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ユートピア
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ユートピアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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あの算数が苦手というのは彩也子ではなく、久美香の意見ではないだろうか? 「本当に~なんだから」という言い回しは、人から言われたことについて、自分も同意した上で使うものだ。 彩也子は久美香から、過去に算数が苦手だと言われたことがあり、実際に一緒に勉強してみると本当に算数ができていなかったから、そのようなことを言ったのではないか? | ||||
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殺人事件に絡めながら、寂れた町に住むおんなたちの心中が書かれている。 寂れた町は今やどこにでもある。 だけれど、そこも見る人が見ればそこは、ユートピア! そこで、起こる、嫉妬、妬み、恨み、つらみ……。 結局、人というものは、自分の子どあっても、お互いその心中は理解できないってことかな……。 しかし、一番怖いのは子どもかな。悪いことをしたという意識がないから怖い。 まあ、楽しめたので、星四つとしました。 | ||||
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終わりが少々無理やり感があったので、欲を言えば もうひとひねり欲しかったかな~という感じでした。 でも全体的にサラサラと楽しく読めました! | ||||
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どんな本でもそうなのですが、読んだ人によって感想がわかれるのは仕方のないことだと思います。 「地に足をつけていきている人は、ユートピアなど存在しないことを知っている。」 普段の何気ない日常にじわじわと当たり前のように狂気が潜んでいて、読み進む先にこの言葉がドンと置かれているのですが、そこをスルーしてしまうと、「どこにでもある話」になってしまうのでしょう。 「どこにでも当てはまる」からこそ、湊さんの凄さがあるわけですが、ド派手な事件や巧みなトリックなどわかりやすいものが好きな人には湊さんの作品はおススメしません。 受賞するに値する作品だと思います。 | ||||
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人生のいろいろな課題が盛り込まれていました。おもしろかったです。 | ||||
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田舎あるある、小学生の母あるある、仕事しててあるある、 これらが溢れていて、どれも心当たりのある私は どきどきしながら読み進めました。 濃密な前半は夜中にもかかわらず一気に読んでしまいました。 それと比べると後半はあっさりしている印象でした。 終わって「あれっ?」という感じでした。 でもいまにして思えば、 後半は自分が、あの人たちは今どこでどうして、 何を考えて生きているのだろう?と考えさせられるのですが、 後半で自分が体験したこと、それこそが 前半の濃密さに繋がる人々の勝手な妄想であり、 この本に流れるものそのものなのかもしれません。 そもそもユートピア自体が人の妄想なのです。 でもまあ、それを踏まえたとしても、 やはり後半は前半と比べて読み応えを感じませんでした。 ここが丁寧に描かれていたらどれだけの傑作になったかと思います。 | ||||
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多くの方のカスタマーレビューを読んで皆さんの感じられた感想に共感しました。 今までのかなえストーリーとはちょっと違った読後感です。 事故で車いす生活になった少女が主人公になるのかなと言う期待が裏切られ、叔母さん達の集まり社会の物語に終わったようで、周五郎賞らしくない受賞に感じています。 | ||||
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久々に読みました湊作品。さくさく読めてリアリティもあって面白い話を書く作家さんだけど、どうしても後味の悪さが苦手で連読は出来ない。今回の救いはすみれが嫌っていたるり子が、皮肉にも1番優しい人だった事かな。 2人の母親と1人の女性の間に芽生えた共感、少しづつ降り積もっていく不満やすれ違い。年上の女の子のモノローグ的な日記は出てきたけど、話の軸である車いすの少女の気持ちがひとつも描かれていないのが気になる。果たして本当に女の子2人の友情は本物だったのだろうか? | ||||
