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人魚の眠る家
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人魚の眠る家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 1~20 1/10ページ
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友達に薦められて読みました。 なかなか面白かった。 | ||||
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子供の脳死と臓器提供の選択という究極の問いからスタートする。最先端技術や法律をからめ提起られる疑問や課題にはとても考えさせされる。最終的に各登場人物も落ち着くところに落ち着き、完成度の高い作品。 気になって映画もみたが、こちらは映像化しにくいところを避けたダイジェストといった感じで、本のほうが内容が数段深い。 | ||||
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これまでホイホイと人が死ぬ刑事ものを書いてきた筆者にあって、本作の死はこれまで登場した死と比べると格段に重いと感じます。今回のテーマは脳死です。 あらすじは他所に任せますが、本作、植物状態(所謂脳死の常態)になってしまった娘を介護する母とそれを取り巻く家族の話です。お金と医療技術を駆使して植物状態の娘を2年、3年と生きながらえさせる母親に狂気じみた愛が感じられる点が本作唯一といってもいいサスペンスでしょうか。 ・・・ 作中では日本の脳死判定のプロセスが仔細に語られますが、そこから浮かび上がるのは、如何に脳がいまだに未解明であるか、そして(そのためでもあるが)、如何に脳死が人為的・手続き的死であるかということです。 私も全く不勉強でしたが、日本の場合、本人が意思表示をしていないとき、臓器移植の判断は家族に委ねられるらしい。これが2009年の法改正に当たり子供にも適用されるようになったという。つまり家族は身内の死の判断につき、委ねられることになる。 これは非常に厳しい状況であると感じます。 傍目にはちょっと居眠りしているようにしか見えないわが子、その死を(脳死として)判断しなければならない。これほど厳しい判断をしなくならない状況に、同じ親としてその心痛は同情するに余りある。 親なら、お金が続く限り子供の面倒は見たいと思う。ましてや自らこの命を奪う(延命を止める)という判断は到底簡単にはできるとは思えません。作中の祖母のように、責任を感じれば感じるほど、看護や介護への家族を駆り立てそうです。 ・・・ また本作では、日本での小児の脳死についての法整備の未熟さが国際的な医療スキームにも影響を与えていることを示唆しています(日本では親に臓器提供の可否を決めさせる決められない小児の臓器提供者が出ない日本の患者が高額な資金を用意して米国でドナーを得る米国では外国人への臓器提供は全体の5%未満に抑えるかつ高額デポジットも要求も、ほとんどが日本人が枠を押さえるとか)。 まあ確かに、こういう時日本人(というか日本の政治家?)はDecision makingが苦手なのだと思います。「白黒つける」という言葉が時にネガティブに取られるくらい、領域に収まらない「おり」「にじみ」「わだかまり」みたいなものが日本では時に重きを置かれるような気さえします。 なんか、医療の現場からあがってきた脳死判断の当初ドラフトではもっとプライオリティの定まったドライな判断プロセスになっていたような気がします。全く調べていませんが。それが政治家が各所の声を取り込み折り合いをつけようとした結果が、「親が脳死判定を受けさせない限り植物状態の子供に脳死テストはうけさせなくてよい」という収まりを見せたような気がしてなりません。ほんと、何も調べていませんが。 ・・・ ということで、非常に勉強になる本でした。 脳死の現状について小説の形で学べる良作であると感じました。と同時に家族の死を受け入れる難しさを改めて感じました。他方、本作の母親が娘の死を受け入れるその仕方は若干安易にも感じられましたが。 いずれにせよ、東野作品にしては異色の非サスペンスもの。倫理・社会の題材ないしその導入にも非常によい作品であると感じました。 | ||||
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自分の確認不足なのですが、ミステリーじゃないならそう言っておいてほしかったです。 なんていうか、全体的に重すぎるし、終盤かなり陳腐になっていきます。 薫子がモテモテなのはちょっと救いを持たせようとしたのかな?w それならせめて、夫と薫子をラブラブに戻してあげて3人目生まれるとかまで行きませんか? それにしても、死の真相が明かされても「そんなことがあったのね」くらいで全然興味無いのが謎すぎたし、移植された少年、家近ぇ〜〜ww 東野圭吾がファンタジーに寄った時ににありがちな、みんな近所に住んでるやつね。 まあ、薫子が暴走してみんなからドン引きされてく展開は少し面白かったかな? 夫はそんなに引いてないんだよね。とはいえ、他人の名を騙り、変装って、薫子、怖すぎ。 専門的な会話とかもバンバン出てくる割に、ストーリーは微妙すぎました。専門的な会話、読み飛ばしても成立しますね。ようは植物状態だけど電気で動かして筋トレもしてますってことで。 | ||||
