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煙か土か食い物
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煙か土か食い物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全97件 41~60 3/5ページ
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↑こう書くと「褒めすぎ」とか「筋違い」と感じる方もいると思いますが、中には「そうだよね」と納得する方もいるでしょう。雰囲気やメッセージ性でなく立ち位置の問題です。舞城氏の「煙〜」はいわゆる本格ミステリの形式や約束事をことごとく無視した、破格で型破りな作品で、その逸脱ぶりに多くの人が本作を「本格じゃない」とか「ミステリじゃない」と評しました。しかし本格か否かは別として、これはミステリです。ある謎を主軸に、それを原動力として展開され解決へと至る物語です。その種の物語はたとえ地道な証拠集めや関係者全員が揃っての大仰な解決篇がなくともミステリです。加えて舞城氏が作中で使用しているトリック、というか事件のネタは、あの島田荘司氏の想像力の延長線上のものです。その島田氏といえば、「十角館の殺人」で新本格ミステリの旗手として登場した綾辻行人氏のデビューを後押しした張本人。舞城氏は本格を重んじる人からかなり叩かれましたが、ミステリに深い造詣を持ち、その歴史を理解していたからこそ、その流れへの反動として「煙〜」のような新しいミステリが書けたのだと思います。むしろ上の世代から叩かれたという事実は、舞城氏がミステリの正当な後継者であることの逆説的な証明だと思います。あと舞城氏の作風がライトノベルだとか登場人物が非現実的だという声がありますが、舞城氏が描く人物は二郎をはじめ非常にリアリティがあり、丸雄と二郎の親子関係、一郎・二郎・三郎・四郎の兄弟関係も極めて現実的な観察力に基づいたもので、特に二郎は個人的には京極夏彦氏の京極堂シリーズの主要登場人物である関口巽に肉薄するほどリアルで、「これが本当の人間だ!」と思うほど感情移入できます。泣けます。それらを抜きにしても読み進める上でのリズム感や加速度を重視した舞城氏の文体は一読の価値があります。京極氏の「姑獲鳥の夏」以来の衝撃的デビュー作。舞城氏は間違いなく「衝撃」の後継者です。 | ||||
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なんなんだろうこのスピード感はグングン読めちゃいます。だからといって決して軽くない、内容も充実していて面白かった。でも2回は読まないかも(なんなんだよ)。 普段この手のジャンルは読まないけど他の舞城王太郎作品も3冊ほど買ってしまいました。読了後レビューします。(ほんとかよ) | ||||
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読書友達に、「絶対読むべきだ!」と進められた作品。 一晩で読みました。 確かに、凄いスピード感。 一家の個性もそれぞれ凄い。 暴力てんこ盛り。けれど、底にながれるのは家族愛。 むちゃくちゃ勝手な父の不器用さ。 兄弟4人の名前を呼ぶところでは泣けました。 好きな人は、めちゃくちゃ好きだろうなぁとは思います。 けど、やっぱ人を選ぶでしょう、これはかなり。 駄目な人は、ぜんぜん駄目だと思います。なので星4つ。 | ||||
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この小説の主人公は凄腕の医者で、とんでもないジゴロで、ワル知恵が働いて、ユーモアのセンスもきいていて、ボクシングの達人で、行動力にあふれていて、まあ、スーパーマンと言っても過言ではないと思います。 それなのに、実にくだらないことに悩まされているんですね。 詳しくは記述しませんが、僕自身も同じような悩みをもっていたことはあります。小学3年生とか、そのぐらいの頃に。 というか、だれでも一度は、そういう悩みの時期を過ごすのではないでしょうか?だけど、たいていは一年たらずで卒業して、忘れてしまうものだと思います。 それなのに、そんなくだらない悩みを、この小説の主人公は、いい歳になるまで引きずっているんですよね。 つまり彼は、ある固定観念に縛られながら生きているわけです。 冒頭にも書いたようなスーパーマンが、なぜそんなことで悩まなければならないのか? 僕などはむしろ、その悩みがあったからこそ、彼はスーパーマンにならざるを得なかったんだろうな、と思います。しかし、そうなってみても、悩みからは逃れられなかった。 物語ですので、最終的には、なんかインチキ臭い説得のされかたで主人公の悩みは解けます。しかし、彼をそこまで追い詰めていたモノの正体は、明確にはあかされません。 舞城王太郎さんの小説がウケる背景には、そういう、わけのわからないものに追い込まれている若者たちの現実がうかがえます。 そのわけのわからなさが、まあ、読者への宿題として物語に深みを与えているというかね。 ところで、父親との和解と同時に、次男との戦いを決意する辺りの、主人公の「ご都合主義的」な性格には、ちょっとヒステリックな印象を受けてしまいました。そのあたり、個人的には、批判的な感情を持ってしまうのですが、現代の世相には、案外マッチしたものなのかもしれないですね。 | ||||