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湊かなえさんの本は 新作が出るとすぐにワクワクしながら手に取るのですが 「告白」の時の様な最初から最後まで息も尽かせぬ展開で、且つ解り易いと言うのはなかなかないですね。 ただ、女性の心の奥の奥の繊細な描写が本当にお上手で 映像が目の前に浮かんで来ます。(映画化されることが多いのが頷けます) そして何より 前へ前へと読み手を力強く引っ張って行く途轍もない魔力にはなかなか追随を許さないと思います。 ラストになると何故か・・力尽きたのか?いやいや、後は読者のみなさん 想像して好きに創って下さいね~と言う所なのかもしれませんが 聡明過ぎる彼女のアタマと一般人のアタマは違うので そんな丸投げされても困るし~と必死にページを前にめくりながら苦しみます。 両親の仲を繋ぐ為に 小さい女の子が付く「嘘」にしてはちょっと激し過ぎて 一番驚く所でしょうがかなり平静な自分がいました。 あの人はどうなったの~?あの話は~?等とモヤモヤは残りながらも 又、新作が出たら必ず手にするんだろうな~ 湊さ~ん とっても面白いのでずっと読み続けたいのですが もう少しラストに「ここまで一気に読んで来て良かった」と思えるようなスッキリ感をお願いします(*'▽`*) | ||||
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湊かなえさんの本は全て読んでいます。 今回の作品も"毒"があって良かったです。 毎回"恒例(?)"化しているラストのどんでん返しも好きです。 3人の女性の視点から描かれていますが、 金原ひとみの『マザーズ』という作品も3人の女性の視点から描かれた小説です。 興味のある方には是非、本作と見比べて読んで頂きたい作品です。 | ||||
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物語の舞台は、太平洋を望む小さな港町、鼻崎町。 生き方も考え方も違う3人の女性が、「クララの翼」の活動を通じて友情を深める ・・・のではなく、微妙にすれ違いながら、その溝を深めていく、 なんとも人間関係の難しく暗い部分を浮き彫りにし、心理サスペンスに仕上げた作品。 それぞれが心に描いている「ユートピア(理想郷)」は 、嫉妬や慢心、偽善、嘘などの黒い力でポロポロと崩れていく。 装丁デザインのタイトル文字が、それを暗示している。 物語の中で唯一、 車椅子で生活する久美香(小1)と優等生の彩也子(小3)の友情が救いだが、 それも最後にひっくり返る。 一番、黒かったのは小学生の2人だったのかもしれない。 しかし、この2人だけが 「友情」という「ユートピア」を手に入れたことだけは、確かなようである。 心理描写や伏線の設定は見事だが、後半はやや駆け足気味。 読後感はあまりよくない。 | ||||
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地方にありがちな、かつての賑わいを失い、その喪失感が住民の心までも蝕んだような街。 そこに、そうした地元民とは成り立ちの違う闖入者として芸術村が形成され、それとは別に地元民の逆らい難い大規模工場の背広組(マンション組)も住んでいる。交わることのない三者が、ママトモ・趣味友として重なるところから、本書のストーリーは転がり始める。 3人の(おそらくは)30代女性、彼女達のうち2名の2人の娘(小学生)、そして、彼女達のうち1名の失踪した義母(50代?) そう本書の主役はすべて女性だ。彼女達の配偶者も登場するが、実に存在感が希薄だ。 入れ替わり立ち替わりで、本作で語り手となるのは女達で、己の語ることのない思いをあますことなく語ってくれる。一方で、男達が何を考えているのかは女達を通して語られるのみであり、実はこの「ホントは何考えてるんだ?」がラストに至っての余韻を読者に残すことになる。私のような男性で本書を読んだ方には、この余韻を味わってこその本書の価値だろう。 本書には、見えざる神の手のような賢い振る舞いは殆ど現れない。イラっとさせられる自己顕示欲や我がままや悪意や鈍臭さや愚かさが繰り返されるうちに、読者は日常のリアルを本書に重ね、次第にフィクションとリアルの境界線を見失い、リアルでは隠している悪意を次第に露わにする・されるような感覚に陥るかもしれない。 「次に何が起きるのか分からない」それが伏線とかドンデン返しではなく、実は私達の日常がそんなものだからだと思ううちに、本書の描く日常に潜む人間間の怖さがサスペンスとして機能し始め、終盤の加速したストーリーに結実していく。ラストまで読んでみて、実にさりげなくちりばめられた伏線を思い出しながらも、私は一つの思いだけを抱いていた「女に、年齢は関係ない、みんな怖い・・・」 | ||||
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「善意は悪意より恐ろしい。 」という言葉に惹かれて読みました。 湊かなえさんの作品は初めて拝読しましたが、引き込まれました。 おすすめです。 | ||||
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おもわぬ言動を非難され、足をすくわれる。 いいじゃん、そんなこと。 と思っていても、許さないという人が匿名で増えてきた行きにくさも描いていて、おもしろかったです。 | ||||
