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悲鳴
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悲鳴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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単純と思われた浮気調査からやがて…といういつものパターンはいいのだけれど、本作はややまとまりに欠いた感が強いです。 複雑な伏線が絡まりあわず独立して存在し続け、混沌とした空気の中で物語は終わっていきますが、それ故にタイトルでもある「悲鳴」の意味の衝撃というか悲壮感がボケてしまったように思いました。 もちろん畝原とその家族の織りなす物語はいつもの通り温かいし、個人的に大好きな横山の姿を見る(読む?)度に「仕事ってこれぐらいの思いでしなくちゃなぁ」と思ったりする訳で、非常に読み応えはあります。またこの作者の特徴である「息遣いが感じられるような会話」も健在で、畝原と明美の会話からも「あ〜!そうそう!ある程度近い関係になると男女の会話ってこんな感じでズレるよなぁ」などとニヤリとさせてくれます。そういった東作品ならではの楽しみ方はもちろんしっかりあるのですが、それでもやはり散漫とした印象は残ります。他の畝原シリーズを既読の方は問題なく楽しめると思いますので、初めて畝原シリーズを読もうとされる方は他の作品から読まれる事をお薦めします。 | ||||
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