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四人兄弟と父親を軸に展開される愛憎劇。この点、ストーリーは中上健次やフォークナー、ドストエフスキーとかの小説によく似てます。 この作品に似た小説があることを挙げて「パクり」を批難するレビューもありましたが、よしんばパクりだとしても、実際に面白いのだから別に良いだろうと思い気にしませんでした。 作品のテーマは「家族愛」ですが、最近の純愛作品にありがちな奇麗事は微塵も描かれません。 主人公奈津川四郎は、母親を襲った犯人への復讐のために平気で自分の幼馴染も利用して、愛する家族以外の誰を犠牲にすることもまるで厭わない。 愛のために恐ろしく冷酷になれるその姿には感動すら覚えました。 愛情とは本来これほど残酷で身勝手でエゴイスティックな感情なのだと思います。 奇麗事を期待する人は、手段を選ばない四郎のエゴイストぶりが不快になってしまうかもしれません。 逆に「愛」がキーワードになると奇麗事だらけになる、ウソ臭い恋愛小説や家族小説の類にウンザリしていた私には、久しぶりに気持ちよく清清しく楽しめる傑作でした。 でもまあ、別に主人公の生き方に共感出来ない人も本当は十分にこの小説は楽しめるはず。 他のレビューにもありましたが、迫力満点の文体だけとってみてもすごく読み応えがある作品です。 この点「圧倒的文圧!」っていう売り文句は嘘ではありません。 それと、もう1つ付け足すなら『煙か土か食い物』というタイトルも実に見事だと思います。 始まりから終わりまで一気に読み終えて、文句なしの天才だと思いました。 てかデビュー作でいきなりこんなに面白い小説が書ける作家なのだから、芥川賞あげればよかったのにね・・。 | ||||
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単行本のミステリーばかり読んでいて、たまには違う売り場にでも言ってみようといろいろな棚を物色していたら、奇妙な装丁と作者の名前になんだか惹かれて買って来た。 読み始めると、今まで読んだこと無いスピード感と、戸梶圭太に似たグロテスクさ。 とにかく、先が読みたくてしょうがなくて、仕事のことも考えず。夜12時から、朝5時頃まで掛かって読んでしまいました。 好みは分かれるところだけど、多分おしゃれなんです。 このグロテスクさが。 それが分かる人は、どつぼだと思います。 すっごく引き込まれました。 そして、そんな本と出合えたあの気味悪げな装丁に感謝。 それ以来、舞城作品は網羅しています。 | ||||
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最初は苦手な感じだ・・と思ってた。2冊いっぺんに買って先に読んだ阿修羅ガールがつまんなかったし が、この圧倒的なスピード感!に乗せられて読んでいったら・・あら、最後らへん、何故か涙ぐんでる私が。。 下品な表現の多い、暴力描写が無意味にある、私の嫌いなタイプの小説に・・。 これは暴力が芸術になってる・・そこまで言うと大袈裟だから暴力が文学になってるって言えばいいのか。 読み終わったあと恍惚感とか快感を感じてしまった。舞城文に酔ったのか、な? とにかく最高でした。最高、二郎最高、・・・そう、とにかく二郎の存在・描写が最高でした。 | ||||
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なんなんだ一体。なんでこんなに胸が痛くなるのか? 初めはふざけた小説だと思った。 だが文章に慣れて、物語に入り込めるようになると、あまりのリアルな表現に 衝撃を受ける。 まったくこんな細かい描写ができるなんて、作者は体験者なのか?と思う。 自分のトラウマや、劣等コンプレックスを強烈に刺激され涙が出た。 まだ再読できる自信はないが、この本は私の宝物だ。 マイジョーありがと。 | ||||
