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人魚の眠る家



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【この小説が収録されている参考書籍】
人魚の眠る家
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

人魚の眠る家の評価: 4.11/5点 レビュー 199件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 141~160 8/10ページ
No.59:
(4pt)

器移植を待つ江藤さんの言葉が胸に響いた

脳死になった子どもに対して親がどんな選択、決断をしていくのかが切実に描かれていて、一気に惹きこまれた。

脳死イコール全機能停止とするかは不明で、あくまでも臓器提供に踏み切れるかどうかを見極める境界を決めたものであるということまでは知らなかった。脳死と言われても背が伸びたり、体調が安定したりといった生命の神秘があるからこそ、親としては奇跡を願わずにはいられないのだろうと思った。特に母親である薫子の葛藤が痛いほど伝わってきた。

ただ、個人的には、「この胸に刃をたてれば」の章がやや物足りなかった。昔の著者の作品と比べると、きれいにまとまった感が強くなった気がする。もっと人間の本性をさらけ出すような感じがほしかった。

また、臓器移植を待つ江藤さんの言葉が胸に響いた。

「お金が集まって渡航移植が決まったとしても、ドナーが現れるのを心待ちにするのだけはやめよう。少なくとも決して口にしないでおこう。ドナーが現れたということは、どこかで子供が亡くなったわけで、悲しんでいる人がたくさんにるに違いないのだから。移植手術は善意という施しを受けることであり、要求したり期待したりするものではないと考えている。」
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No.58:
(4pt)

題名からは解らなかった「脳死」をテーマにした話でした

突然自分の身に降りかかった子供の事故、その結末が「脳死」
果たして「脳死」は死なのか、そして「臓器移植」とは・・・を
家族の悲しみと葛藤を交えながら、色々な角度から考えさせられるストーリー
母親の悲しみ、エゴ、弟の葛藤、親戚の怒りなど
長編とはいえ、そこまでのボリュームはないのですが
1冊まるまる「重い」・・・重さを感じる1冊でした
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No.57:
(4pt)

深かった

坦々と進んでゆくので、途中退屈な場面もありましたが
最後の方で意外な捻りがあり、劇的に面白くなりました。
勉強になりましたし、いろいろ考えさせられました。
読んでよかったです。
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No.56:
(1pt)

面白くない

海外で脳死臓器移植できるのに、日本は遅れている。と主張したいみたいだが、宗教も文化も違うので死生観が違うのは当然。
お得意の読みやすさだけで最後まで読めます。
内容はひたすらつまらないです。
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No.55:
(4pt)

人魚の眠る家

人魚の眠る家は読んでいる内に悲しくなりました。私は、東野圭吾さんが若い頃の作品のほうが好きです。白夜行、幻夜が好きです。東野圭吾さんの本は全部読んでいます。
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No.54:
(3pt)

おもしろい本ではない

タブーとも感じられるような判断が難しい部分に切り込んだ物語。考えさせられることが多く良い本だが、おもしろい本ではない。
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No.53:
(4pt)

真実は自分の中に

パーキンソン症候群.進行性格上麻痺の父親がいた息子です。
父親は脳死ではありませんでしたが、延命治療について医療、そして日本が抱える問題点を痛感しました。
薫子の言動は今の日本の問題点を鋭くついてます。
私は共感できました。
何が正解なのか、これは家族毎によって全く違います。極論、法律どうのではありません、何が正しいのか?真実は自分の中にあります。
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No.52:
(4pt)

東野さんの視線

東野さんは「真夏の方程式」で子供の気持ちをそっと見守る優しさが感じられましたが、今回も脳死状態の瑞穂、弟の生人、本の最初と最後に登場する宗吾と、特に小さい子供たちに寄り添っていて好感が持てます。
大人になると、人生の荒波にもまれて俗物になりはて、それでも生きていかなくてはならない。両親である和昌と薫子しかり薫子の両親しかり星野と恋人しかり。辛くても前を向いて支えあっていこうという応援歌に思えます。
東野さんもデビューして長く書き続けているので、作風は微妙に変わるだろうし、多少の出来不出来はあるでしょうが、これからも温かい視線の作品をお願いしたいです。
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No.51:
(4pt)

ハッピーエンドではなかったが一気に読めた

脳死状態になった娘に対する、両親・親族・関係者の対応や心の動きがノンフィクションのようにリアルに描かれていて、約390ページのこの本を一気に読み終えてしまった。
 個人的には、娘の意識が奇跡的に回復するというハッピーエンドを期待したのだが、そういう結末ではなく期待外れだった。
 それでも、小学校入学前の子供が脳死状態になったときに、親は「子供は死んだ」と認めるのか、死んだと認めた場合に臓器の提供に同意するのか、という重いテーマについて考えさせられた。
 
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No.50:
(5pt)

東野圭吾にしか描けない世界。

今回のテーマは脳死。
途中細かな突っ込みはあっても、それをしのぐ主題テーマへの洞察と取材力には圧巻です。
近年の東野作品で最も素晴らしい印象。
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No.49:
(5pt)

