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ハーメルンの誘拐魔
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ハーメルンの誘拐魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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子宮頸がんワクチンの副作用、という事件を題材にした話。製薬会社、医師会、厚労省を徹底的に悪者にして話が展開してゆくが、リアリティが乏しく、白けてしまう。他の評者も指摘しているが、子宮頸がんワクチンの副作用は科学的に立証されていないし、また、ワクチン反対派の学者の論文が捏造だったことも報道されている。 社会派推理小説の草分けは松本清張だけど、彼の場合は徹底的に調べて書いている。中山さん、好きな作家だけど、今回はちゃんと調べて書いたとは思えない。好きな作家だけに残念です。 | ||||
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根幹を観てる? 本当に? 「観る」と「見る」は違うよん。 立場に、境遇に同情から~のマッチポンプ(狂言誘拐)? もうちょい頭使おうぜ! マスコミに実名に顔も晒して、見せ物じゃないし、玩具でもないんだよ。 初心(うぶ)でも、感情も、意思もあり自ら思考して行動できる一人の勇気ある女です。 政治家が、官僚が、利権に群がる輩がぁ~って声高に叫んでも、彼奴らには、彼奴らなりの『正義』があるから、それに悖ることはやらないんだよねぇ~。 だって、弱者よりも、自己保身が一番だし。 それに、政治は貴方がガンガン稼ぐことを禁じない代わりに、最低限の生活を保証するだけで、何でもかんでもの「平等」はくれないんだよ。 世の中、残念ながら被害者ヅラしやがってって宣う頭の弱い奴らが一定数はいんだよ。 自分すら護れない漢(おとこ)に、他人を救いたい、護りたい、助けたいとか、妄想の世界だけにしなさいね。 本当の強さとは、ガンガン稼いでから言ってちょ。 | ||||
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男ということもあり、そもそも子宮頚がんワクチンについて知らなかったため、非常に勉強になった。現実世界では接種率1%だという、また副反応に苦しむ子が多くいて、詐病と疑われるケースも枚挙に暇がない。また接種後一定期間が経過してから副反応が出るため、因果関係を証明するのも困難である。副反応ではないと断言されてから治るケースもあるようだ。逆に子宮頚がんで亡くなる人も増えていることも事実であり、一部の方が副反応を訴えるばかりに接種率が70%から1%台に落ちたと嘆くサイトまででてきた。ただ双方の主張はわかるだけに難しい問題だ。ただし、医療従事者でありながら拝金主義者であることは恐ろしく、現実にもありそうな話だった。ともあれ一部の犠牲者のために大勢の救える命まで潰える可能性が、あることを鑑みると難しい問題と思えた | ||||
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中山さんの作品はほぼ全て読んでいます。 今回、初めてひどい作品に出会いました。 取材をしないで書くという作者の姿勢が完全に裏目に出ています。 作者が科学的思考をしていないことが垣間見えるたびに悲しい気持ちになりました。 おそらく多くの理系の人間が感じると思います。 この作品に騙されてしまう、と言うと言い過ぎかもしれませんが、作者の一方的な考え方のみを信じてしまう読者が増えてしまうことを心から恐れます。 思いっきりフィクションならそう言うものだと割り切れるのですが、なまじ写実的に書かれているだけに、これが真実だと認識してしまう人がいることでしょう。 『魔女は甦る』の科学的に荒唐無稽な設定はまあSFだと思えば目をつぶれますが、この作品は現実世界との絡みが多いだけに看過できないものがあります。 どうか賢明な読者の皆さんが、あくまで架空の「物語」として楽しんでくださることを強く願います。 | ||||
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作者は、『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビューしたミステリー作家の中山七里さん。本作は『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』に続く、「刑事犬養隼人」シリーズ第3弾だ。 現役医師の海堂尊氏をミステリー作家に押し上げた「このミステリーがすごい」大賞受賞者で、似たようなスターシステム的作風であることから、海堂尊氏に作風を真似させてもらったと断ったそうである。だがしかし、いくら露悪的社会派ミステリーにしても、モデルとなっている場所や組織が容易に推測できる本作は、本当に大丈夫か? ミステリーとしての謎解きも消化不良である。 | ||||
