■スポンサードリンク
Aではない君と
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
Aではない君との評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
リアルな展開に、ぐいぐい読み進み、著者久しぶりの快作、一気読み必至。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『天使のナイフ』を読み 課題図書として今回は『Aではない君と』を読ませていただきました。正直読みながら苦しいと思う気持ちもありましたが、素晴らしい作品でした。課題図書としてこの本の魅力をどこまで自分なりに表現できるだろうか。きっとこの本には自分で読まなければ得られない感動があると思います。とってもおすすめの本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
15作目の薬丸読破です。友罪、神の子、誓約と不満の残る話が続いただけに期待値も下がっていたのですが久々に納得の作品でした。 ただ初期の作品程の熱量は感じず熟れてきたのかなという印象ですかね。 第3章を評価されてる方のレビューも読みましたが私の感覚とは間逆ですね。小説というのは言葉を多くしたほうが良いとは思いません。読者がそれぞれに思いを描きそれぞれのストーリーを完結させて欲しいと感じました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バツイチの吉永には一人息子の翼がいる。翼は前妻と暮らしており、会うのは二、三ヶ月に一度くらいだ。 毎日々々仕事に追われ、漸く結果に結び付きチームで祝杯を上げているところへ翼からの着信が… 少年犯罪を多角的に描く薬丸の新たな視点か。 翼が発するSOSに吉永は気付けない。吉永どころか、多くの大人は気付かないだろう。 心を殺された翼と殺された被害者。翼のSOSに気づき事件発生前に戻れたとして、どう対処すれば正解なのか。多く存在するであろう対処法の正解と不正解。 正解を選択できるよう、我々大人は準備しておかなければならない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー作「天使のナイフ」以来、少年犯罪などのデリケートなテーマに鋭く切り込む作品を書き続けてきた薬丸岳氏。 その姿勢にブレはなく、常に読者に対して真摯な作品を届け続けている稀有な作家と言っていいだろう。 氏は、この作品で吉川英治文学新人賞を受賞された。やっと正当な評価がなされたと、ファンとしては大いに喜びたい。 今まで直木賞の候補になっていないのが不思議なぐらいなのだから。 やはり、売れ行きが良くないと賞の候補にはならないのかもしれないが、薬丸岳氏が評価されずして、今他にどれほど深く読者の心に迫る作品を書ける作家がいるというのだろうか? 確かに池井戸潤のように、大したことはなくても多くの読者の支持を得ている作家さんもいるから、売れるということは大切なのかもしれない。 しかし、売れ行きとは別にエンターテインメント小説であっても、意義のある、本当に素晴らしい作品を評価するのが、文学賞の役割であり、 賞を授与することで、その作品への興味を喚起することもその役割だと思う。 今の世の中、いつ犯罪被害者になってしまうかわからないほど、得体のしれない犯罪が増えている。 また、社会が不安定になり、今日幸せだった人がある日突然奈落の底に落とされ、気づいたら犯罪者になっていたという危険性も高まっている。 そんな不安定な社会で、犯罪とは、また、犯罪加害者の家族となってしまったり、犯罪被害者の家族となってしまたりしたら、 人はどうやって生きていけばいいのか? その道しるべになる作品を書いてくれているのが、薬丸岳氏だと思う。 作品についてのレビューになっていないかもしれなないが、このrビューを読んで薬丸岳氏の素晴らしさに興味を持つ人が増えてくれることを願ってやまない。 早く、直木賞を受賞してほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めるのが苦しくて苦しくて、体も心もぎゅうぎゅうと締め付けられた。一人が追い詰められてはいけない。みんながみんなを思いやれる温かい集団の中で、安心して過ごして欲しい。親は子どもに向き合わなければいけない。親がしっかりしなければいけない。親なんだから。そして、絶対に人を殺してはいけない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙に描かれた少年の表情が悲しすぎて取ってから読みました… 今、読み終わったばかりなので色々な感情が込み上げています。 残った人間はみんなそれぞれ生きていかなきゃいけないんですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「友罪」もそうだったが、読み終わったあとも目が充血した状態でさらに涙が止まらなかった。 神の領域を越えています。読んでいる途中で、もう赦(ゆる)しがあっていいのではと願わずにいられなかったが、薬丸岳は真実と罪を暴く追求の手を少しもゆるめない。「からだと心とどちらを殺すほうが悪いか」という息子の問いかけに、父は苦しみながら納得のいく答えを出す後半からは、ずっと泣きながら読みました。 重い題材なのに、温かい涙が流れました。親として多くのものを学んだという感動で胸が温かい気持ちでいっぱになりました。 第三章は単行本化にあたり加筆したとのことでしたが、素晴らしい。 これ以上の小説を知らないと言っていいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで少年事件が起こるたびにもやもやと感じていたことがひとつずつ丁寧に説明されている作品です。 この作者の小説をもっと読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近起きた事件と重なり非常に苦しい気持を感じながら一気に読んでしまった。 「かけがえの無い命」というものを本人の意思とは関係なく無いものにしてしまった罪というのは一生消えない。 その苦しみを一生背負って生きることが償うということだ。 件の事件の判決がまもなく出るが、少年法の範囲では最高刑を求刑されているが、一方ネット上では、死刑にすべきという意見もある。 しかし、死刑そのものも、結局はどんな理由があるにせよ、現在日本にある法という手続きで「かけがえの無い命」を無きものにしようというものであることに変わりはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年事件についての物語です 加害者と被害者の関係 加害者と家族の関係 被害者と家族の関係 どれも現実にありそうで、自分や身近なところに起こったら・・・ と思いつつ読みました どの立場に立ってみても不幸な話で 現実に起これば圧倒的な混乱に見舞われるんだなと思いました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
