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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全151件 81~100 5/8ページ
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今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。 | ||||
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何だかんだ言っても「さすが宮部みゆき」。 ストーリー展開の面白さに惹かれてあっという間に読破しました。 しかし・・・私が悲しかったのは、姉が殺されしかもその姉を殺したのが 自分の両親であった土井崎誠子の末路・・・。 確かに犯罪者の娘である誠子の末路が悲しいのは現実かもしれません。 でも他の登場人物はそれなりに光が見えているのに、誠子だけが 一筋の光も見えないようなラストだったのは、小説とはいえ厳しい現実 を突きつけられた気がして切なかったです・・・。 | ||||
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今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。 | ||||
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『模倣犯』後のお話。 なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。 Lastまでいって。わかる。よね。 「オムライスのおばさん」よかったです。 最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。 なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。 もう一度模倣犯かしら? ものすごく、怖かったんだけど。ね! | ||||
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『模倣犯』後のお話。 なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。 Lastまでいって。わかる。よね。 「オムライスのおばさん」よかったです。 最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。 なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。 もう一度模倣犯かしら? ものすごく、怖かったんだけど。ね! | ||||
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●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。 | ||||
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●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。 | ||||
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『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお 豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。 そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を 受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、 地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。 生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、 宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。 「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を 選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。 「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。 「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか? 『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは 思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した 出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか? | ||||
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『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお 豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。 そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を 受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、 地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。 生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、 宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。 「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を 選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。 「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。 「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか? 『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは 思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した 出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか? | ||||
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模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。 作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。 この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの 無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、 読まないとわからないな、と痛感した。 | ||||
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模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。 作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。 この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの 無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、 読まないとわからないな、と痛感した。 | ||||
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事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。 私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう! 前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。 下巻には大いに期待したい。 | ||||
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事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。 私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう! 前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。 下巻には大いに期待したい。 | ||||
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今読了して思うのは、それなりに良かったということ。上下2巻、3400円分の価値はあると思う。 確かに、直木賞や文部科学大臣賞を取ったかつての作品ほどの重さ、激しさはなかったかもしれない。しかし人間に対する温かさ、いとおしみが全体から感じられた。殺人事件を扱っているにもかかわらず、読了後幸せな気持ちになることができた。著者の人間理解の深さにも相変わらず舌を巻いた。 『模倣犯』を読んだときは、残酷なシーンの描写が微に入り細に入っており、3度ほど飛ばし読みをした。主人公のような犯罪者に対する著者の怒りが、そのような書き方をさせたのだろう。しかしこの著書には、40代半ばを超えた著者の、ある意味成熟した面が出ているように思う。 なお書中『模倣犯』のラストシーンが出てくるので、『模倣犯』を今後読むおつもりの方は、そちらを先に読まれたほうがいいと思う。 | ||||
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ネタバレをしないように慎重にレビューします。 模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。 物語の最後で''『なぜ、そうなったのか'』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。 私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^ 文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。 | ||||
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ネタバレをしないように慎重にレビューします。 模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。 物語の最後で『なぜ、そうなったのか』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。 私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^ 文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。 | ||||
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誤解のないように書いておくが、私は宮部みゆきの大ファンである。 ミステリーファンの中では「これからの注目作家」と言われていたが まだ今のように「超メジャー」ではない頃から、作品はすべて読んでいる。 いずれも素晴らしい出来映えだ。うまい。「楽園」も一定の水準は超えている。 だから読んで後悔はない。 しかしここ数年、ややついて行けなくなっている。同じ作家をずっと読んでいると飽きるものだが、そうではない。 宮部の小説は、うまい。独自の世界もある。だがここ数年はかつてのような緊張感がなくなってきたと思うのだ。 まず、無用(と私には思える)に長い。「楽園」も、宮部の文章力でスイスイと読ませられるが、 「うーーむ!」と感心したり、「すごい!」と感嘆したりという場面が少ない。 人に対する優しいまなざし、ラストの落とし方はさすがだなあ、うまいなあ……と思う。 が、そこまでに上下巻700ページ。その700ページが、冗長なのである。 会話にも、これまでの宮部作品のような「味わい」が少ない。 厳しい言い方をすると、橋田壽賀子のシナリオを読んでいるような錯覚さえ覚えたシーンもある。(これは極論) また「楽園」は「模倣犯」を読んでない人にはストーリーがつかみづらい。 「模倣犯」の9年後の続編――という位置づけだからだ。 いくら「模倣犯」が大ベストセラーになったとはいえ、これはないと思う。 上巻の初めのほうで「模倣犯」のダイジェストを入れるとか、 藤原伊織の遺作「名残り火」のように、はっきりと「てのひらの闇2」と謳う誠実さがあっていいのではないか。 宮部作品が好きだからこそ、彼女には「火車」の頃の輝きを取り戻して欲しい。 単なるノスタルジーではなく、心からそう思う。 よって、★ひとつ減らしました。 | ||||
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本書を読むと、不思議な余韻に浸れた。まだ前編なので、後半がどう展開していくのか期待したい。 | ||||
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本書を読むと、不思議な余韻に浸れた。まだ前編なので、後半がどう展開していくのか期待したい。 | ||||
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個人的には面白かったように思う。満足の出来でもある。 が、厳しいレビューを多数見受け、正直驚いた。なるほど、生粋の宮部ファンには物足りなかったのだろうか。確かに「理由」「火車」よりかはセンセーショナル的なものは無いかもしれない。当初ああまた「クロスファイア」等の超能力モノなのだ、と思って危惧したが超能力で解決、という訳ではないのですんなり飲み込めた。 それにしても、宮部氏は諦めに近いような優しさで作中の被害者・加害者を書き上げている気がする。こういう事の出来る作者は中々いない、客観的すぎるくらいに登場人物を書いているなあと思う。それが作品の人物をよりリアルに描写していることに繋がっているのだろう。 読む人の環境/心情によって、土井崎一家をどう思うかは千差万別だろう。 やはり凄い小説家だと改めて思った。 | ||||
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