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(短編集)
どんどん橋、落ちた
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どんどん橋、落ちたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
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十角館の犯人判明時の一行には非常に驚かされたが、読後、それに匹敵するほど驚いたのが、 この「どんどん橋」でした。 人っ子一人近づけないような崖の中腹で起こった殺人事件。 どのような方法でそんな場所で殺害したのか? 常識人では100年考えても答えは出ないでしょう。 発想の豊かさが求められますが、こんなこと思いつく作者の頭の中身を見てみたい気もします。 | ||||
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「超難問、犯人当て」 裏表紙にこう書かれてるんですが、この時点でどうなんでしょうか(読んだ方なら分かると思います)。 ぼうぼう森は1話目で趣旨が分かったので注意して読んだら分かりました、嬉しかったです。 なんというか、もう限界ぎりぎりのところを書いてますが、色々なミステリーを知りすぎている方だから書ける内容だと思います。 ミステリーの幅広さを知れます。どことなく自虐的に書いている印象もありますが。 なかなか楽しめる短編集でした。 | ||||
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「超難問、犯人当て」 裏表紙にこう書かれてるんですが、この時点でどうなんでしょうか(読んだ方なら分かると思います)。 ぼうぼう森は1話目で趣旨が分かったので注意して読んだら分かりました、嬉しかったです。 なんというか、もう限界ぎりぎりのところを書いてますが、色々なミステリーを知りすぎている方だから書ける内容だと思います。 ミステリーの幅広さを知れます。どことなく自虐的に書いている印象もありますが。 なかなか楽しめる短編集でした。 | ||||
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作品を読んでいくと、話が揃ったあたりで読者への挑戦が始まる。犯人当てである。この中に犯人がいるのか?!と思い解説を読む。 作品中には様々なヒントが一応隠されている。伏線である。本当によくできているし文章がさりげないけど卓越していると思う。 読み始めは登場人物が麻雀の配牌のようにいるため誰が誰だかわからなくなる時もあるけど。 問題作?! 伊園の家(サザエさん)の話はパロディを含みつつ構成がしっかりしている。 246ページの初頭を見てください。気づいた方もいるとは思いますが、サザエさんのエンディングをパロっています。 しかしサザエさんの視聴率はいつも高いですね・・・。上位です。 | ||||
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作品を読んでいくと、話が揃ったあたりで読者への挑戦が始まる。犯人当てである。この中に犯人がいるのか?!と思い解説を読む。 作品中には様々なヒントが一応隠されている。伏線である。本当によくできているし文章がさりげないけど卓越していると思う。 読み始めは登場人物が麻雀の配牌のようにいるため誰が誰だかわからなくなる時もあるけど。 問題作?! 伊園の家(サザエさん)の話はパロディを含みつつ構成がしっかりしている。 246ページの初頭を見てください。気づいた方もいるとは思いますが、サザエさんのエンディングをパロっています。 しかしサザエさんの視聴率はいつも高いですね・・・。上位です。 | ||||
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正直、「綾辻行人ってどんなんだろう」ってな人は絶対に手を出してはいけない本だと思います。綾辻行人はフェアプレイにとにかく厳しい。本格推理というのであれば当たり前である。ただ、フェアプレイが故に読者に平等に情報を提供すればするほど話は判然とし意外性がなくなるという矛盾が起きてしまう。この本からは「本格推理小説であるが故のジレンマ」による綾辻行人の苦悩があるように思える。この本は結局のところ何かっていったら、「『フェアプレイ』と『意外性』という本来両立不可能な要素を両者高めていった結果」であると思う。もちろん、その結果読者が楽しめるか楽しめないかは別問題である。なので、「本格推理小説に慣れ親しんだ人が本気で推理で挑み、一歩間違えば卑怯となってしまうようなトリックに騙され微笑む」というが正しい楽しみ方だと思う。 | ||||
