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(短編集)
どんどん橋、落ちた
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どんどん橋、落ちたの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 61~80 4/5ページ
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| この作品集は、「超難問犯人当て作品集」と銘打っているのだが、その真の意味というか、作者の意図は、冒頭の「どんどん橋、落ちた」を読み終えた段階で、「そういうことだったのか」と、はっきりとわかる。 この段階で、はなから犯人当て、トリック当ては諦めて、作者がどのように読者の読みを外しているのか、その手並みを味わおうと気楽に読むのか、あるいは、真面目に読んで、その外し方に、「それはないよ」と、腹を立てたり、馬鹿馬鹿しいと感じるのか、読者の反応は、はっきりと二つに分かれると思う。私の場合は、前者の読み方に徹することにしたのだが、そうなると、今度は、こうした類いの作品には、詳細な情景描写は無用の長物と思えてしまうので、作品によっては、長過ぎて、冗長と感じるものもあったことは否めない。 ところで、「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」での作中作への作者の批判や、作者のあとがき、篠原美也子氏の解説を読んでみると、作者が、「人間を描けていない」という自身に対する批評を、かなり気にしていることがわかる。たしかに、「人間を描けていない」というのは、奇抜なトリックで勝負する本格派ミステリ作家に共通する欠点であり、私も、作者に対するそうした批評は、的を射ていると思っている。たとえば、人間を描けるだけの筆力のある東野圭吾などは、本格派ミステリには飽き足らず、芸域を広めていっているだけに、本格派ミステリ作家には、何がしかのコンプレックス、悩みがあるのだろう。 この作品集は、そんな作者が、まさに、人間を描くことを一切放棄して、読者の推理を外すためだけを目的に書いたものといっても過言ではなく、「人間を描けていない」という批評に対して、居直ってみせたとも、自虐的に書いたともいえる作品集だ。「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」などは、それを、究極まで突き詰めてみせた作品といってもいいだろう。 | ||||
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| ◆「ぼうぼう森、燃えた」 「どんどん橋、落ちた」の続編で、「どんどん橋、落ちた」 を前提にした、巧妙なミスリードも仕掛けられています。 表記の区別、色の識別などが犯人特定のポイントとなります が、犯人のモノローグに、あいまいな記述があったのが残念。 ◆「フェラーリは見ていた」 あるホームズ譚を下敷きにした、本書の中では、 唯一「読者への挑戦」が挿入されていない作品。 読者を誤誘導すべく組み立てられた会話、そして、その会話を無意図的 に統御しているある人物の言動に、細やかな技巧が凝らされています。 ただ、ギョーカイ裏話の仄めかしや、安易すぎる 結末に不快感を覚える向きもあるかもしれませんw ◆「伊園家の崩壊」 ◆「意外な犯人」 | ||||
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| ■「どんどん橋、落ちた」 推理研時代の著者を投影したとおぼしき「U君」が書いた 犯人当て小説に、作家の「綾辻行人」に挑む、という趣向。 本作発表当時の著者に対する「人間が描けていない」という ステレオタイプな批判を、著者がおちょくったとも言える作品 です。 ミステリとしては、事件の目撃者の証言に、アンフェアな記述があったのが残念。 ※この他の短編については「コメント」をご参照ください。 | ||||
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| 本格派推理ミステリーと思い手に取る。確かに予想を裏切る「犯人」が出てきて面白いとは思いますが、奇抜すぎるように思いました。もう少しまともな推理を読みたいというのが読者の心理ではないでしょうか。タイトルであったりシチュエーションは大変良いのですが・・・。 | ||||
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| 何というか、立場で読ませる人、と言うのが存在するらしい。 よく知らないんだけど、講談社が新本格なるジャンルを作成して、あ〜やはその先駆者と言う扱いになっているらしい。 で、新本格とはロジックを重視するあまりに人物描写に弱く小説的な魅力に乏しい、と評されているらしい。 そんな批判の矢面に立たされているのがあ〜やだってことらしい。 だもんで、あ〜やの作品の中には、そこらへんの評価に対する反論めいたことが根底にあって、世評に対して挑戦的なものになっているらしい。 らしいらしいと、ここまで全部「世の中でこんな動きがある」と私が勝手に察してみただけのことだが、本一冊でこんなことを感じさせちゃうんである。 それって、読み物としておもしろいの? ダブルミーニング好きな作家(文章だけでなくオールクリエイター)は大量にいるようなんだけど、ダブルミーニング自体にそんなに価値はないと思う。単に手法じゃん。 島田荘司のように突き抜けちゃってて、これはこれで正しいと思えるものもあるんだけど、あ〜やは突き抜けない。