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この小説を人に紹介するとき、私が良く使う例がある。 普通は、チャイムを鳴らして留守ならば帰るが、 舞城の書く探偵は、玄関の扉を壊して、部屋にずかずか上がって、 犯人である証拠を見つけて、おらこいつが犯人やんけ!と言い切る、ということである。 この作品における探偵、奈津川四郎は正にそんなキャラクターだ。 主人公の奈津川四郎は、母親が連続事件に巻き込まれたことで、 他三人の兄弟と力を合わせ、時に対立して、和解して、事件を解決していく。 その中で、自分のことや他人のことに必死になって、 歯を食いしばって、 もがいてもがいてもがいて、明日を信じてみたり、愛を誓ったり。 ふたん、声高に言うことが恥ずかしい内容を、四郎は言い切ってしまう。 特に、長男の一郎と喧嘩をして、更に愛が深まるシーン、 ラスト、医者である四郎が家族のために行動するーンには 家族を大事にする気持ち、自分の血への思いが如実に表れている。 一度は是非読んでみて欲しい作品である。 | ||||
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340ページに上る長編にもかかわらず、ほとんど改行なし。字びっしり。 でもマシンガンをぶっ放しながら駆け抜けるようなスピード感、爆走感、圧倒的なスピード感。圧倒的な破壊力。そんな文章。 彼の作品は賛否両論ハッキリ分かれるみたいだが、それもそのはず。 一見全然文学的じゃなくて、無茶苦茶なんだけど、その「無茶苦茶さ」が一貫して続き、完結する。しっかり収まる。 それが凄い。 ストーリーは一応ミステリーなんだろうか? が。 ミステリとして読むと、突っ込みどころ満載と言えなくもないし、ほんとの「ミステリー好き」は憤慨するかも。 でもそんなこと一切気にならない凄まじいパワーを感じ、多少(と言うかかなり)強引に氾濫分子のように溢れ出る登場人物を、終結に近づくにつれて一気にまとめ上げちゃう力はさすが。 こういう部分は阿部和重の『シンセニア』に似た力を感じる。 でもこれあくまでも彼の「デビュー作」ですから! 物語の大半は暴力的。とにかく暴力的。 でもその根底には愛がある。 小説としてのエンターテイメント性もある。 これは短編集『熊の場所』にも通ずる。 面白い新鋭作家を久しぶりに見つけた。 その名は舞城王太郎。 そんな彼に注目して行こうと決意した夏の日でした。 | ||||
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母親を襲った犯人に復讐すべく、天才医師四郎はその天才的頭脳でもって戦いを挑む。 最初読み始めたときは、その独特の文章に、また段落のないページびっしりに埋め尽くされた文字に戸惑った。だが読み進めるとそのテンポいいリズム感にびっくり。加速する物語にページをめくるスピードも上がり、あっというまに読めてしまった。過去に類を見ない形のミステリーで、かなり突拍子もないストーリーだが、ラストはなぜか感動しました。 最初は「なんだこれ?」と読み始め、途中から「この小説はすごい!」に変わる、その体験を是非してもらいたい。 | ||||
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投稿時の題名は「煙か土か食い物か」だったはず 途中100ページほど次男のお話が挟まれる。親父と対立していたらしい次男 ウサギちゃんと丸雄がこの作品の要 ミステリーとしては冴えない 構成が微妙だが、このようなタイプの小説はあまり見かけないので貴重かもしれない | ||||
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私は基本的にはその作家のデビュー作にその作家のコアな部分がかなり原型を留めて存在する確立が高いと考えるタイプです。 だから、デビュー作が気になります。 舞城さんは「阿修羅ガール」から入りましたが、このデビュー作はかなりの衝撃作です。 好きになるにしろ、嫌いになるにしろ一読の価値ある作品。 特にスピード感は圧倒的!最近デビューされた作家さん(もちろんすべての作家さんを読んでいる訳ではないが)の中では、かなり異色というか独特。すでにデビュー作で彼のスタイルはある程度出来上がっていて、恐らく今後、彼の亜流がいつか出てくると思われる。 タイトルのつけ方も良い。 ちなみにミステリの範疇には無理に入れなくとも良い。 本作が気に入られた方は続編よりも、「熊の場所」を!やっぱり舞城さんには、春樹さんの影響がある事を確信できます。 | ||||
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今時珍しい行換えのないびっしりつまった頁が延々と続きますが、有無を言わさぬ迫力で、拘束されてしまい、結局一気に読まされます。ミステリーだと考えず、暴力と罵詈に満ちた家族の小説だと思いましょう。アメリカのドラマ「ER」ばりの劈頭から一気に舞台は福井県に飛び、そこからは本当にノンストップでエピローグへ。ミステリーとしてはいくつもの欠陥がありますが、このスピード感だけでも味わう価値はあります。 | ||||
