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崩壊
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崩壊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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犯罪犯す側もまた人間。 そんな事を思わせる小説でした。 | ||||
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非常にきれいな状態でした。 | ||||
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塩田武士は私の最近のお気に入りの作家だ。「罪の声」を読んで以来、「盤上のアルファ」「盤上に散る」 そして「雪の香り」と広い分野でかなり高質な作品を読ませて貰っている。その塩田が刑事ものを 書いているということで読んだのがこの作品。50歳代のベテラン刑事本宮は、関西の一地方都市で 起きた市議会議長殺人事件を追う。事件の真相はなかなか明らかにならないが(ここら辺、やや 引っ張りすぎかなと思う)、やがてこの事件に90年代のバブルが弾けたことによって崩壊した一つの 家庭が絡んでいることが判明して来る。題名の「崩壊」も家族の崩壊を意味している。ジャンルとしては 社会派ミステリーであり、刑事ものだが、出てくる登場人物の多くが、家庭に問題があったり、片親で 育ったり、苦い思い出を持っていることが分かってくる。さすが塩田は一人ひとりの登場人物の 人生を描くのが巧い。主人公の本宮、その相棒で美貌の警官優子、被害者家族、加害者家族や その親族。家族とは何だろうと思わせる手法も流石だ。ただ、前述したが、筋書きとしての「落ち」が ややインパクトが弱い。別言すると殺人事件の犯人である樋口輝の動機が期待させた割には、ちょっと 稚拙なような気がする。全体的にレベルの高い作品ではあるが、期待していただけに結末にインパクトが 欲しかった。 | ||||
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お金に翻弄された哀れな人間達。そしてある意味その犠牲になった少年。それぞれの心の弱さや哀しみが表現されていてよかった。 登場人物は多いが、最後はそれぞれが鮮明に浮かび上がって個性を発揮するような感覚がある。色々な人生があるんだなぁと思ってしまった。 | ||||
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この方の小説を初めて読みました。 事件そのものはたいしたことなさそうですが、登場人物、特に警察官の本宮さんと優子さんの描き方に興味をもち最後まで読みました。 たしかに登場人物も多く、思わせぶりなこともあったりしますが、時代背景や人物描写、小物などささいなことを大切にする描写に好感持てます。 ラストはうーん、そうきたか・・・という最後までもやもやがありますが、読後数日たち地味な話がじわじわきます。 本宮さんをシリーズで描いてほしいです。 これだけ地味な話を書ききったことに今後を期待して☆4つにしました。 | ||||
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