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孤狼の血
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孤狼の血の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 41~60 3/9ページ
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とても良かったです。 登場人物のキャラの立ち具合や描写・表現がどこか粘り気があり、さも任侠映画を観でいるかのように頭の中で映像を映しながら読み進めました。 普段このような小説ものは読まないのですが、知り合いからこの著者のものは自分の知らない世界や文化の中で進むお話が非常にリアルでリベラルアーツを学ぶのに良いとのことで強くお勧めされ読みました。 その通り、普通に生きていたら体験できないお話をここまで細かく描写することに感銘を受けつつ、何か学ぶものがあった気がします。 | ||||
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大概の悪徳刑事。それが、思わない結末が | ||||
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最後のほうで”えっ”と思い、自分の思い違いかと思い、何度も同じページを読み返したり、最初から読んだりと、引き込まれていきます。今、4回目くらいの読み返しをしています。 何度読んでも読み飽きる感がないです。 読んでいる自分がいまどちらの側で読んでいるのかとか、 本当にすばらしいと思います。 | ||||
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ヤクザと警察の癒着や抗争であり、虎狼の跡を継ぐ主人公の成長譚であり、存分に楽しめました。 | ||||
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昭和末期の広島を舞台にした警察とヤクザの物語。金融会社社員の失踪事件を皮切りに、暴力団同士の抗争が勃発する。呉原東署の捜査二課に配属された新人の日岡は、敏腕だが強引でヤクザとの癒着を噂される大上とコンビを組むことに。事件を追う中で、それぞれの正義が描き出されていく。 とにかく大上が存在感があってカッコよかった!最初は日岡と同じく面食らった部分もあったけど、読んでいくにつれて魅力に飲まれてしまった。広島弁の表現も世界観とマッチしていて、読んでいると自然にセリフが聞こえてくる臨場感があるよね。 それが積み重なったからこそ、終盤の展開は衝撃的かつ余韻がすごかった。大上は自分の正義を言葉ではなく背中で見せ、日岡へと語りかけたのが粋だなと。それは読者へも同じ。奇麗には生きられないこの複雑な世界で、何を正義として筋を通すのか。その物語は読み終わった後から始まっていく。 警察と極道の迫力のある描写だけじゃなく、巻き起こる事件と謎へのミステリー的なアプローチも魅力的。その仕掛けと人間ドラマが熱く絡まり合っていて素晴らしい。謎を氷解するどころか炎となって燃え上がるような力強さがあった。血沸き肉躍る悪漢警察小説とミステリーの二段構え。読みごたえがある作品だった。 | ||||
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『慈雨』で気になった作家の出世作と呼ばれる作品。ヤクザと警察を融合させた濃厚なハードボイルド小説。 舞台は昭和63年の広島。暴力も辞さない過激な取り調べや情報を求めて暴力団と違法すれすれの接触と取引を繰り返すマル暴刑事の大上。部下の日岡は反発を覚えながらも抗争を防ぐべく水際で本分を尽くしている大上に次第に惹かれていきます。 警察と任侠の世界の権力闘争の描写が終始リアル。終盤の展開は予測できるもので胸が詰まるところですが、マル暴刑事の魂は大上から日岡に確かに引き継がれた意味では安心できる読後感がありました。 シリーズとして続編も出ているとのことです。 | ||||
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最後にスッキリしました(笑) | ||||
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普通に読むことができるレベルです。 | ||||
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面白い。女性が書いた本にビックリした。読み応えあり。 | ||||
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やくざって「おおっ」と「こらぁ」しか言葉をもたない言語能力に乏しい、行動の原理は感情にしかない非論理的人種と思っている。でも、行動の原理が単純であるだけ純粋だといえるのかも。大上も根っこはやくざと同じで、警察組織の中で出世のために上司や組織におもねる事なく、自分の正しいと思う感情のままの行動が読者の共感を呼ぶのだろう。出来る事ならそういう自分にのみ忠実な生き方をしたいものだけど。 仁義なき戦い世代には広島弁はやくざには必須でリアリティーが一層まして効果的。いくつかの伏線があり、いくつかの意外な結末があり文章のテンポもよく一気に読んだ。 作者が女性であると感じさせる場面はないし、女性が書いた小説であるとか男性が書いた小説であるとか言う事を抜きにして単純におもしろい。 | ||||
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よむには長いから聞いたし、ヤクザな声が素敵 | ||||
