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ガール・オン・ザ・トレイン



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ガール・オン・ザ・トレインの評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

テンポの良いミステリー小説

テンポ良く物語が展開するので、アッという間に読めます。
でも、内容が軽め?なので、日頃重厚なミステリーを読んでいる人には物足りないかも。

読んでいる途中、ちょっと嫌気のさす場面もありましたが
表紙の女性で随分と癒やされました。
やっぱり表紙って大事なんですよね。
欲をいうと、タイトルは英語じゃなくて日本語で決めて欲しかった・・・。

日記風に細かく分かれているので、通勤列車で読むとちょうどいいのかも。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

悩めるガールズ?の心理劇

イギリスの新人女性作家のデビュー作。アメリカでもベストセラーを記録した「サイコスリラーの傑作!」というのが売り文句だが、それほどのサイコものではない。
アルコール依存で離婚、失業し、今は友だちのフラットに間借りしているレイチェルは、失業中であることを隠すために毎日、同じ通勤電車でロンドンに通っていた。いつも電車が速度を落とす場所で、電車から見える一軒の家に暮らす幸せそうな夫婦(スコットとメガン)に自分の理想を託していたが、ある朝、メガンが不倫している現場を見てしまう。その直後にメガンが行方不明になったことを知ったレイチェルは、スコットに接触してメガンの不倫を知らせようとする。ところが、スコットとメガンの家のすぐそばに、かつてレイチェルが夫のトムと暮らしていた家があり、そこでは新しい妻のアナと赤ちゃんが暮らしており、レイチェルが家に近づくのを嫌っていた。しかも、酒浸りで飲めば記憶を失ってしまうレイチェルの話は、スコットをはじめ誰にも信用されなかった・・・。
メガンはなぜ失踪したのか? レイチェルは酔っぱらっていたときに何を見たのか? 赤ちゃんもできて幸せの絶頂のはずのアナが感じる黒い影は何なのか? 物語は、三人のガール(というにはちょっと抵抗がある、アラサーたちだが)の独白で進められ、徐々に悲劇の真相が明らかにされる。
犯行の動機も、犯人も、ミステリーを読み慣れた人なら割と容易に推察できるので、売り文句にあるような「サイコスリラー」や「驚愕の結末」というサスペンスや驚きは無い。どちらかといえば、同じような年齢や境遇の人が「うんうん、これはありそう」と共感を覚えながら読むのが、本作の一番幸せな読まれ方だろう。

iisan
927253Y1

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