未成年の自分の子どもが、他人を殺めたらその親はどうすれば良いか。 加害者の観点に立った小説を数多く書いている著者。今回も、未成年・加害者・その親というなんとも重いテーマをもってきている。 息子がいる自分にとっては、他人事ではない内容だった。 自分の子どもがいじめや、誘拐などの被害者になるのを怯える親は多いが、加害者になるのを不安視する親は案外少ない。 まさか自分の子どもが、というバイアスが常に働くからである。 この小説の主人公である男親もまさにそのような感じだ。 現実にどう向き合っていくか、子供とどう向き合うかをかなり真摯に描いており、考えさせられる小説だった。 殺人などが起ると被害者へ心が向く。しかし、同じ数だけ加害者がいることを忘れてはいけない。 そして、その瞬間から人生が一変する加害者に連なる家族もいるのである。 どこで聞いたかは忘れたが、人を愛するとは決してその人を見捨てないことであるという言葉をこの小説を読んで、思い出した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世間で騒がれた少年犯罪は多い。 その当事者になったとき、私は果たして吉永のように強く生きていけるのか… しかし、子供のこととなれば、そうするしか道はない。 子供を救えるのは親しかいない。 一気に読み終えたけれど、苦しくて涙が何度も出てきた。 親も生きるのに必死なんだ。 でも、それは親の言い訳なのかな。 とにかく考えさせられる作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
見てきたような人物像、なるほどなと思わせられる展開。自分が少年犯罪者の親ならどうするだろうというヒリヒリするようなリアリティがあります。 殺人犯は14才のわが息子、翼だった。離婚家庭の父親である吉永は戸惑いながらもなんとか翼を守ろうとする。翼も吉永も、なるほどこうもあろうという心理描写は見事です。特に感心したのは翼の母親の描写。私は翼と同じ母子家庭のひとりっ子ですが、彼女には笑ってしまうくらいの既視感があります。 親は子供を投げだしたくても投げだせない。愛している気持ちにも嘘はないでしょう。吉永は加害者の親としてできるかぎりのことを尽くし、立派なものだと思います。自分が同じ立場ならここまでしてやれるものだろうかと感心しました。 だけど私はつい翼の立場に立って、違うことを考えてしまいます。それはもちろんありがたい事なのだけど、こんな取り返しのつかない事態になってしまった後からではもう遅いのだと。ただでさえ幼い子供にとって離婚した親は非常に遠い存在になります。吉永は可愛い我が子である翼が心を開いてくれないと苦悩しますが、翼の方は吉永に何度も失望してきている。そんなにストレートに心を開いて無邪気に頼れるものじゃないでしょう。お父さんはまた僕を裏切るのじゃないか。その不信は簡単に無くならない。 親は子供を愛しているから力を尽くす。けれど子供は必ずしも親の期待通りにはなりません。吉永は正しい、何ひとつ間違ってはいない。でも翼の求めるものがそこにはないのかもしれない。そうして翼がある日、吉永の考える正しい更生とは全く違うやり方で立ち直ろうとした時、それでもまだ吉永は翼を愛してくれるでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年犯罪について深く考えさせられる一冊だった。 自分の子どもが加害者、被害者のどちらの立場にもなり得るということがどんなに恐ろしいことか、子どものことを本当に考えているのか、親の立場としてどう子どもに向き合っていくのか、多くの問題が投げかけられている。 「少年裁判における付添人」が今回の物語の1つの鍵になっている。刑事裁判の弁護士は被告人の利益を重視するが、付添人は少年の将来の更生を考えて助言する務めがある。犯人の保護者が付添人になることによる関わり方、少年への影響、判決への感情移入など興味深くて読み応えがあった。 個人的には、吉永の父親が吉永の少年時代にテスト用紙の名前を書き換えたことについて語った「物事のよし悪しとは別に、子どもがどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」という言葉が印象的だった。 また、翼が吉永に問いかけた「心とからだと、どっちを殺したほうが悪いの?」という難しい問題に対して、吉永が考え続けて出した結論は納得できるものだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もしも自分の子どもが…今の時代十分考えられること 子育ての来し方、行く方、親としていろいろ考えせられました。 あっという間に読み進みました。 マスコミの落とし穴、少年法関係もとても分かりやすい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
引き込まれるよう読みました 次の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
親の心痛を慮り、取り調べに口を閉ざす少年。 子供の事を顧みなかった過去を痛烈に反省する両親。 やがて「付添人」となった父親に語り始める事件の真相。 結末は意外でした、でも最後には救われたかな。 薬丸さん、読ませますね、相変わらず。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重たい内容ですが読んでいて胸が熱くなりました。少年の父親の心情が繊細に描写されており、とてもいい作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を殺してはいけない。 そのことは誰もが知っている。では何で殺してはいけないのか。 戦争では人を殺しても罪にはならない。でも、日常で人を殺したらそれは罪になる。 この本を読んでいると、もし自分が被害者、加害者であり、犯罪を犯した息子の父親だったならと考えてしまった。 そのとき自分は何を思って、どう行動すればいいのか。その現実に耐えれることができるのかと。 死んでしまえば、それでその人の人生は終わります。 でも、周りの人は生きているんです。 その人と関係ない人は変わりません。 では関係がある人は?親、恋人、友達はその死んでしまった人との関わりが深いほど悲しみ、辛い思いをするでしょう。 それが、理不尽な死なら尚更。 人が1人いなくなる。その影響力を忘れてはいけません。 命の尊さを知り、忘れてはいけません。 人生でやり直しは出来ないのだから。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!