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ガール・オン・ザ・トレイン
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ガール・オン・ザ・トレインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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読み進めていくうちに、あれ、これは短編集か、と感じ少しがっかりしましたが、視点を変えた展開で構成されており、さらに読み進むと引き込まれていきました。 静かにハラハラさせられて面白かった。 | ||||
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良質の心理サスペンスだと思いました。 最初は、眉をひそめたくなる主人公「レイチェル」の言動。 段々とその事情が分かってきて、それでも、しっかりせんかい!と思ったりするのですが、最後(下巻)では、なるほどそうだったのか!と膝を打ちたくなる……… メガンの、強い刺激がないと生きていけないという理由や、セックスに依存する理由も分かり、切なくなります。 女性三人の目線だけで描かれたのは、もちろんトリック。 サスペンスという形式ではなく、小説としても面白い作品でした。 | ||||
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ロンドンへの通勤電車の車窓からレイチェルが見る風景は幸せそうな若い夫婦の日常生活。レイチェルが以前暮していた自宅のつい近所。 レイチェルは夫トムと離婚し、今は酒に溺れる自堕落な生活を送っている。トムは不倫相手であるアナと結婚し、今までレイチェルと暮して いた家で子供も授かっている。そして、ある日レイチェルは車窓から衝撃的な場面を見てしまう。あの幸福そうだった若夫婦の 妻が違う男と懇ろにしている。何故か、何が起こっているのか。ここからこの上質なサイコスリラーが始まる。人格的にも破綻した ストーカーと思われているレイチェルには社会的、人間的な信頼がない。深酒によるブラックアウト(記憶喪失)も起きている。だが、 幸福そうなそれぞれの家庭には皆悩みと過去がある。レイチェルを中心に、トムの新しい妻アン、そして車窓からレイチェルが見ていた 女性メガン、この3人を中心に、それぞれ3人の主格話法で話は展開する。先を読ませない一級スリラーとして当然高い評価を 付けるが、一方女性たちの深層心理に迫った女性作家ならではの筆力が素晴らしい。そのまま映画だけでなく舞台劇にでも して欲しい作品だ。 | ||||
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映画化の書籍だと知って購入しました。 すぐに読むのが止まらなくなり、上下巻を1週間もせずに読み切りました。 購入してよかったと思わせてくれる本です。 | ||||
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良かった!すぐ読み終わりました。 上下まとめて購入すれば良かったです。 | ||||
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注文してから2日できました。梱包もとてもよかく、よかったです! | ||||
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上下巻合わせて一気に一日足らずで読んでしまいました。 オチは途中で予想できましたが、面白く読めました。 | ||||
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映画見れずに上映が終わってしまい、アラフォー独身の女性としては、痛々しい内容に興味深々でした。なので、文庫があるならとここでの評価を参考にしましたが、様々なので、後悔するかもと迷いましたが、読んだ結果、とても良かった! 登場人物の自虐さやダメさと、恐ろしさや、不幸のスパイラルは、他人事に思えず、恐怖に引き込まれてしまいました。近年の女性が抱えがちな悩みが網羅されていると思いました。そして最後は強さも。陰鬱な描写で読んでいる間は面白辛かったですが、最後はすかっとしたのは、私が女性だからかな? | ||||
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映画に合わせて上下巻を購入。 一気に読める面白さです。 上巻は2時間くらいで読めますのでお勧めです。 | ||||
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映画公開を知り、原作本を購入。 なんとなーく感づいていましたが、やっぱりね!という思いで読み終わりました。 文字数は多くないので読みやすいです。 | ||||
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ロンドンでこの映画を観る予定の娘から原作を勧められました。 早く(そして速く?)読みたかったので翻訳版にしました。 ロンドン行きの通勤電車の描写や三人の女性が語り手となる構成は 興味深く読み進めましたが,終盤になってやや陳腐かなぁという思いが。 確かに映画化はしやすいかもしれません、主役と準主役で女優三人使えるし。 ただ主役のレイチェルは酒太りなのでふくよかな方がいいのですが、 アメリカ映画では無理な配役でしょうね。 | ||||
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まずは上だけ買ってみて、おもしろかったのでその日のうちに下も買って一気読みしました。 恋愛・結婚・妊娠・出産・美貌に関することなど、女性にとって大事な話題が物語の中枢に組み込まれていて、ミステリーなんだけど「セックス・アンド・ザ・シティ」を観たときのような満足感がありました。笑 小説としては登場人物の心理描写や行動、物語の展開が自然で、ひっかかるところがなく読めました。 心理描写といえば、アル中の主人公レイチェルが、他人のちょっとした言動で自分の女性的価値の無さを実感するところとか、相手に強く言われると自分が悪いんだと信じてしまうところなどは、病んだ女性あるあるという感じで、さすが女性作者だと思いました。 派手な事件は起こらないけど、少しずつ物事が明らかになって登場人物同士の関係性が変わっていくという展開も面白かったです。 最後の方は背筋が凍る展開の連続で、サイコミステリー(スリラー?)としても上出来です。 これが処女作ということなので、次回作が出たら絶対に読みたいです。 | ||||