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正直、「綾辻行人ってどんなんだろう」ってな人は絶対に手を出してはいけない本だと思います。 綾辻行人はフェアプレイにとにかく厳しい。本格推理というのであれば当たり前である。 ただ、フェアプレイが故に読者に平等に情報を提供すればするほど話は判然とし意外性がなくなるという矛盾が起きてしまう。 この本からは「本格推理小説であるが故のジレンマ」による綾辻行人の苦悩があるように思える。 この本は結局のところ何かっていったら、「『フェアプレイ』と『意外性』という本来両立不可能な要素を両者高めていった結果」であると思う。もちろん、その結果読者が楽しめるか楽しめないかは別問題である。 なので、「本格推理小説に慣れ親しんだ人が本気で推理で挑み、一歩間違えば卑怯となってしまうようなトリックに騙され微笑む」というが正しい楽しみ方だと思う。 | ||||
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推理は好きなのに理論的に考えられない人間なので、推理小説を読むたび「えっ!?そうなの?」と一度も犯人を当てられないままオチに辿り着いてしまう私ですが。 トリック×ロジックと言うPSP推理ゲームにはまり、そこで紹介されていたのを見てこの本を読みました。……感想は、なんだコレ?……の一言に尽きます。簡単な話のあらすじとしては、推理作家・綾辻行人の所へある日後輩が犯人当て小説を持ち込み、それに挑戦する事になる…というものです。後輩は絶対的な自信をこの作品に持っていて、綾辻も作品を読み終えても、まるで犯人が分からない。登場人物には皆犯行が不可能だ!…とうなる、そして実は…と犯人が明かされる。と言う流れなのですが。 犯行が起こる前に犯人が分かってしまいました。「こんなオチじゃないだろうな。いやでもまさか、プロの人がこんなネタで書くはずがないか」…と考えてましたが、やっぱりそのまんまの犯人だった。 たぶん推理などの理論的な考えが苦手で、ファンタジーな犯行方法を考えてしまう人間ならすぐに分かってしまうんじゃないでしょうか。 推理は苦手だけど最後に「そんな方法があったのか。すごい、なるほど〜」とスッキリする瞬間が好きなのに。完全にお金をドブに捨てた気分です。 | ||||
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推理は好きなのに理論的に考えられない人間なので、推理小説を読むたび「えっ!?そうなの?」と一度も犯人を当てられないままオチに辿り着いてしまう私ですが。 トリック×ロジックと言うPSP推理ゲームにはまり、そこで紹介されていたのを見てこの本を読みました。……感想は、なんだコレ?……の一言に尽きます。簡単な話のあらすじとしては、推理作家・綾辻行人の所へある日後輩が犯人当て小説を持ち込み、それに挑戦する事になる…というものです。後輩は絶対的な自信をこの作品に持っていて、綾辻も作品を読み終えても、まるで犯人が分からない。登場人物には皆犯行が不可能だ!…とうなる、そして実は…と犯人が明かされる。と言う流れなのですが。 犯行が起こる前に犯人が分かってしまいました。「こんなオチじゃないだろうな。いやでもまさか、プロの人がこんなネタで書くはずがないか」…と考えてましたが、やっぱりそのまんまの犯人だった。 たぶん推理などの理論的な考えが苦手で、ファンタジーな犯行方法を考えてしまう人間ならすぐに分かってしまうんじゃないでしょうか。 推理は苦手だけど最後に「そんな方法があったのか。すごい、なるほど〜」とスッキリする瞬間が好きなのに。完全にお金をドブに捨てた気分です。 | ||||
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友人に勧められて読んだ最初の綾辻作品。最初の2話読んで、なんだこれと思い、これでは終わらないだろうと、なんとかラストまで読み終えたが、特になんてことはない。凝った仕掛けを用意してるくせに、解決後のスッキリ感はまるでない。いまだに友人に勧められたもう一作品に手を出せないでいる。 | ||||
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友人に勧められて読んだ最初の綾辻作品。最初の2話読んで、なんだこれと思い、これでは終わらないだろうと、なんとかラストまで読み終えたが、特になんてことはない。凝った仕掛けを用意してるくせに、解決後のスッキリ感はまるでない。いまだに友人に勧められたもう一作品に手を出せないでいる。 | ||||
