■スポンサードリンク
その可能性はすでに考えた
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
その可能性はすでに考えたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.90pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリとしての面白さはもちろんのこと、キャラクター造形も秀逸。 語り部のキャラクターゆえに、知的でありながら嫌味を感じることなく何のてらいもなく引き込まれた。 サスペンスも加わり、グイグイと読み進められる良作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最高! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一つの不可能犯罪(事件)に対し、トリック推理が複数提示され、探偵がひっくり返していくという多重解決もの。探偵による反証の矛盾点が指摘される場面などさすがと感じる部分もあるが、それぞれのトリック推理がかなり突飛なものでリアリティに欠ける。過去有名作品のオマージュとも思えるが…。 一方で、最後にあかされる真相がややあっけなく、同著者の前作「恋と禁忌の述語論理」が最高に面白かったのと比較すると、少し残念な出来栄えに感じた。ただ登場人物のキャラは皆魅力的だし、トリックも笑えるので読んでいて退屈するようなことはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーは謎を可能性を肯定しながら解いていくものがほとんどの中、本作は可能性を否定していくというスタイルをとっていて面白かった。 続編の『聖者の毒杯』も楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多重推理ものの名作らしいので気になって購入しました。 まず話の設定が面白かったですね。 優秀な探偵があらゆる可能性を考えた上で「奇跡」つまり不可能であると認めた事件に対して次々と挑戦者達が現れ自前の推理で挑むものの、タイトル通り「その推理はすでに考えた」と返されてしまう。 肝心の謎自体はかなりシンプルなものであり、特に推理が得意でない読者目線でもあれこれ想像しやすかったので、新説が出てくるたびに「ああなるほど」と思わせてその上で覆してくれるので読んでて楽しかったですね。 ただ、途中からすごく漫画っぽい展開になるのがやや気になりました。 出だしはそうでもないのですが、途中から新キャラも展開も少年漫画というか児童小説というか、意外なくらい子供向けな感じの雰囲気になっていくんですね。 それがつまらないかといえばそんなことはなく、そういう話としてちゃんと面白いのですが、「あ、そういう感じなんだ」という意外性は感じました。 続編があるので続いて読む予定です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2015年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 アクロバティックな推理対決が魅力の探偵小説だ。奇怪な状況下で起きた過去の事件の謎を解き明かそう(あるいは、解き明かすまい)と、次々と刺客が送られてくる。 論理の跳躍がおもしろい。 中華風の要素がふんだんにもりこまれ、残虐味や衒学っぷりも、これでもかというくらいにぎっしり。 登場人物たちがみな奇矯なところも楽しい。 なんとなくゲームじみた世界観だが、受け入れられればファンになれるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
頭いい人が書いたんだな。。。と言うようなロジカルな味わいの作品。ただ、感情的な部分の描写も悪くなく、読後の満足感はあり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は「なんだこの現実離れしたキャラクターたちは」と思ったが、濃いだけに現実のものではなく漫画やアニメのような感覚でストーリーを楽しめるし、色々な方向からの事件の可能性を語るシーンがおもしろい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
論理学の証明だな。 【恋と禁忌の・・】の続編のような気持ちで手に取ったが、 辛辣なレビューにあるように、なかなか読みにくい。 おそらく執筆者は2名ではないかな。 そのため言い回しと論理展開が時々微妙にズレていて、読みにくい。 その点を頭に入れて読めば、難なく読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作は数学、今回は中国語をスパイスにした推理勝負合戦。 ライトノベル風味を添えて。 前作にいたキャラがまだいない。次から出るのだろうか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はじめてミステリー小説を読んだが、人物像、ストーリー、おしゃれな表現、奇跡というキーワードに対する思想、こうも多くの学びがあるものなのか。良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルがまず良い。ラノベっぽいような作風でもあるが、ロジックはしっかりしているから読み応えもあって良い。キャラクターも立っているし私は好き。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近の若手ミステリ作家にありがちな、探偵というものにこだわりが強すぎたり、ラノベ的にキャラを立てようとしすぎていたりといった点は鼻につく。 特に、キャラの面では探偵と中国人女性二人は立っているものの他は不要であり、奇跡とか枢機卿がどうとかも話を無駄にややこしくしてしまっている。探偵・依頼者・助手の三人で成立する話なのでもう少し刈り込めなかったものか。また衒学趣味もただひけらかしたいだけなのが見え見えの記述が大量にあり、京極夏彦や森博嗣がいかに自然に博識ぶりを物語の流れに沿って生かしているかが比べてみるとよくわかる。 