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ガール・オン・ザ・トレイン
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ガール・オン・ザ・トレインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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上巻から一気読み。 内容としては、ミステリーでもサイコスリラーでもなく、2時間サスペンスドラマや、夜9時からやってるドロドロ男女関係のもつれドラマ的な、まあよくある不倫がらみの痴話喧嘩のお話です。まったく怖くないし、多少の謎はありますが、ゾクゾクするような謎でもないので驚きもありませんでした。 メロドロマが好きな方にはいいのではないでしょうか。私は、重厚なミステリーを好むので退屈でした。結婚してるのに、下半身がだらしないから、こういう悲劇が起きるのでしょうね。どこにでもある話です。 1点、主人公レイチェルはお酒を飲んでブラックアウト(記憶する力が失われる)していたのに、後になって記憶が復活しているのはなぜなんでしょうか。気になりました。 | ||||
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3人の女性の独白による心理描写が面白くて、共感したり反感を持ったりしながらどんどん読んでしまった。 意外性やサスペンス要素もさることながら、酒にまつわる失敗談多数の自分としては、アル中の主人公の言動に思い当たることがけっこうあり、自戒の念を禁じえませんでした。 | ||||
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下巻のレビューに書きましたが、 純粋にサイコ・サスペンスを好きな方にはちょっと違うかも。 心理的なミステリーになるかと… 上巻半分の展開がスローです。 イギリスらしい重暗い雰囲気ですすみます | ||||
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本の紹介に「サイコサスペンス」とあるが、 グロテスクな場面が出てくるわけではない。 「心理的」なサイコとでも言うのだろうか サイコには感じなかった。 イギリス版ゴーン・ガールといった感じ アメリカでヒットしたのは、わかるような気がする。 イギリス的な暗さが漂う作品。好みはかなり分かれそう。 全体的にに重暗い展開なので、純粋にサイコスリラー好きのかたより 心理的なミステリー好きの方におすすめかな 3人の女性が、それぞれ一人称で語る展開。 アルコール依存症のレイチェル レイチェルの元夫の現在の妻アン アンlの家の近くに住むメガン レイチェルとアンはわかるが、一見関係のなさそうなメガンがポイントになっている 読み始めは、どういう展開になるのだろうかと疑問をもちつつ、 上巻の終わりあたりから下巻にかけては、先が読みたくなる | ||||
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週刊文春で池上冬樹氏が『納得の傑作』と会ったので、早速購入。 アマゾンで注文、すぐに届き、読み始めたらあっという間に虜になってしまった。 離婚、離職後、友達キャサリンの家に居候させてもらっているレイチェル。 会社を辞めたことをキャサリンに告げられず、毎日会社に行くふりをしつつ電車に乗っている。 電車の車窓に、結婚していたころの家、そして、その後も、元夫トムと再婚相手アナが住んでいる家が見える。 その近所には、レイチェルがジェイソンとジェスと勝手に名づけた理想のカップルの家もあり、その様子を車中から眺めるのが楽しみの一つだった。 離婚、離職の原因ともなったアルコール依存は治っておらず、ついついアルコールの呑んでしまう生活続けている。 そして、ある日ブラックアウト。 記憶がないまま、次の朝傷だらけになって目を覚ます。 そして、その日、ジェスと名付けていた女性メガンが失踪し、公開捜査が始まる。 レイチェル、アナ、メガンの視点から描かれていく構成。 不妊、DV、アルコール中毒、不倫、結婚生活にともなう不安が、濃厚に語られていく。 | ||||
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「ブラックアウトした土曜日、あの日に何があったのか。 」 アルコール依存症で離婚、離職したレイチェルは、ある朝傷だらけで目を覚ます。 前の晩、何があったのか?何をしたのか? 元夫トムと再婚相手アナが住む、以前レイチェルが住んでいた家の最寄の駅までの記憶はあるのだが・・・・・。 同じ晩、失踪した女性メガンは、レイチェルが電車の中からいつも理想のカップルと憧れをもって眺めていた女性だった。 結婚のもたらす、不安。 不満。 相手への不信感。 著者のデビュー作とのこと、次の作品が待ち遠しい。 | ||||
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毎週月曜日、ミステリサイト「翻訳ミステリ大賞シンジケート」に「NY Timesベストセラー速報」が掲載される。本書は2015年2月1日付で2位初登場した。同日の満園真木氏の<まとめ>によると<ザ・ガール・オン・ザトレインは次の「ゴーンガール」として大注目を集めており、新人作家のデビュー作ながら発売後10日余りですでに25万部のベストセラーになっている。>と書かれている。 翌週からは「21週にわたり連続1位」であったと帯に謳っているが本当である。さらに最新の11月1日付ランキングでも9位にランクインし続けている。 アマゾンにも4月頃から原書にレビューが載るようになり(もちろん日本語で)、最も翻訳出版を望んでいた作品である。 <次の「ゴーンガール」>と言われるが似ているのは夫婦の物語であり、男と女の陰であり、妻が失踪する話だというだけで、似て非なる心理サスペンスの一級品だ。 電車に乗っている女の名はレイチェル・ワトソン。 <不妊でバツイチのうえにホームレスになりかけているアルコール依存症の女>と自虐的に語る一人称の日記体で書かれる物語である。 レイチェルは毎日、通勤のため同じ電車に乗っている。 いつも信号で止まる場所がある。今は見たくない家の前で。男と女が幸福そうな生活をしているのが見まいとするが見えてしまう。 その家から四軒先にレイチェルは住んでいたのだ。<それは至福の五年であり、地獄の五年でもあった。> 「ブラックアウト」(酩酊時の記憶喪失)。 土曜日の夜レイチェルは大けがをした。酒を飲んでいた記憶しかない。 同じ日、電車の窓から見える家の主婦メガン・ヒップウェルが失踪した。 一年前に遡りメガン・ヒップウェルの日記が始まる。元画廊経営者で夫のスコット・ヒップウェルとの間に子供はいない。四軒先に友人のアナ・ワトソンが住んでいる。 アナの日記が始まる。夫のトム・ワトソンとの間に一児をもつ母である。トム・ワトソンはレイチェル・ワトソンの前夫なのだ。 レイチェルはメガンの失踪事件を調べ始める。メガンとスコットは土曜日の夜に口論していた。駅へ歩くメガンを近くの住人が目撃しているが彼女の血縁者は近隣にはいない。 夫スコットとは三年前に結婚している。メディアはスコットが失踪に関与していると疑っている。 三人の語りから滲み出てくるのは、それぞれの人生は表に見えている状況とは大きく異なり、夫婦であれ、男と女であれ、人間が生きていく裏には孤独と絶望といろいろな闇と秘密を抱えているのだと三人の女たちは叫び続ける。 <疑念ほど心を傷めつけ、蝕むものはほかにない。> そしてレイチェルのブラックアウトに裂け目ができたとき、衝撃的な真実があらわになるのだ。 <もうじき全員がそれぞれの立場を知ることになる。> 一年にわたりベストテンにランクインも納得の衝撃的な心理サスペンスの傑作である。 | ||||
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