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人魚の眠る家
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人魚の眠る家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 121~140 7/10ページ
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テーマは脳死です。 主人公との悲しい秘密を抱えた従妹の葛藤を縦糸に、主人公の母親の心の変遷を横糸にした物語は、冒頭から悲しい結末を予感させました。 東野作品でなければ読み通せないほどの重苦しい小説でもありました。 本作は作家のレパートリーの広さを改めて感じさせる内容です。 東野の筆力があってこそ、描き切れた世界だと思いました。 一気読みでした。 | ||||
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東野圭吾の最高傑作の一つと言えるでしょう。出だしから引き込まれるし、ストーリー展開のテンポもいい。ここまで面白かったのは白夜行、手紙以来です。 | ||||
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さすがの筆力で引き込まれ、全体的にはとても面白い作品であったと思う。 しかし、もう少しミステリ色の強いものが読みたかったので他の作品に期待します。 初期作品のようなゴツゴツした手触りのものがまた読みたいと思います。 | ||||
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「脳死」問題は人々が考えるべき大きなトピックだと思う。 それを今や大御所である東野圭吾が書けば必然的に多くの人に問題提起ができる。それだけでも意味があると思います。 ストーリーは流石の一言。近年やっつけ仕事じゃないかと感じる作品も少なくなかった東野先生ですが(僕は25年来のファンです)、本作はしっかり執筆されたと思います。色々な人達の気持ちになってしまって心が痛くなる心情描写が圧巻でした。 | ||||
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やっぱり理系の人だからなのかなぁ、という読後感。 生命や長生きなどに関して、医学を含む科学はどこまで踏み込むことを許されるのか。主題の選び方、話の展開、どれをとっても上手い。それはいっそあざといほどだ。もちろん元々、理系の作家さんだから、散りばめられた最先端科学(医学)に関しても説得力がある。 けれど、どうしても切ない気持ちになれなかった。狂気にも似た母の愛、あるいは執着をテーマにしているにも関わらず、である。なぜなのかはわからないが、あえて言葉にすれば、どこかに「こういうことで人間は悩みますよね」「人間にありがちな感情です」のような冷静さを感じてしまうからかもしれない。 言い訳すれば、この作家さんとは合わないんです。ただ、ベストセラー作家だけあってクオリティは高いので、ほぼすべての作品を読んでいるというだけです。ファンの方は怒らないでください。 | ||||
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臓器提供について、人の死や脳死について、立場が違えばまた考え方も違うのかな。。と思ったり。。 臓器提供意思表示ってしたほうがいいのかな。と思いました。 | ||||
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東野圭吾さんは、大好きな作家さんですが、外しません。優しさを感じますし、手や脚が動く事は、当たり前と思ってはいけないのかもとさえ哲学的な色の有るお話です。 | ||||
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ゆっくりじっくり読みました。 殺人が起きるわけでもなく 謎があるわけでもないけど しっかりとしたミステリーに仕上がってるのが凄い! 人の心の機微に寄り添った形で エンターテイメントしている。 面白かった。 | ||||
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人は誰でも使命(御心)を頂いて生まれてくる。 その使命を果たし終わった時が、寿命。 命をお金で買う。 不浄な話に聞こえるが、買えるものならば、どうにかして買ってやりたい。 願わくば、助かってほしい。 エゴと言われるかもしれないが、これこそが親の愛であり、自然な情。 身内が早死にすることが、家族の苦しみに繋がるのではなく、学びにつながなければ意味をなさない。 世間の中傷に傷づくだけではなく、暖かい励まし、支援、他人の有難さに気づくきっかけにならなければ。 何があっても、前を向いて歩いていくしかない。 だから、誰かに責任を押し付けたり、自己嫌悪に陥っている時間はない、 人の愛なくしては生きてはいけないが、愛だけでも生きれない。 明けない夜はない。 | ||||
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この『 人魚の眠る家 』は、< 脳死と臓器移植の問題 >を題材にしており、また、『 さまよえる刃 』や『 天空の蜂 』などと同じスタイルで書かれています。 しかし、この2つの作品とは違って、この『 人魚の眠る家 』では珍しく、東野先生は、人の死期をめぐる問題について< 脳死説 >の立場を採る!ことを明らかにしています。 ただ、< 脳死判定基準 >については、通説を支持せず、「 魂 」という概念を導入する!ことによって、次のような< 独自の考え >を提示している!ように思いました。 < 肉体から魂が解放された時をもって脳死とする! > 通説を支持する人たちが、< 東野説を採用することは多分ない! >だろうとは思います。 < 魂の存在を認めるのか? >、仮に認める!として< 肉体から魂が解放された時をいったい誰がどのようにして決めるのか? >など、難題が多い!からです。 しかし、< 東野説を脳死判定基準する! >のであれば、< 多くの関係者が救われる! >のではないか?というのが、< 読後の感想 >でした。 裏を返すと、< 脳死および臓器移植に関係する人たちの救済 >という視点からは、< 現行法が定める脳死判定基準 >には< 問題が多過ぎる! >のではないか?と思いました。 ちなみに、ボク個人は、< エピローグの神秘的な結末 >には、登場人物だけでなく、本書の読者や作者の東野先生まで含めて< みんなが救われた! >ように思えました! | ||||