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問題編の提示、挑戦状、そして解決編と、なんとも古典的でいて、かつ遊び心に溢れた作品達。これは、綾辻行人の原点回帰といえる「本格」中編集である。 一番唸らされたのが著者原案の映像作品のノベライズである「意外な犯人」。極めて単純明確だが、それでも欺かれてしまうこのミスディレクションには、ただただ降参するしかない。 何れの作品も超難問という点においては他の綾辻作品に引けをとらない。ただ、所謂犯人当て小説であることを前提としても、流石にお手軽感が否めないのは残念な限り。小説はジャンルに関わらずストーリーが肝だが、こういったクイズ小説にしても、ドラマ性に余りに欠けてしまっては、仏作って魂入れずになってしまう。 また、「地の文での虚偽」だの、「本人の誤認」だのといった、言い訳めいた講釈が過分に続くのには食傷気味にさせられた。本格の解決編はもっとクリアなものでなくては、読者はどうしても白ける。 綾辻ファンとしては甚だ遺憾だが、総評として、本格としてはそれなりに楽しめるのだが、エンタメとしてはやはり弱いと言わざるを得まい。 | ||||
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新本格についての論争はよく知らないが、全5編の短編のそこかしこに、鬱屈したもを垣間見てしまう。作者にいろいろあった時なのだろうが、穿った見方をついついしてしまって、その点では純粋に楽しむことができなかった。 某国民的アニメのパロディは、秀逸だが、ばかばかしさに徹するとか、大ぼらを吹きまくるとか、開き直りとか、潔いよさがあればなぁと思う。 全く犯人はわからなかったんで、見事に騙されたことになるんだろうが、問題編、解答編の犯人当ての構成が、○分間ミステリのようなチープな感じがしないこともない。 | ||||
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綾辻さんのファンという訳ではないですが、最近色んな作品を読んでいます。 独特の癖があって、読みやすいとは言いがたいですが、この作品は特に・・・。 私、本を読むのは結構早いんです。このくらいの本なら数時間で十分です。 でもこれは1日1話読むのがやっと・・・。 犯人を考えて読んでいるからではなく、話を理解するのに時間がかかります。 犯人当ての為に無駄に登場人物が多い気もします。 そしてそこまでして読んだ結末がこれかい!!!!って、がっかりすること多数・・・。 綾辻さんの本をあらかた読んだ後でよかったです。 初期の頃にこの本を読んでたら、絶対に他の本には手を出さなかっただろうな・・・と本気で思いました。 | ||||
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綾辻さんのファンという訳ではないですが、最近色んな作品を読んでいます。 独特の癖があって、読みやすいとは言いがたいですが、この作品は特に・・・。 私、本を読むのは結構早いんです。このくらいの本なら数時間で十分です。 でもこれは1日1話読むのがやっと・・・。 犯人を考えて読んでいるからではなく、話を理解するのに時間がかかります。 犯人当ての為に無駄に登場人物が多い気もします。 そしてそこまでして読んだ結末がこれかい!!!!って、がっかりすること多数・・・。 綾辻さんの本をあらかた読んだ後でよかったです。 初期の頃にこの本を読んでたら、絶対に他の本には手を出さなかっただろうな・・・と本気で思いました。 | ||||
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この作品集は、「超難問犯人当て作品集」と銘打っているのだが、その真の意味というか、作者の意図は、冒頭の「どんどん橋、落ちた」を読み終えた段階で、「そういうことだったのか」と、はっきりとわかる。 この段階で、はなから犯人当て、トリック当ては諦めて、作者がどのように読者の読みを外しているのか、その手並みを味わおうと気楽に読むのか、あるいは、真面目に読んで、その外し方に、「それはないよ」と、腹を立てたり、馬鹿馬鹿しいと感じるのか、読者の反応は、はっきりと二つに分かれると思う。私の場合は、前者の読み方に徹することにしたのだが、そうなると、今度は、こうした類いの作品には、詳細な情景描写は無用の長物と思えてしまうので、作品によっては、長過ぎて、冗長と感じるものもあったことは否めない。 ところで、「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」での作中作への作者の批判や、作者のあとがき、篠原美也子氏の解説を読んでみると、作者が、「人間を描けていない」という自身に対する批評を、かなり気にしていることがわかる。たしかに、「人間を描けていない」というのは、奇抜なトリックで勝負する本格派ミステリ作家に共通する欠点であり、私も、作者に対するそうした批評は、的を射ていると思っている。たとえば、人間を描けるだけの筆力のある東野圭吾などは、本格派ミステリには飽き足らず、芸域を広めていっているだけに、本格派ミステリ作家には、何がしかのコンプレックス、悩みがあるのだろう。 この作品集は、そんな作者が、まさに、人間を描くことを一切放棄して、読者の推理を外すためだけを目的に書いたものといっても過言ではなく、「人間を描けていない」という批評に対して、居直ってみせたとも、自虐的に書いたともいえる作品集だ。「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」などは、それを、究極まで突き詰めてみせた作品といってもいいだろう。 | ||||