京極夏彦のようにスタンス固定ならその世界観で勝負だと思えるが、あ〜やは自分の立ち位置に苦しんでいる。 真面目っちゃ真面目なのかもしれないが、息苦しくてたまらない。 人の苦労そのものには興味ない。 苦労の末、何をつかもうとしているのか、それだけが意味のあること。それが勇気や愛や「楽しみ」を与えてくれること。 スキルが先にできあがっても魂が薄いと、その先苦しみ続けることは往々にしてあることで、あ〜やはそんな現実を見せている気がしてつらいのだ。 あと『伊園家の崩壊』ってサザエさんのパロなんだけど、暗澹たるブラックで、爽快感を味わえないので私には合いません。つーか、そんなこと書きたくなるってどんな心理なのかよく分かんない。 ニコニコ笑ってるサザエさんに殺意を抱くってのも、う〜〜ん、他にやることあるだろうって感じ。 『どんどん橋、落ちた』『ぼうぼう山、燃えた』のラインで行ってくれればよかったんだけど、読み進むにつれて辛くなった。 | ||||
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| 低俗とは言ったものの、表題作はまあ良かった。軽さについても気にならない。気持ち良く騙された。しかしそれ以外の作品に関しては不快感しか感じなかった。特に某アニメをパロディした作品については、中学生くらいの男の子が、おもしろがって書いたような、低俗で哀れな出来に思えた。文章のクオリティが低く、設定に工夫がない。読むのが苦痛だった。 | ||||
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| 綾辻行人ファンのための短編集です。 広く一般の推理小説ファンを対象にはしていません。 作者自ら言っているように、人間性を廃したパズルみたいな小説です。 この手の小説を読み込んでる人には、作中にヒントがちりばめられているので 作者のトリックに気が付くかも知れません。 でも、それ以外の人が読んだら、「ふざけんなコノヤロー!」と思うでしょうね。 確かに良く出来ていて、それなりに面白いんだけど、やってる事は 「楽屋落ち」に「パロディー」と、才能の枯渇し始めたギャグ漫画家みたいです。 本当にファンが望んでいるものとは違うような気もします。 | ||||
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| 作者自身が作品に顔を出し、5つの事件の犯人当てをする趣向の作品。タイトル作と次作は「十角館」の成功体験が忘れられずに同じ趣向で書いたもの。大胆不敵というか厚顔無恥というか。 「伊園家の崩壊」は、「アクロイド」に悪影響を受けた日本ミステリ作家の悪癖を露骨に出した作品。例えば「Aは死んだ」と書く代わりに「Aは全身血まみれになって床に倒れていた」と書く。読者に「Aは死んだ」ものと思わせておいて、Aを再登場させる。そして「私はAが死んだとは書いていない」と居直って、なおかつこれはレトリックだと自慢する。これが「アクロイド」が与えた悪癖であり、本作はこれのみで成り立っている。 最終作のトリックは、私は昔の米TVドラマで観た事がある。作者がミステリ作家を続けようとする心境が、私には一番の謎である。 | ||||
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| 犯人当てだけど絶対当てられない。。。 くやしさいっぱい、やられた感いっぱいです。 「どんどん橋落ちた」の犯人知った時は本を投げつけてやろうかと思うくらいやられました。 是非挑戦してみてください。 | ||||
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| 犯人当てだけど絶対当てられない。。。 くやしさいっぱい、やられた感いっぱいです。 「どんどん橋落ちた」の犯人知った時は本を投げつけてやろうかと思うくらいやられました。 是非挑戦してみてください。 | ||||
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| ミステリーを書いている作家がそれを否定するかのような作品を書くこと自体、何といえばいいのか、大胆なことをするものだと思わせられる。トリックトリックとか言っても「所詮絵空事ですから」という渇いた、というかニヒルな創作姿勢がうかがえる。 というよりも、こんなものを書いてもミステリーを書き続けていることが凄い。というか図太い。これはミステリーじゃないという人もいるだろうが「一応、これもミステリーだ」と反論しておく。 なぜなら、ミステリーというジャンル分けがあるからこそアンチテーゼのような作品が生まれるのだから。 | ||||
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| 良くも悪くも綾辻氏らしさが詰まっている。 「コレが俺だ!文句がある奴は読まなくて結構!」そんな感じの作品。 綾辻ファンの私としては大満足ですが、「なんじゃこりゃ」と思う方もいるでしょう。 新本格好き、叙述トリック好き、そんな方にお勧めです。 | ||||
