者が解くことができるかに焦点が置かれています。なので場合によっては、解くべき謎にフォーカスするため、この状況下で誰が犯行できたかが問題なので、動機は考えなくて良いと割り切るほどです。 このような推理の問題集的な作品なので、そもそもミステリに犯人当てを求めていない人がこの本を読んでも面白くは無いと思います。一方で、小説はほとんど読めないけどクイズは隙という人でも、この本なら楽しめるかもしれません。 | ||||
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