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孤狼の血
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孤狼の血の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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本レビューは酷評を含んでいます。また、結末に言及する部分も含んでいますので一読されてから読まれることをおすすめします。 文章がくどい。 読んでいてストレスなのは「既に提示されたこと」がご丁寧に再度説明されていることだ。 そういったことがされる背景にはミステリーであれば読者、または観客をミスリードするためだが、本作ではそれがない。 思わずひっくり返りそうになったのは狼の絵柄が描かれたライターを大上が日岡に渡すシーンである。328p、8行「上早稲拉致事件のために訪れていた多島港から、瀧井の事務所へ向かう途中に立ち寄った煙草屋で大上が買ったものだ」。 この描写は以前にもされているので、普通ならば省略してもよい。 こういった描写はあちこちにも見られる。これを「丁寧な描写」と取るか、「しつこい」と取るかで評価が分かれるところだ。 東映実録映画の愛好家であれば、本作が深作欣二の『仁義なき戦い』や『県警対組織暴力』と影響下にあることはすぐ察することができるだろう。両作品では時代背景を見せることで暴力と悪事を頼りにのし上がってきた人々を描いていた。 本作の舞台は88年だが、その時代に何が起きていてどういった時代だったのか、それが描かれていない。好景気に浮かれていた列島の隅で、燻っていた暴力の火種がどう開花したのか。説明はされているので評者の読解力不足を指摘されても仕方が無いが、如何せん理解できる程度に迫ってこない。 結末では日岡が警察のスパイで大上の内偵のために送り込まれた人間だと明らかにされるが、それも予定調和である。何の変哲も無い地面に地割れが起きて飲み込まれるような驚きはなかった。せいぜい、三十センチのベッドから飛び降りて着地した程度である。どんでん返しに重きを置く種類の作品ではないから、そういったことを求めること自体が愚なのかもしれない。だが一読し、とって付け加えた結末には本を投げ捨てたい衝動と戦わざるを得なかった。そもそもの伏線すら張られていない。同様の悪徳警官を描いた作品であれば逢坂剛『禿鷹』シリーズの方が何倍も上手である。 | ||||
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裏表紙のあらすじは、まるでそそらなかっですが、過去の作品が好きなので、期待を込めて購入。 まるで菅原文太とか高倉健の時代かと思いましたよ。 なぜ今、ヤクザの話? キャラクターも誰1人魅力がなく、半分まで読むのが精一杯でした。 | ||||
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腑抜けたやくざとぬるい悪徳警官がおままごとをやっているだけで、 ひりひりした緊迫感など微塵も感じられなかった。 | ||||
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推理作家協会賞受賞作ということで、期待して読んだのですが、まったく面白くありませんでした。 なにこれ? 古臭いなあ。作者は、昭和のオヤジですか! こういう感じのヤクザ対悪徳警官って、もういい加減時代遅れなんじゃないの。 なんで今の時代にこんなオッサン向けロマンス小説を女性が書くのか訳がわかりません。 わけがわからないと言えば、なんでこれが推理作家協会賞受賞作なの? 謎はちゃちだし、そもそもとってつけただけで不要、意味ないでしょ、この作品に。 本当に、お金の無駄でした。 推理作家協会賞に対する信用も下がっちゃったなあ。 なんでこんなのを選んだのか気になって検索したら、ホームページに選評が書いてあって読んだら、さらにびっくり、! 黒川博行と逢坂剛しか誉めてないじゃん。なにそれ。 | ||||
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この本「だけ」読んだら、おそらく面白いと思ったでしょう。ですが、長年、黒川博行氏の作品を読んでいると、黒川氏の(特に「疫病神」シリーズ)亜流としか思えないのは私だけでしょうか。 それと、なぜ、舞台が昭和63年に設定されているのか。横山秀夫氏の「64」では、その発端となる事件が「昭和」、更に「昭和64年」に起こるべき必然性がありました。しかし本書では、最後までその「からくり」を期待したのですが、何もオチなく終わってしまい、拍子抜けしてしまいました。 なぜ、平成のこの時代に、昭和の任侠物を書かなければならなかったのか、不思議に思いました。 | ||||
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読了後、なーんだ。こういうことだったのかいなと本を閉じました。 それと、作者様は「口角~~」という表現がお好きなようですが、 何度も出てくるので辟易しました。それも「あげる」と「上げる」が混ざったりしています。 なんで統一しないんだろなあ、気になるなあと、放屁一発。 内容には関係ありませんが、神経に刺さってくるほど気になったので書かせていただきました。 | ||||
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かなり楽しみにしてたのですが、全くダメでした。やぐざ組織のあれこれもわかりにくい、し、興味もない。大上も不明。だいたい秘密を記述しているものを隠し持ってたら的にされて当然やろ。自分の死と引き換えに公表されるような仕組みを作って公言してれば別だろうけど。最後の日岡の変貌にも何の感慨もなかった。後半5分の1位はあらすじ飛ばし読み。 | ||||
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検事の本懐、最後の証人、とそれなりに良い作品を書いてきた柚月裕子の最新作。 警察ものは好きだし、かなり期待していた。 が、はっきり言って、オチがごみすぎて 読み終わった瞬間、むかついてヤフオクにすぐに出品した。 警察ミステリーものなら最近では「64」が一番面白い。 64の足元にも及ばない作品。 | ||||
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黒川博行さんが帯で紹介されていた文章に惹かれ読みました。 柚木さんの法廷物はおもしろかった印象で、その人の警察小説、 しかもその分野の名手黒川博行さんがおもしろいと評価しているのであれば期待値は否が応でも高まるという物です。 いやしかし、全くダメでしたね。 おもしろさのかけらも女性ならではの視線も目新しさも全く無い。 主人公に魅力がない。 キモになるべく相棒はとってつけたような苦笑しちゃうようなキャラ。 終盤に起こる大事件もあっさり片付けてしまい肩すかし。 とにかくストーリーが1個もおもしろくない。 たいしてアイディアもないのになんで今さら警察小説なんでしょ。 しかもこの小説が今年の「このミステリーがすごい」第3位? 意味がわかりません。 警察小説といえば横山秀夫、佐々木譲、黒川博行、この人達の名前が浮かびますが その人達の足下にも及ばない本でした。 オススメできません。 | ||||
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