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Aではない君と



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【この小説が収録されている参考書籍】
Aではない君と
Aではない君と (講談社文庫)

Aではない君との評価: 4.26/5点 レビュー 107件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 81~86 5/5ページ
No.6:
(5pt)

少年事件について深く考えさせられる1冊

一言で言えば大変重い作品でした。

離婚した妻との子である14歳の息子・翼が同級生の優斗を殺害
罪を認めるものの一向に動機を語らないままストーリーが進行します。

翼、翼の母(純子)父親(吉永)優斗の父(藤井)弁護士(神崎)が軸となり物語が展開して行きますが
登場人物がさほど多くない分、1人1人の人物描写が秀悦で終始脳内映像で動いていました。

人を殺める事は当然悪い事だと頭では分かっていても
後半で真相が明らかになって来ると翼の気持ちに共感してしまう自分もいました。

同じ息子を持つ母として、被害者側・加害者側の立場に身を置き
自分だったらどう行動するか自問自答しながら読み進めて行きましたが
辛すぎてページを捲る手も重くなりがちでした。

翼の問い「体を殺すのと心を殺すのはどちらが悪いの?」についても
ずっと考えていましたがエンディングでの翼の父の言葉に納得出来ました。

吉永の父のセリフ
>物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ
この言葉には胸に迫るものがあり、まだまだ自分は親として未熟だと痛感しました。

魔の14歳と言われる翼と優斗の思春期ならではの行動や気持ちも丁寧に描かれ
そうさせたのはやはり親の責任や環境なのか?
もしあの時、別の行動を取っていたら事件は防げたのか?など色々考えました。

子供も不完全ですが親も不完全な人間です。
ただ読み終えて自分も最後命が尽きるまでは子供にきちんと向き合って行きたいと思いました。
丁寧に描かれた読み応え十分の作品で、今まで読んだ薬丸 岳さんの作品の中で一番心に響きました。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585
No.5:
(5pt)

少年事件について深く考えさせられる1冊

一言で言えば大変重い作品でした。

離婚した妻との子である14歳の息子・翼が同級生の優斗を殺害
罪を認めるものの一向に動機を語らないままストーリーが進行します。

翼、翼の母(純子)父親(吉永)優斗の父(藤井)弁護士(神崎)が軸となり物語が展開して行きますが
登場人物がさほど多くない分、1人1人の人物描写が秀悦で終始脳内映像で動いていました。

人を殺める事は当然悪い事だと頭では分かっていても
後半で真相が明らかになって来ると翼の気持ちに共感してしまう自分もいました。

同じ息子を持つ母として、被害者側・加害者側の立場に身を置き
自分だったらどう行動するか自問自答しながら読み進めて行きましたが
辛すぎてページを捲る手も重くなりがちでした。

翼の問い「体を殺すのと心を殺すのはどちらが悪いの?」についても
ずっと考えていましたがエンディングでの翼の父の言葉に納得出来ました。

吉永の父のセリフ
>物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ
この言葉には胸に迫るものがあり、まだまだ自分は親として未熟だと痛感しました。

魔の14歳と言われる翼と優斗の思春期ならではの行動や気持ちも丁寧に描かれ
そうさせたのはやはり親の責任や環境なのか?
もしあの時、別の行動を取っていたら事件は防げたのか?など色々考えました。

子供も不完全ですが親も不完全な人間です。
ただ読み終えて自分も寿命を終えるまでは最後まで親として子供にきちんと向き合って行きたいと切に思いました。
丁寧に描かれた読み応え十分の作品で、今まで読んだ薬丸 岳さんの作品の中で一番心に響きました。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585
No.4:
(4pt)

少年犯罪

自分自身がそういう状況だったらと、 とても考えさせられる作品でした。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585
No.3:
(5pt)

一気に読みました

子を持つ親として、とても考えさせられる内容でした。 ぜひ読んでいただきたいです。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585
No.2:
(5pt)

素晴らしい

本当に素晴らしい作品でした。 私自身1人の息子の父親なのですが、いろんなことを考えさせられました。 親と子供はどのように接すれば良いかや、自分は親と今までどのように接してきたかなど改めて考えさせられる作品です。 命を奪うこと、生きることについて、今一度しっかりと考えようと思いました。 世の中甘くはありませんし、現実は厳しいです。 でも一筋の光が必ずあります。 その一筋の光がどうなっていくのかは、私たち次第なのです。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585
No.1:
(5pt)

呆然としました

少年犯罪をテーマにしたミステリーだと思って読み始めたら違った。
人生の書、命の書、犯罪の書、、、なんと形容していいのか分からない。
自分の子供達が止むを得ない事情で人を殺めたら、自分はまず子供の味方をする。けれど世間は絶対に許してくれない。真相が明らかになるにつれて、少しずつ少しずつ、世間の論調に近づいてしまうかもしれない。少年審判の日に自分は子供の味方をできるのか、できないのか、そう思いながら途中まで読んだ。でも、そこからが始まりだった。
一人の作者が書いたと思えないほど、多くの人間の人生が詰まっていた。自分の人生に影響を与える本に出会うのは稀ですが、この本はそういう本でした。
時間をあけてまた読もうと思います。
Aではない君とAmazon書評・レビュー:Aではない君とより
4062195585

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