が、これらのマイナス点もあの作家やあの作家に比べれば微々たるもの。文章もくどくなくすっきりしており、視点となるフーリンのキャラもとがったところはありつつ嫌みではないので読むのに支障はない。 そして肝心要の、馬鹿馬鹿しいほどに凝ったトリックを披露して「その可能性はすでに考えた」と探偵が薙ぎ倒していく展開はお見事。ここまでよく考え抜いたものである。 続刊はさらに評判が良いみたいなので期待して読み進めたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初から最後まで読み終えました。 奇蹟が証明できるかできないかを知りたい方は以下ネタばれになるので読まないようにお願いします。 感動的な奇蹟に対して、探偵が最後に導き出したストーリーは、描写にもありましたが、奇蹟を否定できるだけの満足感のある内容で楽しめました。 途中の推理バトルもあれくらい端的な反証の方が凄みを感じられてよかったです。 ただ、最初の仮説の反証の豚は、目の前に21の札をつけている豚がいたら違和感ないと思ってしまい、読み込みが足りてないのかも知れませんがちょっともやもやしてます。 ただし、総合的には、はらはらドキドキする展開を演出する文調や、今までの論拠として証明してきた内容に矛盾しない最後のストーリーは、奇蹟を証明するという趣を題材にした推理小説として非常に楽しめる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
理論的な考え方をする人には楽しめると思いますが、何々なら何の連発なので訳がわかずに読むのは辛いかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正統派のロジックものとして楽しく読めました。 地味になりがちなロジックものですが、華やかな登場人物や世界観が彩りを付けています。 いくらなんでも無理だろ…という推論でも可能性がある時点で負けという前提の議論。 可能性の否定という圧倒的に不利な条件で探偵はどう立ち向かうのかというテーマに惹き付けられました。 普通の推理小説では使えない大胆な奇想。3つの推理合戦が終わってからの切れ味鋭い展開。見どころ充分です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古今東西の拷問に詳しくなれる本。…ではなくて、人知を超越した奇蹟の実在を証明しようとする探偵を描いた異色のミステリー。ある事件にまつわる不可思議な出来事に関し、"挑戦者"たちが合理的な解釈を提示していくが、探偵がこれをことごとく否定していく。 ある理由から奇蹟の証明を念願とする探偵・ウエオロ。彼の奇蹟証明の方法論は、あらゆる合理的な可能性を検討し、それを否定するというものだ。全ての合理的な可能性が否定されれば、非合理的なものすなわち奇蹟こそが真実となる。正にシャーロックホームズ、"When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth."である。そして彼はついに、探偵事務所に持ち込まれたある事件の検討から、そこで奇蹟が起きたのだと結論付ける。だが、そんな彼の前に次々と挑戦者が現れ、合理的に説明可能な仮説を提示する。ウエオロが奇蹟を証明するためには、彼らの提示する仮説がどんなに突拍子ないものでも、どんなに難易度が高いものでも否定しなければならない。現実的にできそうもないとか確率が著しく低いではなく、論理的に絶対にできないということを証明しなければならない、それは修羅の道だった。 一つの事件に色々なトリックが提示されるという構成が面白いし、すごく練られていると思った。挑戦者が滔々と何ページにもわたって語る仮説を、探偵がほんの2-3ページほどであっさりと否定するのも痛快だった。様々な文学や歴史が引用され、ウエオロの(つまりは作者の)膨大な知識量には驚かされた。 一つだけ気になったのは、最後、いわゆるラスボスとの対決のところ。あれは、論理的には、仮説の否定同士は別に矛盾していてもかまわない、という一点で良かったのではないかなあ。文章の巧さでつい騙されてしまいそうになったけど、実はラスボスの論理は最初から破綻しているのでは。まあそれ自体は作中でウエオロが指摘してはいるんだけど、彼がその前に話した「否定の補足」はむしろ蛇足で、全体の論理をぼやかしている気がする。 「否定の補足」は次の展開に繋がっているといえば繋がっているので、そのために用意されたものとも見れるけど、それはそれで都合の良い展開のような気もして、やっぱり、無い方が良かったように思った。 以前読んだ『探偵が早すぎる』でも思ったけど、この作者さんはストーリーの面白さもさることながら、キャラクターがよく作りこまれていてとても魅力的だと思う。なにか長いシリーズ物の一部なんじゃないかと思ってしまうくらい。キャラ一人一人のスピンオフを作っても十分読み応えがあるものになりそう。 キャラクターも文体もとても好みなので、これからも追いかけていきたい作家さん。まずは既刊を全部読みつくそう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章が汚い。ラノベじみた薄っぺらい登場人物たちが大活躍のミステリです。 担当の編集者なにしてんすかね?出版されるまで誰の目にも触れませんでしたみたいな本です。 そんな小説なんだけどミステリとして新しいです。びっくりしました。面白かったです。 人を救うために立ち上がろうとする探偵もいいです。 注目の作家さんだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後感が初期の古野まほろっぽい。漫画化するなら全盛期の魔夜峰夫かな?ミステリ部分はルールに忠実に、設定や人物は過剰にラノベ的。最近探偵小説に飢えていたのでシリーズで楽しみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めての作家だったが、びっくりするほど面白かった。 とくに論理が凄い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!