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ドルフィン・ソングを救え!
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ドルフィン・ソングを救え!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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歌詞や曲のタイトルをサンプリングする、という手法ありきで書かれた腐女子(中2)が書いた2次創作のような陳腐な物語。主人公には感情移入できないし、とにかく気持ち悪い。作者とは同世代だから作中に出てくるカルチャーはわかる。わかるだけ。この人の優位性は80年代を都市生活者として消化した、という経験だけだと露呈してしまったと思う。 | ||||
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平成ちょい年生まれのアラサー男の為、リアルタイムでこの辺りのカルチャーは知らない。しかし、後追いで憧れを常に抱いてきた時代の空気感がこの作品には溢れている。 フリッパーズギターに至っては名前こそ知っていたが、楽曲、活動の詳細に関しては知ったのはここ最近だ。真夜中のマシンガンでハートを撃ち抜かれたのなんてつい先月のことだ。 去年の件も各々あり、今リアルタイムでの世間の評価は2人とも芳しくないであろう。しかしこの一世代前のエンタメの狂乱こそが私の欲する世界であり、またこの2人にはそれを貫いてほしくもあったりする。(世間はもうそれを望まない時期にきているが) 価値観の多様化であったり、コンプライアンスの問題でもうこれだけのエンタメスターのストーリーはもしかしたら見れないかもしれない。つまりこれは御伽噺、ワンスアポンアタイムイン渋谷系とでも言うようなそんなストーリーなのかもしれない。 せっかく魔法のトンネルの先で言葉を愛してみたが、サヨナラサヨナラ、グッバイアディオスてことなのかな。 | ||||
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半分近くは結末への道づくり。が、そこがとんでもなく楽しい。小ネタの宝庫。 主人公が音楽ライターになったところが笑える。バンドの未来がわかるともてはやされる。 後半は非モテ四十路女の妄想。 憧れのミュージシャン(イケメン、天才、童貞)と寝るシーンが詳細で、樋口毅宏お得意の下品なエロが続いて笑える。 「彼の特別なバナナは、すでにだらしなく甘い蜜を塗っていた」 相変わらずのパロディの多さで楽しめた。 これを小沢健二はどう思ってるんだろう。 | ||||
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食うに困ったエロ本出身の編集者のやったことだとしても、いつかバチが当たるぞ。 | ||||
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言葉のテンポが「読む」作業の重さを全く無くしてくれます。主人公の「想い」が実現したときの描写が、生々しいのに切なく、失くした若い日々を思い出して涙が出ました。 | ||||
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特に後半、(作者は男性だが)オザケンに憧れを抱いてる女の妄想小説みたいなご都合主義展開。台詞回しがキツイ... 80〜90年代頭の文化風俗の記号をサンプリング的に散りばめているが、「なんとなくクリスタル」にはなりきれてない。 好きな物が題材なだけに、少し悲しい。文中の記号の元ネタが分かれば分かるほど。 一小説としては評価に値しないが、屈折したカタチでも、作者のフリッパーズギターに対する愛は伝わった。 | ||||
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この本を読む数日前にケン・グリムウッドの「リプレイ」を読んでいたのだが、同じタイムスリップ物でもこうも出来が違うかと、まあビックリ。 どちらも中年の主人公が自分の青春時代に逆戻りするって設定なのだが、「リプレイ」の方は時間という概念をテーマにして人生の意味を深く考えさせられる傑作だったのに対し、本書の内容は陳腐極まりない。 「リプレイ」では60年代のアメリカカルチャーや有名人が多く登場するのだが、それらを知らなくても小説の内容だけでも十分楽しめた。 一方、本書は80年代の日本のカルチャーや有名人が多く登場し、僕はそれらをリアルタイムで経験してるので懐かしくは感じたが、肝心の内容の方はサッパリ。 あの時代を知ってる僕ですら楽しめないのだから、あの時代を知らない人が読んでも全く面白くないのではないだろうか? これなら広末涼子主演の映画「バブルへGO!」の方がよほど面白いと思う。 まあタイムスリップ物の名作「リプレイ」と比較する事自体がグリムウッドに失礼だと思う。 ★一個にしようかと思ったが、80年代に青春時代を送った僕は、郷愁を刺激されたので★二個。 | ||||
