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総理にされた男
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総理にされた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全151件 141~151 8/8ページ
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政治や経済や社会等現代の問題についていろいろな事を考えさせられました。 | ||||
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ストーリーはありきたりというか、あのザ・ニュースペーパーの総理の物まねしている人がいきなり本物の総理にさせられるような感じで(少しというか全然違うのだが(笑))目新しい物はないのだが、この本のすごい所は現在の日本の政治経済外交問題のすべてをわかりやすく説明してくれているところ。 読んでびっくりしたのだが、冷静に客観的に政治経済国際問題の過去からの経緯や現状の問題点、政治家や官僚の特徴、自衛隊と憲法9条の問題と不合理、市民運動ね反対デモの仕組み…など、今まで私が読んだどの本よりも、優しくてわかりやすく、それでいて正しく表現してくれている。 私の娘にも「公務員として、この程度はちゃんと理解しておいた方がいいから絶対に読むように」と勧めたくらいだ。 この中山七里という人は、私と同じ年である。これ読んで思ったのだが作家になるというのは、少し文章書くのがうまいとか、面白いネタがある程度のレベルでは全くダメで、文章は湯水のように湧いてきて、その面白いネタは山のように(それこそ本当に山のように)あって、なおかつそのテーマについて自分なりに勉強して理解し、わかりやすく読者に伝える能力がなければだめなのだ。(あくまで小説の場合で、ビジネス書などは少し毛色が異なるが) とにかくまずはこの本読んで日本の今の状態をしっかり理解して、今後の自分の政治的な方向性や考え方を決めて良いと言うくらい良い本です。ただ最初に触れたようにストーリーはありきたりで陳腐。特に女性との関係などは突っ込みどころいっぱい、国家というのは誰が動かしているのかよくわからないが、国のためには一人の人間をこの世からいなくする事や入れ替える事など何ともないという事もよくわかる。そうだ、ゴールデンスランパーの世界なわけだ。 | ||||
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この本でまず読むべきは、内閣人事局の件ではないでしょうか? こちらで書かれている通りのことが、今現在、起きていると思うのです。 いまこそ、沢山の方に読んでいただきたい本です。 | ||||
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面白かったが自衛隊が自衛力であるのは九条解釈上常識でその自衛力が軍事上の軍隊であることと全く矛盾しない(自衛力である限り)。大使館 だろうがテロ特別法で海外派兵しようが九条を保ったまま自衛隊は可能である。そして九条は国内政治でなく国際政治に、軍産複合体のうごめく欧米に輸出してこそ意義のあるものである。できれば主人公に軍産複合体と渡り合い九条の輸出をしてもらいたかった。徒手空拳の軍事力のない世界とは、テロで終わらせられるようなちっぽけなものじゃないぜ。その意味でスケールが小さいでも読後感がよく面白かった。 国際政治のタックスヘイブンなどに切り込めばもっと面白かった。国際政治が弱いので星四つ。 | ||||
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好きな作家になりました。一般人が総理に!。ありえないことですが、ドキドキ感もあり良かった。 | ||||
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中山さんの新境地の作品だと思います。 特に官僚出身の族議員とのバトルが面白かった。 ここで描かれている省益優先の官僚があながちフィクションとは思えない。 本当に、シロアリのように日本という家を、食いつぶしそうで怖い。 小川一水の「復活の地」に出てくるような官僚が居れば良いと、こういうのを読むたびに思う。 曰く 「民意のみに殉じ、臣民の奴隷たることを忘れず、なおかつ誇りを持って職務を遂行すること」 | ||||
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総理のものまね芸を得意とする男が、総理が倒れたことにより替え玉として政権運営に携わることになる。国民目線の総理がいかに替え玉であることを気付かれずに切り抜けるのか。 好奇心と冒険心をもち、国民を幸せにしようという理念をもっていたはずの議員が、政界抗争に巻き込まれ、金と権力にまみれ、組織防衛と既得権益を守るためだけの政治家に成り下がってしまう。 替え玉総理の加納慎策には、そんな邪念や欲は一切なく、国民目線で政治をしていくところが新鮮だった。不適切発言の責任の取らせ方や、被災地の復興費に関する法案、野党との駆け引きなど、読んでいて爽快だった。 さすがに単なる役者がここまでできるかと思うところもあったが、そんな違和感よりも爽快さが勝った。 最後の慎策の演説は、「語るべきは思い、伝えるべきは願い」という考えが伝わってくるような、まさに一世一代のもので、理論ではなく感情優先の内容だったため心に響いたし、読後感もよかった。 | ||||
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ただ、楽しく読んだ。最初は、この嘘がバレて元の木阿弥になるストーリーだと思っていた。後半の演説は面白かった。チャップリンがそうしたように作者もこの演説文が書きたくて、この作品を著したのだろう。 中山七里さんの代名詞になっているどんでん返しも、スプラッタな情景描写も、薬物の恐怖も、読後不快になる性の描写にも縁のない娯楽作品だった事に安心した。 心が疲れている時の読書にふさわしい。 蛇足ながら、最後の章は不要かもしれない。再会のシーンだけにして、後の進展は読者の想像に任せても良かったのではないだろうか? 映像にしたらきっと良い作品になるだろう。山田孝之さんとか、ピッタリじゃないですか? | ||||
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何も考えずタイトル買いしましたが、とても時勢にあったタイムリーな小説でした。 荒唐無稽で、かつリアリティの面ではかなり無理があるので、そのあたりが気になる方にはオススメできません。 エンターテインメントとしては良く出来ています。 また現在の政治について、基本的な論点がまとめられており、理解に役立つ作品でもありました。 | ||||
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今の社会情勢に合った内容で考えさせられました。 官僚主導の政治、原発のその後の処理、憲法9条…「エンタメ小説」としてその展開に割り切る部分はありますが、根深い政治問題を舌鋒鋭く批判しつつ痛快に描いています。 主人公の演説にはフィクションと知りながらもつい胸が熱くなり、たしかに読後は清々しい気持ちが残りました。 | ||||
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中山七里さんのファンだけど政治小説はどうかなと思って読んだが、圧倒される展開の連続(エピローグのにくい演出にやられた!)はさすが。 新鮮で面白かった。 なんとなくわかっている気になっていた政治のことについてとてもわかりやすく述べていて勉強にもなる。 こんな熱意のある政治家がいたらいいのにと思った。 | ||||
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