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ネタバレ注意です。 母親が独りよがりであることには変わりないが、母親の気持ちには共感できる。 心臓が動いている娘を脳死判定してもらい臓器提供するか、そのまま寝たきりか・・・簡単には決断できません。 ほぼ脳死している娘の介護で離婚を取りやめた夫婦。 もう死んだに等しい娘がかろうじて家族のことを繋いでいたと考えると切ない。 母親が警察を自分で呼ぶシーンはイマイチかな、「周りを巻き込むなよ・・・」と思いましたが映画を観ると何となく腑に落ちました。 迫真の演技で家族の苦悩がダイレクトに伝わってきました。 家族の娘への愛は本物であり、意識は無かったが娘は幸せな時を過ごしたのでしょう。 娘が本当の死を迎えた時、恐らく家族はバラバラになりいつの間にか屋敷も無くなっていた・・・ まるでおとぎ話の人魚姫のように跡形もなく。 | ||||
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嫁の好みでしたので、内容については知りません。 有名作家ですから、きっと面白いと思います。 | ||||
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この本は、大好きで大切な本です。 お友達に貸して無くなったので、再び 購入しました | ||||
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ネタバレ含みますが。娘さんを育てる母親。薫子さんは。とても賢い女性で、一番現実的な方です。在宅介護をしていれば変えることのない現実が目の前にあるのに、でも。娘も喜んでる。きっとママありがとう。と響いていると。一人で奮闘して娘の夢を見て一人で納得して。最初から最後まで一人でした。身長だって伸びてる。筋肉だってついて便までしてる。それでも脳死は脳死だと。一番に分かっているのにそれでも手放すことが出来ない。死体でもいいから温もりを長く感じていたい。生を感じていたいと必死に生活していく姿を見てて胸が苦しくなりました。薫子さん本人は娘の介護人生は充実していた。と言っていましたが。読み終わった後は虚しさを感じざる負えない作品です。 | ||||
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脳死とそれに伴う親の心情。心苦しくもあり、突きつけられる現実の法の死と意識の中での死。 引き剥がせない事実が入り乱れて混沌とし始める。誰が悪い訳でもない。でもそこにある悲しさと虚無、希望に寄り添いたい切なさが滲み出て異常な地点へと歩み始めてしまう。 人の死、終盤で主人公が伝える言葉は、考えさせられる。 脳死は死か。そもそも死とはなんなのか。 改めて考える機会を与えてくれる意味でも優良なミステリ小説です。 | ||||
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きれいな商品です | ||||
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未だ、半分しか読んでない。 ただ、「脳死」という状態をもう一度置き換えて考えると今の「 A I」について考えるきっかけを得た気がしている。先を読むことが楽しみとなっている。 | ||||
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話としては面白い部分もありましたが、母親が最低過ぎました。 ・男と会うために、嘘をついて母親に子供2人を押し付ける(しかもしょっちゅう) ・その男との別れ話をするためという口実で、男の部屋に上がり込み、2人っきりになる。 ・旦那が反対しているのにも耳を貸さずに無理やり子供を受験させる(そのせいで事故にあったようなもの) ・旦那の部下にも色目をつかって、「彼女と別れればいいのに」などと願う。 ・娘の介護が始まってからは、息子を常に邪魔者扱いし、事あるごとに母親に世話を押し付ける。 邪魔者扱いしているのは明確で、「(息子を遠足に連れていくより)瑞穂の世話のほうがよっぽど楽」といって鼻にシワを寄せる、という描写があります。 ・息子の入学式に、動かない娘を連れていき、そのせいでイジメに遭いそうになる。 ・嫌がる息子に無理やり誕生日パーティを開き、友達を呼ばせようとする。