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関係図が描かれていますが、見る必要もなく、小説に引き込まれる内に、全てクリアに頭に入ってくる、程引き込まれる小説です。 | ||||
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通勤が高速を使うためパッドなど動画が見れないためオーディブルが重宝しています。その中でも柚月裕子のこのシリーズはやばいです。運転しながら涙が出るほど男気を感じる作品です。すごい熱い男たちの物語。オーディブルで出るのを待てず3作目はキンドルで読みました。これは凄い作品ですよ。ネタばれはありません。 | ||||
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読み終え、なんかどっと緊張感が解けた様な気がして、とにかく面白いとしか例えようが無いようです。しかも、その面白さの質がちょっと違うというか、なかなか経験したことのない世界での驚きと、併せて哀しさ、また人間の業が、言いようの無い面白さを醸し出しているような印象が有ります。ただ、生理的に受け付けない方もいらっしゃるでしょうから、多分好き嫌いはかなり分かれるのかもしれませんね? みなさんのレビューにあるようにこの作家が女性なのがさらに驚きですが、この世界観を構築されるまでには相当なご苦労があったものと思います、今後も楽しみです! | ||||
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映画を観て、原作を読みたくて買いました。正義とは何か?何の為に日夜戦うのか?色んな考え方がある。 読み出したら一気に読みたくなる。 続編もあるので最初から読んでみてほしいですね。 | ||||
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面白かった…!すごく‼︎ 久々に人にお勧めしたいと思った小説! 最初からエピローグに至るまで夢中で読んだし、最後の興奮ね! 私も震えたわ。 読んで良かったー。 柚月裕子さんの本読むのは初めてなんだけど、この本女性が書いたってのにもびっくりだわ。 極道モノの映画とかVシネマとか好きな人はたぶん絶対好き。 私はほぼ見たことないけど(^v^;) こちらも映画化されるんだけど、キャスト見てたら晶子さんがいないんだけどー! 晶子さんが出てこないなんて、ちょっと納得いかない。 …ってことは、「志乃」も無いってことでしょ? あれは、『相棒』で言うところの花の里なんですけどー! と、ちょっと不満ですが映画も気になるな。 | ||||
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プライムビデオの映画で見て面白かったので購入しました。読む本が他にもあるのでまだ手をつけてないですが、多分面白いと思う。役所広司の演技最高でした。 | ||||
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仁義なき戦いの二番煎じかと思っていて、柚月裕子を知ってからは最後に近くなってしまいましたが、帯にあるように明らかな警察小説でした。 だからなのかヤクザ間に血の匂いが薄くさらっとしていて読み終わったに後味の悪さが無く、爽やかさえ感じさせました。最後の予期せぬことで日岡の力強さを書き次を楽しみさせました。 柚月裕子のバリエーションの広さにただただ脱帽です。 | ||||
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捜査二課に配属された新人刑事の日岡は、刑事大上のもとで、暴力団が関わったと思われる失踪事件の捜査を担当することになった。大上は自分が必要と思えば、違法な捜査も厭わない。極道と言われる人達とも深く関わっている。大上は、「孤狼」という言葉がぴったりの人物である。 この小説は映画化されているが、描かれている人物像はかなり異なる。映画で描かれる大上に比べて、原作の人物ははるかにストイックだ。手段は選ばないものの、彼の行動は、彼の信じる、刑事としての目的にあくまで忠実である。 彼が戦う相手であるヤクザ達の中には、凶悪な人々が多くいる。しかし、命がけで仁義を守ろうとする人々もいて、大上とは互いに、全く違った立場でありながら、認め合っている。 日岡は大上と行動しながら、違法な捜査に驚きつつ、狼のような大上を尊敬するようになっていく。 この小説の舞台は、昭和の時代である。今の時代では既に暴力団対策法が成立し、ヤクザと言われる人達と付き合うだけで社会的な制裁を受ける時代になっているから、令和の時代を背景として本を書くと、このような刑事像を描くことはできないかもしれない。 | ||||
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まず全編、広島弁と呉弁で押し通すのが素晴らしい。 善と悪の間で漂う悪徳警官物の雰囲気づくりに実に効果的だ。 何と言ってもヤクザが出てきて、ヤクザ同士の抗争があって、広島弁とくれば、誰もが「仁義なき戦い」を思い出すはずだからだ。 ヤクザにも真っ当な者もいれば、警察にもワルがいるという設定、清濁併せ呑む攫みどころのない大上の造形もいい。プロットも気が利いていて、日岡という若い刑事を出して、次作への期待を盛り上げていくのも素晴らしい。 ちょっと甘いジム・トンプソンみたいな悪徳警官物のシリーズになってくれるとよいのだが。 | ||||
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