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このシリーズこれからも続いてほしいが、ずっと「医療がらみ」で行くのかな?大丈夫かな?と不安になる作品でした。 医療ものは、生半可な知識でやっちゃうと薄っぺらくなります。そして小説はノンフィクションではないので、作者は誰かの代弁者になってはいけない。学会、医者、患者、業界のどこにも肩入れしない、中立的目線が必要なんだと思う。その点で、本書は「ある立場の人々」に肩入れしすぎだと感じる。見解が別れる事案について、片方の主張を公然と支持しているのが明らかです。社会に波紋を起こしたいなら、小説でやらないでくれ。誘拐事件としては、二人目がいなくなったあたりから真相に薄々気付いてしまい、結末があまりにも想定通りでガッカリした。ミステリー小説として純粋に楽しめなかったのは、つくづく残念です。 | ||||
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読む前から期待してしまうのは、中山七里が”どんでん返しの帝王”と呼ばれてるから。そして、その名に恥じない作品を生み出してきてるから。なのですが、こういうこともあります。 まぁ、流れはスムーズで上手くまとまってるけど、早い段階でなんとなく全貌が解っちゃう設定ではありますね。 ただ私が不勉強で、子宮頸がんワクチンについては何も知らなかったので、実際の副反応があるのかは判断できないけど、怖いなぁとは思いました。そういう意味ではそれなりに面白いし、読んで良かった一冊。 | ||||
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薬害についても、警察組織についても勉強不足が見え見えで興ざめ。 | ||||
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刑事犬養シリーズの第三弾、今回は誘拐事件です。 子宮頸がんのワクチンがキーになっていますが、 その中であの薬害エイズ事件についても描かれています。 そういえば、あの事件の国の対応はひどいものだったなと思い出しました。 中山さんらしさはあまり感じないシリーズですが、 普通の刑事小説として十分楽しめます。 | ||||
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このシリーズの全部と中山さんの作品はたくさん読んでいます。大好きな作家さんですが、こちらの作品は20%読んだ時点で事件の黒幕や動機が読めました。いつもどんでん返しがあるので、どうひっくり返してくれるか楽しみに読み進めましたが結局最後まで予想通りの展開で正直がっかりしました。 テーマに固執し過ぎた感じが否めないです。 次回作に期待です! | ||||
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色々、考えさせられる内容です。私は、この本を読むまでワクチンにこの様な副反応があったとは知らず、勉強になりました。 最初から最後まで、殆ど被害者側の視点から描かれていて、たしかに、人によっては面白くない内容かもしれません。ただ、立証されてはいないものの、誰にでもワクチンを受けたら、この様な副反応があるかもしれない、という事を知ってもらう為にはとても良い小説だと思いました。副反応に苦しむ少女達、その親御さん達には、つい感情移入してしまいます。 また、この小説とは逆の立場からの視点で進む話を読みたければ、産婦人科がメインで、子宮頸がんワクチンを薦める理由や、ワクチンを中止しない理由、ワクチンのおかげで防げた病など、長所から語られている小説も、世の中にはあるので、探して、読み比べてみると良いかもしれない、と思いました。 副反応に苦しむ方々の、一刻も早い治療法発見を祈ってます。 | ||||
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表現、トリックともに幼稚です。テレビドラマ用には良いかも知れません。 医療業界内部に関するリサーチも不十分で、子宮頸がんワクチンの是非も微妙な状況の昨今ですので、適切さに欠けるきらいがあります。 犯人は、初め1/3くらいで分かってしまいます。 大人のミステリーファンは読まない方がよいでしょう。 | ||||
