■スポンサードリンク
フィルムノワール/黒色影片
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
フィルムノワール/黒色影片の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書評は概ね他の方が書かれている通りだとおもいます。合う合わないでいうなら私はあいませんでした。 本作をチャンドラーやロス・マクドナルドみたいなハードボイルドや、社会派探偵物を期待して読むと大外れ打と思います。 本作は前提として戦前から戦後の60年代までの映画の知識が要求されます。特に満鉄の話なんてコアな映画ファンでない限り知らないし、著者は知らないなら調べろよとでも言わんばかりに作中に放り込んできます。 しかし予備知識が求められるのはこれに限ったことではない。私が本作を読んでて辛いと感じたのは、著者自身のオタク二ありがちな自己満足を痛々しいく感じたからだ。作中で"シネフィル"ーフランス語かなんかで映画狂だと自称するが、所詮映画オタクであり、著者の時代なら映画キチ◯イと呼称するのではないか?その辺もオタクが無理に気取っている感じがして好きに慣れません。 作中に登場する宍戸錠はひどく滑稽で、彼の全盛期の作品を見返したくなりました。そもそも宍戸錠の日活アクションはハードボイルドではないですし、ハードボイルドと結びつけているのも著者の自己満足いがいに根拠が感じられませんでした。 さらにいうならば主人公は探偵ではなく、警察の嘱託であり、つまり下働きなのは多くの情報を得るための便利な設定のように感じました。 結局ディティールをえがくことばかりに時間を費やしてオチは全く切れ味が有りませんー正直そのディティールも怪しいものですがーどこぞの評論家に言わせると戦後生まれの読むべき作家は村上春樹と矢作俊彦だけらしいです。村上春樹はともかくこの人は違うと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!