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プールでの事故で、脳死となった瑞穗。 母である薫子は、ありとあらゆる手段を講じて、その回復を目指す・・・ テーマは脳死と内臓移植と重い。常に自分がその立場だったら・・・と思いつつ読んだ。 答えはないし、その立場になってみないとわからないが、 それについて少しでも考える良いきっかけになった小説。 始まりと終わりがうまくつながっている構成も良かった。 | ||||
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主人公は薫子と夫の和昌。事実上の離婚状態にある。しかし、子供を有名私立小学校に入れたいという薫子の意向で、和昌もそれに協力することになったのだ。その小学校の模擬面接の最中、薫子たちの子供の1人、瑞穂がプールで溺れて心臓が停止状態になる。病院での処置により、心臓は動き出すのだが、脳が機能していない状態になってしまう。 そして担当の医師は、脳死による臓器提供の意志があるかどうか尋ねる。迷う和昌たち。和昌たちは最後の別れをするために瑞穂のところに行くが、そこで2人は娘(瑞穂)の手がぴくりと動いたように感じたのだ。その結果、和昌たちは臓器提供を拒否する。 そして薫子は、つきっきりで瑞穂の世話をしなければいけないことも考え、和昌と離婚しないことに決める。 そこから時は経ち、薫子は瑞穂を在宅で介護するようになる。できることは全てやろうとして、様々なことを試みる。しかし、その行為はエスカレートしていき・・・ この小説を読むと、人はいつ死んだことになるのか、と考えざるを得ない。心臓が止まった時か。それとも、脳が機能しなくなった時なのか。まだ脳については分かっていないことが多い。現在の医療基準で脳が働いていないと判断されても、完全に死んだとは速断できないケースもあるかもしれない。 結局、最後はその人や家族の価値観に委ねるしかないのだろう。 なかなか難しいテーマを扱った作品だった。 | ||||
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前半がくらい展開でどうなることかと思いましたが、さすが東野圭吾の本はさすがです。旬の社会問題、今回は脳死についてよく調べたうえでそこにある課題と潜在する悩み、そして母親の愛まで上手く描いています。著者の伝えたいメッセージはクリアです。しかも最後にまさかの限界までついていていつものことながらお勧めしたくなる本です | ||||
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東野さんの作品にしては、ドキドキ感がなく、内容が重く、先を読む気が、あまりしなかった。 | ||||
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東野圭吾氏による作品。 2015年11月発行。 本作は片思い(同性愛)などのような社会問題を取り上げた作品。 脳死、臓器移植という問題を取り上げている。 最近の(容疑者Xの献身以降)の東野圭吾氏の作品にやたらと冤罪モノ。 誰かの罪を庇うパターンが多いなと思っていた中(それでも面白いが) 久々の社会派作品で面白かった。 日本における脳死、臓器移植、米国以外で臓器移植を受けることが 難しくなっている現状。莫大な滞在費の問題。 ハリマテクスの星野くんなど最終的に彼女(川嶋真緒)と復縁できた等の 読後感の良さも良い。 終盤に瑞穂が薫子の枕元に立ちあの世へ行く際に感謝の念を述べることを 思い返す場面は感動的であった。 | ||||
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一人の母親として読みました。娘の表情を作っている場面は、さすがにゾッとしましたが、親としてやれるだけのことはしてやりたいという気持ちには共感しました。最新の機器を使うことによって、脳が機能し始めるのではないかと期待して読み進めましたが、脳死から蘇った人は一人もいないと書いてあったので、どうやって話を終わらせるのだろうかと気になりました。最後に娘は薫子にお礼を言って旅立ちました。これで、薫子も救われたと思いました。ハッピーエンドを期待していたので、読後、やっぱり最後には死んでしまうんだという喪失感を、今、味わっています。薫子の行動を狂気だと考えるのが一般的だとは思えません。 | ||||
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とても早い対応で助かりました。ありがとうございました!!まだ楽しみにして読んでませんが。 | ||||
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プロローグで小学生の宗吾は「お屋敷」の車椅子の少女に出会うが、これが今後どう展開していくのか、話に引き込まれる。しかし一章では宗吾は登場せず、事故で脳死状態の少女の様相が語られ、家族は臓器移植の判断を迫られる。 東野圭吾といえば推理小説なのだが、この物語は何処でその域に向かうのかという興味も湧いてくる。二章、三章、四章と読んでいくが、推理小説的展開はない。脳死状態の少女の闘病生活が細かく描かれ、副次的に男女の微妙な綾が行間を埋める。 当初、いつ殺人事件が起こるのかと、そればかりが気になったが、やがて話の重さにも関わらず、薫子の親としての子供に対する処し方に鬼気迫るものがあり、圧倒される。いつの間にか、推理小説を追っている自分がアホに見えてくる。 本書は東野圭吾の新境地をあらわすものであり、私は読了後、思わず「奇跡の子・・・・」というタイトルをつけた。勿論「人魚の眠る家」というタイトルは申し分ないのだが、個人的には瑞穂ちゃんの為に、「奇跡の子・・・・」というタイトルをつけてあげたい。 | ||||
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自分の生活とは少し離れている内容でしたが、こんなこともありの世界があるんだな、と思いました。 | ||||
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イマイチでした 映像化されるとは思います オチがあざとく感じた。 | ||||
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