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病気予防のためのワクチンとその副反応、製薬会社の利潤追求とそれに絡む医師団体と省庁・官僚、かなり重いテーマに挑んでいますが、やや偏った思いで描かれている印象です。一般庶民を代弁しているのでしょうが、かなり反体制的な主張が前面に出ており、また犬養刑事以外は周り全てが無能な警察関係者ばかりに思えてきてしまいます。(首謀者とか、大阪の都市部の構造など他にも思い当たる関係者がいてもおかしくないのでは?) またお得意のどんでん返しを仕掛けていますが、本作においてはかなり早い段階で首謀者がわかってしまい、ああやっぱり、となりました。読者にそう思い至らせないようにあえてくどいくらいの流れを作っている感じでした。 この作者、個人的にはかなり作品に出来不出来の差があるように思いますが、本作品はそれでも文庫であれば買って読んでもいいかな、としました。 | ||||
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読みながら、結局何%の割合で出て(←障害なり不調を負った100人、1200人の数字ではなく)、どの程度の効果があるんだろう、とその数字が気になって仕方なかった 確実な「予防」効果を得られる母数と検案して、副反応がもし出た場合の医療を整備した上で、自分で考えるの方式にはならないもんかなあ…と。 どっちにしろ新しいモノって数十年しないと予後が出ないからなあ、とか、 万人はなんでもなくて万人の内1人、の場合は「1人出たから全面禁止」はかならずしも良い事でもない気がするし、大局でみると結局は割合と確率の話だよなあ、とか かなり序盤から「副反応がないと言い張るのならば、お前の娘にワクチン打つぞ。それは良いんだな?」の図が浮かんでしまったのと、人質の居場所に「医療機関もしくは介護施設」が出てくるのがエラく遅いなあ、でも、健常者の感覚って普通はそんなもんかな?6人全員身の回りの事一人じゃ出来ないって訳じゃない、と想定しても、車いす5人の生活の世話は医者1人じゃ無理があるんじゃないかなあ…と、そんな事で多少気を散らしながらの読書となった 充分楽しんで読みました | ||||
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とても考えさせられる作品でした。 1度は読んでみたらいいと思います(><) | ||||
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子宮頸がんワクチンの「副反応」とそれに関わる背景 そしてワクチン義務化により「副反応」に苦しむ少女達と女子高生の誘拐話です ハーメルンという名前と、次々にいなくなる少女達に引きこまれ最後まで一気読みでした ただ最後のオチまで読むと、他の本でもあったなと新しいオチでなかったので☆4で | ||||
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このミス大賞受賞の中山氏の初の誘拐ものミステリー長編。 同主人公のシリーズとしては3作目となる作品。 薬害問題とフォークロア伝承をやや強引にモチーフとして、誘拐を軸として展開するテイストは、90年代の江戸川乱歩賞受賞作みたいな感じである。 かっちりとまとまっており、誘拐ものとしても見せ場は盛り込まれているが、ややミステリーとしては優等生過ぎて驚きはあまりないが、社会派ミステリーとして標準以上の出来だ。 | ||||
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どんどん惹きこまれて、最後のどんでん返しは、さすが!としか 言えません。 | ||||
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全般に薬害の話がしつこく出てくることで、少し興ざめかな。全体の7割進んだところから話が集結するまでが、それまでの話の流れから行くとあっけなく感じました。 ミステリーとしては、少し物足りない。 | ||||
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子宮頚がんワクチンによる副反応が原因と見られる症状をもつ少女たちが誘拐される社会派ミステリ小説。 子宮頚がんワクチンで苦しめられている人々の実態を描きつつ、誘拐事件として見事に警察の虚をついた犯人の策略が楽しめた。 最終的に数少ないヒントから事件の真相にむかっていく犬養刑事の推理や、事件終盤の二転三転とする真相は最後まで一気に読まされるが、事件の重要なキーワードとなっているはずの「ハーメルンの笛吹き男」は大して意味をもっていなかったのが残念だった。 今回、犬養刑事のパートナーになった高千穂明日香はすぐに感情的になり、こと女性が差別される問題についてはそれが顕著に現れる。彼女が犬養刑事を嫌い、女性問題に執着するのには何か秘密がありそうだが、それは別の作品で描かれることを期待したい。 | ||||
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