息子が友達を呼ばなかったと知ったら、怒り狂い、床を引きずり回してビンタをかます。挙句の果てに、警察を呼びつけて、目の前で娘を刺そうとする。 ・さんざん子供の面倒を見させたり、世話になった妹に対して、考え方が違うことを知った瞬間に「挨拶しなくていいから。部屋に入らないで」と拒絶。 ・娘のために巨額の私財を投じ、部下たちから「公私混同するな」と白い目で見られても頑張って耐え、身を粉にして働いている旦那に対しても、「あなたは月に二三回しか来ないから知らないでしょうね」などと、鬼のような嫌味を放つ。 ・「死亡日時が違う」と、病院や葬儀屋に腹立ち紛れにクレームを入れ、無理やり(部分的にだが)自分の意見を通してしまう。 ・「生人(息子)には何があってもこんな目に合わせないからね」というようなセリフを最後の方で吐くが、さんざん母親や妹に世話を押し付けておいてどの口が言ってるんだと思う。 意識がなくなっている娘ばかり可愛がり、元気に成長している息子のことを放置ししかも辛くあたるのは親として、いや人間としてどうかと思います。 自分の価値観を周りの人に押し付け、受け入れられなかったら怒り狂うとか、大人になりきれていないと思います。 最初から最後まで母親のクソ女ぶりに吐き気が止まらなかったし、生人くんが可哀想すぎて涙が出ました。 このクソ女が「酷い母親」として描かれていたならば、まだ評価できましたが、どちらかといえば「娘のために頑張る聡明な母親」として描かれていたように思います。しかも、美しくて魅力的でモテモテ(…)ツッコミが追いつきません。 脳死という重いテーマの小説に、母親のモテエピソードは必要でしょうか。それが余計吐き気を催します。 | ||||
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脳死の我が子が、もしかしたら数年後に科学の進歩で治るかもしれない。 その可能性を親として捨てられるか。 脳死の子どもと移植を待つ子どもの 両方の視点から同時に考えさせられる秀逸な物語。 最初と結びの関連付けがどれぐらい必要なのかは少し分からず。 | ||||
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考えさせられました。 ストーリー自体ははちゃめちゃなのですが、筆者の問いかけたいことはビシバシ伝わってきました。 私自身は臓器移植をしたいと思っていますが、家族の気持ちを考えると今は躊躇してしまいます。 どこで死を判定するのか… 難しいですね。 | ||||
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子どもが、学校の図書館より借りて読んだところ、読書感想レポートにこの本が欲しいと言われまして購入しました。 | ||||
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母親の自己満足と思いました。最後は奇跡が起こるおかと思いきや残念。哀しい結末でした。 でもあの100万円をどこから持ってきて寄付したのでしょう?いくら悩みが深くても、変装してボランティアに近づく意味がわからないです。 | ||||
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これは一人でも多くの人に読んでもらいたい本です。 東野圭吾作品では、「手紙」以来に深く心を打たれる作品です。また、人の死について深く考えさせられました。 ここまで脳死患者とその家族の心情を書ける東野圭吾さんの腕前には恐れ入りました。 映画も良かったですが、原作は登場人物の心情が細かく書かれているのでより心に響きますね。 最後の一行は涙が溢れました。この本に出会えて良かったです! | ||||
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主人公のマダムの行為を、非難する人もいるだろう。しかし私も同じようにしなければ、お別れすることは出来ないと思った。 | ||||
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脳死は人の死かという難しい題材を取り上げていて、どっちの結論のもちろんにもっていくのが正しいのか難しい問題だと思う。 ただ、落ちのもっていき方がオカルト的な手法を用いたのはいかがなものかという気がする。 心霊主義=オカルトによって納得して受け入れるという過程は私には良いことだとは思わない。 | ||||
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難しい内容でもありますが、様々な視点から考えさせてくれる内容で、感動しました。東野圭吾作品大好きです。 読書が好きではなかった私が東野圭吾作品はすらすら読めます。 | ||||
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