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3人の女性の独白による心理描写が面白くて、共感したり反感を持ったりしながらどんどん読んでしまった。 意外性やサスペンス要素もさることながら、酒にまつわる失敗談多数の自分としては、アル中の主人公の言動に思い当たることがけっこうあり、自戒の念を禁じえませんでした。 | ||||
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下巻のレビューに書きましたが、 純粋にサイコ・サスペンスを好きな方にはちょっと違うかも。 心理的なミステリーになるかと… 上巻半分の展開がスローです。 イギリスらしい重暗い雰囲気ですすみます | ||||
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本の紹介に「サイコサスペンス」とあるが、 グロテスクな場面が出てくるわけではない。 「心理的」なサイコとでも言うのだろうか サイコには感じなかった。 イギリス版ゴーン・ガールといった感じ アメリカでヒットしたのは、わかるような気がする。 イギリス的な暗さが漂う作品。好みはかなり分かれそう。 全体的にに重暗い展開なので、純粋にサイコスリラー好きのかたより 心理的なミステリー好きの方におすすめかな 3人の女性が、それぞれ一人称で語る展開。 アルコール依存症のレイチェル レイチェルの元夫の現在の妻アン アンlの家の近くに住むメガン レイチェルとアンはわかるが、一見関係のなさそうなメガンがポイントになっている 読み始めは、どういう展開になるのだろうかと疑問をもちつつ、 上巻の終わりあたりから下巻にかけては、先が読みたくなる | ||||
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週刊文春で池上冬樹氏が『納得の傑作』と会ったので、早速購入。 アマゾンで注文、すぐに届き、読み始めたらあっという間に虜になってしまった。 離婚、離職後、友達キャサリンの家に居候させてもらっているレイチェル。 会社を辞めたことをキャサリンに告げられず、毎日会社に行くふりをしつつ電車に乗っている。 電車の車窓に、結婚していたころの家、そして、その後も、元夫トムと再婚相手アナが住んでいる家が見える。 その近所には、レイチェルがジェイソンとジェスと勝手に名づけた理想のカップルの家もあり、その様子を車中から眺めるのが楽しみの一つだった。 離婚、離職の原因ともなったアルコール依存は治っておらず、ついついアルコールの呑んでしまう生活続けている。 そして、ある日ブラックアウト。 記憶がないまま、次の朝傷だらけになって目を覚ます。 そして、その日、ジェスと名付けていた女性メガンが失踪し、公開捜査が始まる。 レイチェル、アナ、メガンの視点から描かれていく構成。 不妊、DV、アルコール中毒、不倫、結婚生活にともなう不安が、濃厚に語られていく。 | ||||
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「ブラックアウトした土曜日、あの日に何があったのか。 」 アルコール依存症で離婚、離職したレイチェルは、ある朝傷だらけで目を覚ます。 前の晩、何があったのか?何をしたのか? 元夫トムと再婚相手アナが住む、以前レイチェルが住んでいた家の最寄の駅までの記憶はあるのだが・・・・・。 同じ晩、失踪した女性メガンは、レイチェルが電車の中からいつも理想のカップルと憧れをもって眺めていた女性だった。 結婚のもたらす、不安。 不満。 相手への不信感。 著者のデビュー作とのこと、次の作品が待ち遠しい。 | ||||
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毎週月曜日、ミステリサイト「翻訳ミステリ大賞シンジケート」に「NY Timesベストセラー速報」が掲載される。本書は2015年2月1日付で2位初登場した。同日の満園真木氏の<まとめ>によると<ザ・ガール・オン・ザトレインは次の「ゴーンガール」として大注目を集めており、新人作家のデビュー作ながら発売後10日余りですでに25万部のベストセラーになっている。>と書かれている。 翌週からは「21週にわたり連続1位」であったと帯に謳っているが本当である。さらに最新の11月1日付ランキングでも9位にランクインし続けている。 アマゾンにも4月頃から原書にレビューが載るようになり(もちろん日本語で)、最も翻訳出版を望んでいた作品である。 <次の「ゴーンガール」>と言われるが似ているのは夫婦の物語であり、男と女の陰であり、妻が失踪する話だというだけで、似て非なる心理サスペンスの一級品だ。 電車に乗っている女の名はレイチェル・ワトソン。 <不妊でバツイチのうえにホームレスになりかけているアルコール依存症の女>と自虐的に語る一人称の日記体で書かれる物語である。 レイチェルは毎日、通勤のため同じ電車に乗っている。 いつも信号で止まる場所がある。今は見たくない家の前で。男と女が幸福そうな生活をしているのが見まいとするが見えてしまう。 その家から四軒先にレイチェルは住んでいたのだ。<それは至福の五年であり、地獄の五年でもあった。> 「ブラックアウト」(酩酊時の記憶喪失)。 土曜日の夜レイチェルは大けがをした。酒を飲んでいた記憶しかない。 同じ日、電車の窓から見える家の主婦メガン・ヒップウェルが失踪した。 一年前に遡りメガン・ヒップウェルの日記が始まる。元画廊経営者で夫のスコット・ヒップウェルとの間に子供はいない。四軒先に友人のアナ・ワトソンが住んでいる。 アナの日記が始まる。夫のトム・ワトソンとの間に一児をもつ母である。トム・ワトソンはレイチェル・ワトソンの前夫なのだ。 レイチェルはメガンの失踪事件を調べ始める。メガンとスコットは土曜日の夜に口論していた。駅へ歩くメガンを近くの住人が目撃しているが彼女の血縁者は近隣にはいない。 夫スコットとは三年前に結婚している。メディアはスコットが失踪に関与していると疑っている。 三人の語りから滲み出てくるのは、それぞれの人生は表に見えている状況とは大きく異なり、夫婦であれ、男と女であれ、人間が生きていく裏には孤独と絶望といろいろな闇と秘密を抱えているのだと三人の女たちは叫び続ける。 <疑念ほど心を傷めつけ、蝕むものはほかにない。> そしてレイチェルのブラックアウトに裂け目ができたとき、衝撃的な真実があらわになるのだ。 <もうじき全員がそれぞれの立場を知ることになる。> 一年にわたりベストテンにランクインも納得の衝撃的な心理サスペンスの傑作である。 | ||||
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