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| 「どんどん橋、落ちた」このタイトルだけを見てこの本を購入する人はいないのではないかな?と思うようなタイトル。きっと綾辻行人氏の他の作品を読んでいるなどして、氏の作品のファンしかタイトルだけでは手に取れない本だと思う。私は、たまたま綾辻氏がテレビで推理小説の王道とは、というような事を話されているのを聞いて、へー、それだけ言うならあなたの作品は凄いんでしょうね?と思ったのが氏との出会いでありこの本を手に取るきっかけとなりました。ちなみにいくつもある氏のタイトルの中からこの本を選んだのは、タイトルが怖くなかったからとレビューに犯人当てと書かれていたからです。読者に挑戦する本格的な犯人当てという本はこの本が始めてでしたが、もう最高でした!「どんどん橋落ちた」で、わちゃーそんな手があったのかぁ?で始まって久しぶりに脳をフル回転しましたが、結局全て完璧には答えられませんでした。(フェラーリは見ていただけが途中で挑戦してくれなかったのでなんとなく読み進んでしまって残念でした)4つ目の話は特によかったですので、是非答えを見る前に何度も、登場人物の表情や声が聞こえてくるまで読み返してみて下さい。5つ目の話は簡単じゃん!と思ったら作者の罠にひっかかっています。よーく吟味してじっくり味わって下さいね。 | ||||
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| 綾辻行人の作品を読むのは10年ぶりくらい。久しぶりに新本格っぽいものに触れて、懐かしかった。 90年代に書かれた5つの短篇を収めた作品集。短篇であるがゆえに余計な部分(登場人物、情景描写、レッド・へリングなど)が削ぎ落とされ、謎そのものの魅力が前面に押し出されている。すべての手がかりは提示され、読者には真相を見抜く機会が与えられる。理論的には。実際には読者の度肝を抜くような(あるいは常識では考えられないような)真相が用意されており、たいていの場合は正解にたどり着くことが出来ないようになっている。しかし、ここで怒ってはいけない。アンフェアだとか反論してはいけない。ありえないようなどんでん返しを楽しむのが、綾辻作品の正しい読み方なのだ。想像を超える無茶苦茶さを味わえるようにならなければ駄目だ。 このレベルに達すれば、綾辻作品のすごさが理解できるようになる。頑張って欲しい。 | ||||
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| 「フェラーリは見ていた」の最後のページでずっこけました。でも一番ありえるかも、と思ったりして。所々でここがヒントになる文章だな、と感じるのですが、実際に犯人を当てるのは難しい…。とはいえ「犯人あててやる!」と鼻息荒い人も、そこまで真剣に犯人あてをしない人も、どちらも楽しめる作品です。 | ||||
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| どれを読んでも「なんだこりゃ」と言いたくなるようなトリックの数々で、「異色作」ってのはこういったものを言うのだなぁと。一番マトモといわれている「伊園家の崩壊」は読んでて不快になった。これを書いていた時期の綾辻先生の精神状態を伺ってみたくなる。色々疲れていたんだろうか。 | ||||
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| 綾辻さんの作品が好きで、短編集が好きな方にはお勧めです。ただ、微妙に一話、一話が繋がっているので、順番に読んでください。謎解き自体は、本格とは…いえませんが、そうきたか!って部分は、綾辻マジックでした。館シリーズでも、囁きシリーズでも無いですが、綾辻ファンなら、お勧めします。 | ||||
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| 驚くほどつまらなかった。“犯人当て”作品集というよりも、“犯人当て”雑文集といった感じで・・・文章の質が高くない事は他作品を読んで分かっていたのですが、それを打破できる楽しさがこの作品には無かった。ミステリーに嗜好が偏った方ならば違う感想を持つのでしょうが、私にはどうにも受け入れられませんでした。犯人当てのみを楽しむ方には、それなりに楽しめるかもしれませんが。 | ||||
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| 本格派推理小説への自己破壊的なパロディーと読める。であるので、推理小説が好きな人でないと、楽しめないかもしれないが、好きな人は、必読の一冊であると思う。出てくる事件はどれも、非常に難解であり、解答は、基本的にナンセンスである。しかし、これは1)推理小説は、読者に対してフェアでなければならない、2)推理小説は、読者を驚かす仕掛けが、ないといけない、という2つの半ば矛盾する要素を組み合わせると、ほぼ必然的に、トリックはナンセンスにならざるを得ないということでもある。つまり、完璧な推理小説に対する、不可能定理のようなものが、語られていると見ることができる。哲学の授業の参考文献に入ってきそうな作品であり、推理小説という物を考える上で、重要なメッセージを出している作品であるが、おそらく、謎解きに挑戦して、ナンセンスな解答を見て、笑うのが、一介の読者としては、健全な読み方だろう。 | ||||
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| そもそもこの著者の公言しているフェアプレーの定義は至極もっともで、多作目的でロクにトリックも考えず、アンフェア上等で作品を発表しまくる自称新本格の有名作家の方々には爪の垢でも…と思ってしまう。 しかし、この作品はどうだろうか。私は「フェラーリ…」以外は解けませんでした。しかし、回答を知ってもスッキリしない。納得はするんだけど…フェアでもあるし…。 私にとっては作品としてよりもアンチテーゼとしてとても深い意味をもち、価値のある一冊であることは間違いない。 | ||||
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