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湊 かなえさんの最新長編です。 舞台となるのは太平洋を望む人口約七千人の港町、鼻崎町(はなさきちょう) 仏具店の嫁として店を切り盛りする、堂場菜々子(どうば ななこ) その娘で交通事故により車いすで生活を送る、久美香(くみか)小学1年生 恋人の宮原健吾に誘われて移住して来た星川すみれ 夫の転勤で五年前から鼻崎町に住んでいる相場光稀(あいば みつき) その娘の彩也子(さやこ)小学3年生 この5人が軸となりストーリーが展開して行きます。 表紙のタイトル、亀裂が入った「ユートピア」を象徴するかの様に 理想郷とは程遠いブラックな流れが続きます。 足の不自由な、久美香と親友の彩也子の友情がきっかけとなり 三人の女性達によって車椅子の基金「クララの翼」が設立されますが そこには純粋な善意とはかけ離れた人間の嫌な部分がこれでもかと露出されて行きます。 「クララの翼」「火事」「5年前の殺人事件」「誘拐事件」と少しテンコ盛りな感がする内容の中に 嫉妬心、欺瞞、自惚れ、嘘、と人のドロドロとした感情表現が延々と続き不協和音を奏でます。 まともな登場人物は誰1人登場しないのかと思いながら読み進めたら <はなカフェ>で働く、菊乃(きくの)の存在でやっとホッとさせられました。 しかしそれもつかの間、最後のエンディングで一気にどんよりとした気分に陥り 何とも言えない読後感となり、それまでの出来事を想いだし更にゾッとしました。 鼻崎町の風景や登場人物達は常に脳内映像となって映り 風景と人物描写は素晴らしかったです。 湊さんの久々のイヤミス全開で読後感は決して良くないけれども やはり毎回手に取りたくなる作品です。 | ||||
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湊 かなえさんの最新長編です。 舞台となるのは太平洋を望む人口約七千人の港町、鼻崎町(はなさきちょう) 仏具店の嫁として店を切り盛りする、堂場菜々子(どうば ななこ) その娘で交通事故により車いすで生活を送る、久美香(くみか)小学1年生 恋人の宮原健吾に誘われて移住して来た星川すみれ 夫の転勤で五年前から鼻崎町に住んでいる相場光稀(あいば みつき) その娘の彩也子(さやこ)小学3年生 この5人が軸となりストーリーが展開して行きます。 表紙のタイトル、亀裂が入った「ユートピア」を象徴するかの様に 理想郷とは程遠いブラックな流れが続きます。 足の不自由な、久美香と親友の彩也子の友情がきっかけとなり 三人の女性達によって車椅子の基金「クララの翼」が設立されますが そこには純粋な善意とはかけ離れた人間の嫌な部分がこれでもかと露出されて行きます。 「クララの翼」「火事」「5年前の殺人事件」「誘拐事件」と少しテンコ盛りな感がする内容の中に 嫉妬心、欺瞞、自惚れ、嘘、と人のドロドロとした感情表現が延々と続き不協和音を奏でます。 まともな登場人物は誰1人登場しないのかと思いながら読み進めたら <はなカフェ>で働く、菊乃(きくの)の存在でやっとホッとさせられました。 しかしそれもつかの間、最後のエンディングで一気にどんよりとした気分に陥り 何とも言えない読後感となり、それまでの出来事を想いだし更にゾッとしました。 鼻崎町の風景や人物描写が丁寧に描かれていて 常に脳内映像となって映り込んでいました。 湊さんの久々のイヤミス全開で読後感は決して良くないけれども やはり毎回手に取りたくなる作品です。 | ||||
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湊 かなえさんの最新長編です。 舞台となるのは太平洋を望む人口約七千人の港町、鼻崎町(はなさきちょう) 仏具店の嫁として店を切り盛りする、堂場菜々子(どうば ななこ) その娘で交通事故により車いすで生活を送る、久美香(くみか)小学1年生 恋人の宮原健吾に誘われて移住して来た星川すみれ 夫の転勤で五年前から鼻崎町に住んでいる相場光稀(あいば みつき) その娘の彩也子(さやこ)小学3年生 この5人が軸となりストーリーが展開して行きます。 表紙のタイトル、亀裂が入った「ユートピア」を象徴するかの様に 理想郷とは程遠いブラックな流れが続きます。 足の不自由な、久美香と親友の彩也子の友情がきっかけとなり 三人の女性達によって車椅子の基金「クララの翼」が設立されますが そこには純粋な善意とはかけ離れた人間の嫌な部分がこれでもかと露出されて行きます。 「クララの翼」「火事」「5年前の殺人事件」「誘拐事件」と少しテンコ盛りな感がする内容の中に 嫉妬心、欺瞞、自惚れ、嘘、と人のドロドロとした感情表現が延々と続き不協和音を奏でます。 まともな登場人物は誰1人登場しないのかと思いながら読み進めたら <はなカフェ>で働く、菊乃(きくの)の存在でやっとホッとさせられました。 しかしそれもつかの間、最後のエンディングで一気にどんよりとした気分に陥り 何とも言えない読後感となり、それまでの出来事を想いだし更にゾッとしました。 鼻崎町の風景や人物描写が丁寧に描かれていて 常に脳内映像となって映り込んでいました。 湊さんの久々のイヤミス全開で読後感は決して良くないけれども やはり毎回手に取りたくなる作品です。 | ||||
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