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内容がない!あー、びっくりした。作者の小説は結構読んでますが今までで一番「そこそうくる?」というカラクリもなければ「そこまで書いちゃう?」という攻めの姿勢もない。ちなみに【恋とマシンガン】当時13,4歳で情報のない田舎に住んでいた自分にとってもフリッパーズギターは特異な存在でした。連載をとばしたとき編集部のコメントを読んでこれは虚なのか実なのか、何度もページを読み返したあの頃。想い出をけがされたとは全く思わないけど、とにかく当時以上の新鮮さはみじんもなく、読み終わってあー、内容がなかったなー!とびっくりした次第です。 | ||||
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そもそも小説として未熟 作家として絶対的な力量不足なのが明らか 読むに耐えない | ||||
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いやぁ、笑った笑った。 80年代の風俗オンパレード。 懐かしいなぁ。 本当に面白かった。 小説としては普通だけど、当時の雑誌を捲っている感覚かな。 | ||||
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その時代を生きていないのでわからないこともあり、 ググったりしながら読みましたがちょっと難しい感じでしたね。 音楽などはその時代に聴いてこその回顧なので、 聴いていなかった自分にはいまいち感情移入できませんでした。 | ||||
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過去の日本を舞台に、文化や時代背景を織り交ぜながら書き連ねられた小説です。 読み進める中で最初に感じたのは、時代やその空気感をうまく表現している事でした。 特に、あの時期に感じていたどこかすっきりしない感じや今とは違った先の見えない感覚などは、とてもうまく表現され、うなづきながら読み進められる方も多いはずです。 ただし、あの時期にその空気感を肌で感じたり、見聞きしたりした方以外は、事前に知識などを仕入れた上で読み進めない事には、この本の魅力を十分に味わえないかもしれません。 そういった意味で、一時代のもしもに挑戦するだけではなく、時代の空気感の表現にも挑戦した書籍の1冊といえます。 | ||||
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冒頭の主人公のモノローグがまるで匿名掲示板に書き込まれるいわゆる長文の様です。 これが主人公の痛さを表現しているのなら適切なのかもしれませんが読む意欲がいきなり殺がれました。 が、流し読みしやすい文章なので短時間で読めました。 主人公が1989年にタイムスリップした後は実際の出来事や実在の人物、 または実在の人物をモデルにしたキャラクター登場するので懐かしさを感じることは出来ましたが メインの物語には余りかかわりのない要素だったように思います。 作品中に登場する時代を実際に体験していても、やたらと過去を美化しているのと 主人公が価値を感じている当時の流行りものやサブカル系に興味がないと 共感出来ず引くばかり。 グダグダの生活をしていた人間なのに、過去に行ったら大した労もなく即住み込みのバイトを見つけていたり 都合のいい中国人が不法行為を何でも助けてくれたり 抜群の行動力を発揮しつつ雑に成功する主人公に違和感を感じつつ何とか読み終えましたが 後半の強引な展開や唐突なポルノシーンなどもありC級映画を観た後のような読後感が残りました。 | ||||
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評価に値しない最低の小説。 星1個もつけたくない。 私はフリッパーズにはまった一人ではあるけれど、なんか汚された感じがして非常に不愉快。 | ||||
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当時どっぷりフリッパーズファンだったので読みましたが、くだらんと思いました。 昔を懐かしむのは大いに良いけれど、それがこういう妄想に辿り着くとしたら、あの何とも言えない私たちの渋谷の素敵な空気が、堕ちるような気がします。 思い出は一人一人の心の中で輝いていれば良いのではないでしょうか。 無理やり当時の音楽の再ブームを目論むこの頃のマスコミや業界のやり方には「全然違うよ」と感じてしまいます… | ||||