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この作品集は、「超難問犯人当て作品集」と銘打っているのだが、その真の意味というか、作者の意図は、冒頭の「どんどん橋、落ちた」を読み終えた段階で、「そういうことだったのか」と、はっきりとわかる。 この段階で、はなから犯人当て、トリック当ては諦めて、作者がどのように読者の読みを外しているのか、その手並みを味わおうと気楽に読むのか、あるいは、真面目に読んで、その外し方に、「それはないよ」と、腹を立てたり、馬鹿馬鹿しいと感じるのか、読者の反応は、はっきりと二つに分かれると思う。私の場合は、前者の読み方に徹することにしたのだが、そうなると、今度は、こうした類いの作品には、詳細な情景描写は無用の長物と思えてしまうので、作品によっては、長過ぎて、冗長と感じるものもあったことは否めない。 ところで、「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」での作中作への作者の批判や、作者のあとがき、篠原美也子氏の解説を読んでみると、作者が、「人間を描けていない」という自身に対する批評を、かなり気にしていることがわかる。たしかに、「人間を描けていない」というのは、奇抜なトリックで勝負する本格派ミステリ作家に共通する欠点であり、私も、作者に対するそうした批評は、的を射ていると思っている。たとえば、人間を描けるだけの筆力のある東野圭吾などは、本格派ミステリには飽き足らず、芸域を広めていっているだけに、本格派ミステリ作家には、何がしかのコンプレックス、悩みがあるのだろう。 この作品集は、そんな作者が、まさに、人間を描くことを一切放棄して、読者の推理を外すためだけを目的に書いたものといっても過言ではなく、「人間を描けていない」という批評に対して、居直ってみせたとも、自虐的に書いたともいえる作品集だ。「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」などは、それを、究極まで突き詰めてみせた作品といってもいいだろう。 | ||||
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◆「ぼうぼう森、燃えた」 「どんどん橋、落ちた」の続編で、「どんどん橋、落ちた」 を前提にした、巧妙なミスリードも仕掛けられています。 表記の区別、色の識別などが犯人特定のポイントとなります が、犯人のモノローグに、あいまいな記述があったのが残念。 ◆「フェラーリは見ていた」 あるホームズ譚を下敷きにした、本書の中では、 唯一「読者への挑戦」が挿入されていない作品。 読者を誤誘導すべく組み立てられた会話、そして、その会話を無意図的 に統御しているある人物の言動に、細やかな技巧が凝らされています。 ただ、ギョーカイ裏話の仄めかしや、安易すぎる 結末に不快感を覚える向きもあるかもしれませんw ◆「伊園家の崩壊」 ◆「意外な犯人」 | ||||
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■「どんどん橋、落ちた」 推理研時代の著者を投影したとおぼしき「U君」が書いた 犯人当て小説に、作家の「綾辻行人」に挑む、という趣向。 本作発表当時の著者に対する「人間が描けていない」という ステレオタイプな批判を、著者がおちょくったとも言える作品 です。 ミステリとしては、事件の目撃者の証言に、アンフェアな記述があったのが残念。 ※この他の短編については「コメント」をご参照ください。 | ||||
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本格派推理ミステリーと思い手に取る。確かに予想を裏切る「犯人」が出てきて面白いとは思いますが、奇抜すぎるように思いました。もう少しまともな推理を読みたいというのが読者の心理ではないでしょうか。タイトルであったりシチュエーションは大変良いのですが・・・。 | ||||
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