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レプリカたちの夜
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レプリカたちの夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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飛行機の中で読もうと文庫本を購入。 裏表紙の紹介文で不条理小説っぽいSFだなと覚悟して読んだので「何じゃこりゃ?」と言った拒絶反応は起きなかった。 しかしながら数ページ読んだ段階で既視感を覚えるではないか。 簡潔で短い文章、何の説明もない淡々とした情景描写、登場人物達の現実にはあり得ない会話や心理描写。 そうか、この文体は筒井康隆っぽいぞ。 読み進めるに従い、くどい会話の言い回しや、粒山の妻と称する狂気に満ちた女が登場する辺りから「なんだよ、まるっきり筒井康隆の模倣じゃないか」と確信へ変わった。 読み終えて、裏表紙に書かれた煽り文句 ”選考会を騒然とさせた身長ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」” が白々しく感じた。 筒井の作品と比べれば、プロットも中くらいのレベルと判断して☆☆☆とする。 | ||||
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夜の工場にシロクマが現れるというシュールで荒唐無稽な設定にわくわくしながら読み始めました。 が、うみみずさんのうんちく辺りからめんどくさくなってきて、段々ダラダラ感が漂い、最後はただ単にドタバタして収拾がつかない感じに終わって残念に思いました。 裏表紙の解説の「デヴィッド・リンチ的世界観」というフレーズが安っぽいというか古くさいというか安易だなというか、そもそもデヴィッド・リンチの世界観と本作は日光の明るさが全然違うと思います。 佐々木マキさんの絵でアニメにしたら面白いかもと思いました。 | ||||
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導入部に惹かれて購入しました。 全ての謎が解けて大団円的なストーリーではないので、正当なミステリーが好きな方にはいまいちかもしれません。 投げっぱなしジャーマン的なSF風のお話。 「魂や自我があるのは人間だけとなぜ言い切れるだろう?」 現実と幻惑がマーブル模様になったような不思議な世界観を味わえます。 個人的には読んで良かったと思うのですが、作者の個性なのかもしれませんが必要以上にひらがなが使われているのが引っかかりました。 物語に集中していても、ん?となって、「字面を読んでる」という現実に引き戻されることもしばしば。 (おもった、かんがえている、おもいだせない、など) 他の本を読んでいる時には気にしたことすらなかったので地味に辛かったです。 | ||||
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話の奇想天外さや近未来的なディストピアな雰囲気は良かった。しかしながら、作中で、この作家は、あの作家は、この思想は、あの思想は、という引用は、こんなことも知ってるんだよという衒学的な感じと強引さが出ていてちょっとやり過ぎな感じがした。あと参考文献リストを小説付ける必要性は無いだろう。論文じゃないのだから。また、この世界観では、レコードが音楽を聴く主要な機器だったが、曲名を乱発しており、レトロな格好良さというより、違和感が優った。 ただそのうち映画化されそうなのが眼に浮かぶ。 | ||||
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