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とタイトルを付けてみて思ったんだけど、実はバブル世代のおねーさまたちのほうに刺さるんだろうか。自虐的な意味で。 カバーイラストが岡崎京子、そして帯が林真理子、それだけでもそういう印象を抱かせてしまう。 実名がたくさん出てきて、その時代のことを思い出させてくれる、あーあれね・・・と思わせつつ、そんなのもあったんだーという発見もある。音楽雑誌に連載されていたと言ってもおかしくないような内容。 エッセイなのか小説なのかわからない文体。 そして日記のような作者の独り言を俯瞰的に見ながらにやにやするような読ませ方。 こういうのもアリだなと思わせてくれます。 46歳の自分としてはちょっと狙いすぎてて興ざめする部分も多いけど、作者の筆力で引き寄せられていく感じ。 でも、一気に読むにはちょっと押しが強くて疲れる。会社の行き帰りにちょっとずつ読むのが良いのかなって印象です。 | ||||
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ネタバレ多少あるのでご注意下さい。 この物語を読んで楽しめるのは30代後半位の読者からだと思いました。 若い世代の方が読んでも赤ん坊の頃の話、生まれる前の話がたくさん出てくるのであまり理解はでき無いかと・・・。 フィクションと入り混じって、現実に存在する有名人の名前や過去に起きた有名な事件が数々と出てくるので物凄く懐かしい気持ちが蘇り、この時代ではこうだったけど今はこうなっているよね〜という事のオンパレード。 過去にタイムスリップした主人公は実際では最悪の結末となってしまった1989年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件を殺される前に阻止しようと通報して助け出したり、実名は伏せてあるが自殺未遂騒動を起こす数日前にバーで悲しみに暮れ呑んだくれている中森明菜出会ったり、ミリ・ヴァリ二の口パクをいち早く見抜き売れっ子音楽ライターにのし上がったり、良くも悪くも夢の世界に紛れ込んだ様な不思議な錯覚、ノスタルジック感を与えてくれるお話でした。 しかし、普段は小説を読んでいるうちに自分の中で登場人物のイメージや顔が想像し作られてくるのですが、この小説の主人のトリコは全くどういうイメージなのか湧き上がらないのです。 タイムスリップする前の未来では梨花のブログをチェックしていたという一節が有ったのでああいう感じの方なのかなぁ??? それと、文体を読んでいると著者は女性なのかと思えて来るのですが、トリコと同世代の男性なのでびっくりです。 45歳の女性のお話ですが、読んでいるとこの人本当に45歳!?って思えるところが多々あります。45歳なのに制欲が強かったり、ブスで性格もそんなに良く無いような事を書いてあるにも関わらず若い子に急にモテ出したり・・・ トリコの囲っているヒモ男の女性を罵るような下品な替え歌は残念で不快だし、後半の夢二とのセックスシーンは官能小説では無いのでそこまで生々しく読者に伝える必要は無い気がします。 | ||||
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1989年にタイムスリップしたらどうなるか…私自身で考えてみると、 年は取りましたが、生活自体はそんなに変わってないので、主人公に共感出来ません。 ただ、主人公のような人生も経験してみたいような、面白い感覚にとらわれます。 201X年に「日中戦争」なんて書いてあるのを見ると、急に現実に引き戻されました。 | ||||
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私はバブル期もフリッパーズも知らない世代なので 作中に出る事象その他 80年代のことをあまり知らないので 懐かしさを感じるような気持ちはあまり味わえなかったが 読み物としてはしっかりとした物語性もあり それでいて短編コラムのようなライトで読みやすい感じもあったりと なんともいえない独創的な魅力を有する作品だと感じた また、タイムスリップという「if」の題を使った展開は 読み側も先が気になって仕方ないので一気に読み進めたくなる。 著名人の名前や事件なども含めて 実在のものをそのまま書くことも多く その手法には少し驚かされたが 30年のタイムスリップを通して、新しく生きること、目的を持つことの意味 時には不快感を持つような内容、展開も、ショッキングな部分でさえも 主人公の心の中にある、葛藤や感情の鬩ぎ合いも全部含めて そのリアルさには心が惹かれるものがあった もしも30年もの時の流れをタイムスリップしたならばの話 そこに居るのは夢と現実とを彷徨い歩く刹那を生きる1人の女性に他ならないから。 | ||||
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細かいことは置いといて、フリッパーズギターが好きだった人が悶死しますw文章の中に散りばめられた数々の懐かしフレーズに、「ああ〜www」ってなります!話は消化不良だし、エロシーンはキモいけど、お釣りがくるくらい懐かしさ爆発で星4つです。 | ||||
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