1日で読んでしまいました。

私の小説を読む量は決して多くはありませんが、読みやすいもの、面白いもの、自分にあってるものは、読んでいてキャラクターの声付きで脳内イメージが流れます。この作品を読んでいるときは、まさにどの脳内イメージが流れていました。
考えさせられるテーマだと思います。
帯の内容に釣られて購入しましたが、買って良かったです。
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No.48:
(5pt)

泣きました

一気に読み上げてしまいました。
賛否両論あるようですが、文学として飽きずに読ませる筆力は東野さんの力だと思います。
2~3回涙が出ました。
東野さん、大好きです。
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No.47:
(4pt)

脳死を主観的に問い詰めた傑作

子を持つ親として、脳死と臓器提供という言葉をかんたんに受け止められないという母の気持ちを描いた作品
途中、狂気じみた母の行動が表現されるが、実際に母であればわからなくもない。脳死を主観的に問い詰めた傑作だと思う。
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No.46:
(4pt)

考えさせられることばかり。

読み手を選ぶ作品だと思います。ネタバレあり感想です。

脳死についての考え方やイメージは また変わるのではないでしょうか?脳死の言葉の意味について 語ってるページは 思わず読み返しました。残された人間のケアの重要さがどれだけ大切ものなのか思っている以上に大切で、日本のドナーが少ない理由にも ここに繋がるものではないかと考えさせられます。読んで損のない作品です。

残念ながら ミステリー、大きな事件ものではなかったので(つねに、東野圭吾の新作は手に取るので内容は把握せずに購入)、その医療的話、特殊な話題に関心のないかたは がっかりするかもしれません。

多少、恋愛が進行すところもありますが、これは読み手の恋愛経験や感覚を問われます。
理解できないひともでで来るはずです。

少し幻想的な部分は 納得がいかず、物理的なもので何かしら表現できなかったのか、プロローグ エピローグともに浅く、 憎しみや怒りも浅かったように思えました。もっと、くい込んで交差して欲しかったので、★はマイナス1ということで。

脳死のことを伝えてたかったので、その分野に集中した形となったのでしょうが、少し金額をあげてもよいので、もう少し他のところも深みが欲しかったのが本音です。
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No.45:
(5pt)

命の尊さ、大切さを痛感!

同じ女の子を持つ父親として読ませて頂きました。

もし自分が同じ事に遭遇したのなら、どう娘の脳死状態と向き合う事ができるのだろうか・・・
そして、母親である薫子の最後まで遠くを見据えた、そして冷静な、愛情深い母親を
読むうちに、時には賛成し、時には疑問に思ったのも事実ですが
一番大切なのは何なのだろうか・・・?
植物人間になった瑞穂を生き延ばすのが親の務めなのか?
その事と平行に臓器移植というテーマを作者は絶妙に話の展開へ入れながら組み立てている。

読み終わったあと、これで良かったんだろうと思える作品でした。
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No.44:
(2pt)

こんなの初めてです

最後のページが1枚破られていました。最後を本屋で立ち読みする、という情けないことになりました。
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No.43:
(4pt)

無題

途中どうなることかとハラハラしたがハッピーエンドにしてくれて良かった。

精神科医と薫子のシーンに全然色気がないこと
子供の水難事故直後の夫婦の描写にリアリティが欠けていること
臓器移植に関する台詞がいかにも説明台詞だったこと
等々不満点はあれど、物語として美しく纏まっているので☆は4つ。
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No.42:
(3pt)

物語として、恨む相手は誰なんだろう?

「脳死」がテーマになっている作品で、ぐっと考えさせられるお話だったと思います。

しかし、世間の「脳死」に対して、東野さんの強い考えを持って話が展開されていますが、物語として果たして母親が憎む相手は何なんだろうと思います。

脳死にさせてしまう事件を引き起きした子供、監視をしっかりしていなかった祖母など、母親が恨むべき相手は、全くスルーしているのに、視点が「脳死」に対してばかりだったので、「あれれ」と思ってしまいます。

娘が「本当に」亡くなったと、亡霊を見たために解釈するなど、今まで論理性を持っていた話が急に非科学的な終わりかたをして、都合がよくないかと感じます。物語のはじめから、母親の娘に対しての強い愛情を感じるものの、最後は結局、母親の非論理的な感情で終わってしまい残念な気持ちがします。これでは脳死の娘を、母親のわがままで、無理やり生かしていたのではないかと、深読みしてしまいます。

とにかく、東野さんの意図するものは伝わり、とても考えさせられたお話であり、有意義な読書ができました。しかし、「物語」としての感想としてだと、物足りないです。
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No.41:
(3pt)

これと言って

これと言って面白い点が無かった。 もう、ネタ不足なのかな? 母親の薫子が男性医師と親しくなるのも変に思ったし、教師のふりをして募金活動をしたり、腑に落ちない小説だった。 うまいのはタイトルくらい?
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No.40:
(2pt)

前作に続いてまたもや帯に騙された

ただ流れていくだけの平坦なストーリーに加え後出しじゃんけんのようなエピローグ(予想はできる)や終盤の薫子の命日に拘る理由も理解できない。 まだ前作のラプラスの魔女の方が続きは気になりました。 あっと思わせるような展開は4章だけでした、4章のお陰で☆2です。 今のまま加賀シリーズやミステリーを執筆してほしくないなという感想でした。
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4344028503

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