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文章を読むうちに、そのリズムに支配され、心地よいスピードで読みすすめられる作品。 「小説ってこんなもの。」どこかであった概念を、ちゃぶ台のごとく派手にひっくりかえしてくれた。 「どこにも属さない」というカテゴリにのみ属することを、許された舞城ワールドの原点です。 どこか狂った奈津川家がこの物語の舞台。 奈津川家の四男で、救命外科医の四郎は、母親がある事件に巻き込まれたことから、天才的な頭脳をもって事件の真相へと超スピードで迫る。 そして、誰もが恐怖で震え上がるアノ人物の影が、徐々に浮かび上がって来る・・・。 家庭内暴力、ゆがむ人格、消えた天才、襲い来るテンサイ。 家族愛とは最も遠いこの場所で、本当の家族愛が叫ばれる。 アナタノチチオヤハ、アナタヲアイシテイマスカ? 上品でない表現とかもありますので、好き嫌いはあると思い、☆は4つにとどめています。 | ||||
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まず淡々と進むミステリーや、推理小説は「読者への挑戦」的でなきゃダメ!という考えの方にはオススメできません(本格やら何やら、そんな枠に囚われていないので)。異色な作家が多いメフィスト賞受賞者の中でも更に異色な、読者すら翻弄して突っ走る舞城王太郎のデビュー作です。 事件も起こるし、犯人もいるけど、舞城作品の根底にはいつだって愛がある。 舞城中毒になるか、名前も見たくない作家の一人になるか…文庫でお手軽価格になってるので、試しに読んでもらいたいです。 担当編集の太田氏が周囲の名だたる編集者の反対を押し切って世に出した、新しい世界の入り口です。 | ||||
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それなりに文学の基本がつぶせた人間が、文学界が好む古典的に枯れた 雰囲気に埋没せずに同時代的なビート感のある話を肩の凝らない形で 書きたいと思って作ったような印象の本。全体的に今の文学界で幅を 利かせている連中の手法を、皮肉を通り越した誹謗並の行為におとしめた パロディとして流用しているところが賛否両論分かれるところなのかなと 思う。文学的な要素と手法をきちんと学んで取り入れた上で「今の文学なんて クソなんじゃあ」と叫ぶパンク的な要素が面白い。そして数ページ読めば 好きになれるかゴミ以下にしかならないか判断できる潔さも良い。近年 ある程度以上の文学的なギミックを詰めて、これだけ正直かつ独断的に 面白いなりつまらないなり言える作品はなかった。とどのつまりヤング アダルト向けなライトノベル作家の集まりでしかないメフィスト系作家の 中で、文壇に真っ向から問題提起をした、唯一の読む重要性を持つ作家。 村上龍をボロクソに言った江藤淳に是非読んでもらいたかったですな。 | ||||
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本格ミステリーという入り口から乱入してきた日本文学史上稀にみるテロリストと言っていいだろうか? この文体は本格ミステリーのものではない。もはや旧来の『純文学』にカテゴライズされるべきものだ。流れるような饒舌ぶりはもはや町田康に匹敵、いやある部分では超越しているかもしれない。 しかもやらかすのがミステリーである。もう、ジャンル分けぐちゃぐちゃ。根本的に業界の仁義に爆弾を仕掛けてテロを行っているではないか。 「純文学かミステリーかエンタメか、だと? そんなもの関係あるか。あるのはおもろいもんかおもろないもんしかないんじゃ!」 私には舞城王太郎がそう叫んでいるようでならない。個人的にはもう、純文学とかいった区分がどうでもよくなってきましたよ。どうでもええやないか、と。 | ||||
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『【文圧】って何やねん?』という人はこの本を読めばいい。 圧倒的なカリスマと激しいイマジネーションに彩られた本書は、 まさに文章の『圧力』たるものを提示してくれる。 こんなにも破壊力を持った攻撃的な本には、お目に掛かったことがない。 暴力的なシーンやグロそうな場面が嫌いな人にはオススメできないが、 それでも目を隠した両手の隙間から、チラリズムで見て欲しいものである。 もちろんチラリズムした目を射抜かれてしまっても責任はもてない。 | ||||
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私の中で衝撃の作品。 冒頭からその独自の文体に圧倒されます。 「こういうのありなんだぁ!」と思いました。 私にとって新鮮というか斬新でした。 ミステリのカテゴリなのでミステリ的要素は多分に盛り込まれていますが、 それ以上に奈津川家の人々の心情が生々しく伝わってくる作品です。 主人公の「四郎」かっこいいです。 Maijo作品全部読みたくなりました。 これがウワサのMaijoワールドか…オススメ! | ||||
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