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死刑にいたる病(チェインドッグ)
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死刑にいたる病(チェインドッグ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 61~64 4/4ページ
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中学時代は神童だったのに進学校で落ちこぼれ、五流大学で鬱屈した日々を送る主人公に手紙が届く。 それは故郷でかつて、『気さくで人気者の青年パン屋店長』だった、今は『実は稀代の連続殺人犯』からのものだった。 『罪は認めるが、最後の殺人だけは冤罪で、それを証明して欲しい』 かつての優しいお兄さんの面影を忘れ切れず、殺人犯からの依頼を受ける主人公。 やがて面会の度に殺人犯の思考に魅せられ、闇に染まっていくその果てはーー? 以上、そんな内容です。 サイコパス殺人犯人の思考や、カリスマ犯罪者の洗脳の手口の一端に触れられるので、それだけで怖くも面白い作品でした! 後はラストのバランス感覚が秀逸で、完全な絶望ではなくむしろ希望に向かったのに、怖さの余韻が見え始めてるバランスが、怖くも素晴らしく楽しめました(*^-゜)⌒☆ 2011年から読書再開して、ミステリやサスペンスのジャンルは素晴らしい進化を遂げたと痛感してきましたが、 まさにこの作品は進化を極めた名作で『犯罪者の恐ろしい思考』だけで『ホラーを超える怖さと探偵ミステリを超える面白さ』を構築出来るんだ!という見本のような名作です(^o^*)☆彡 怖くも面白いサスペンスを読みたい時にオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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読みやすい文章で、ストーリーも二転三転します。 ただ、表紙の絵、上5分の4、のようなさわやかな内容というわけではありません。 やや、イヤミス的なところもあります。 終わりのあたりに、初版、高架線の上をトラックがはしるという部分があります。 間違いとは言えないのでしょうが、私は電線のことかと思いました。 高架橋とか高架の上などのほうがよいと思います。 | ||||
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多くの人間が死んでいるにも関わらず、物語は終始静かなトーンで進む。この「静か」と「不穏」は、物語の実質的主役である榛村大和を象徴する空気感だろう。主人公はイヤな奴であり、魅力に乏しい。彼に魅力がない分、余計に榛村が魅力的に感じられる。 オカルト的な要素はなく、分類するとしたらサイコスリラーだろうか?サイコミステリ? エピローグでザワっとし、もう一度最初から読み返したくなる。二度読みすると、意味がわかる箇所が多い。叫びたくなる怖さでなく、ザワザワ鳥肌が立つ不穏なスリラーだ。 | ||||
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初読みの作家さんです。 表紙の女子学生の装丁からイメージしていた内容とは程遠いハードなミステリーでした。 主人公の筧井雅也(かけいまさや)は鬱屈とした日々を送る大学生 ある日、死刑判決を受け投獄中の連続殺人犯である榛村大和(はいむらやまと)42歳から1通の手紙が届きます。 面会に行った雅也に「9件目の殺人だけは冤罪なので調査して欲しい」と頼む大和 そこから物語は展開して行きます。 犯行自体は不気味で残酷極まりないのですが、雅也の家族関係、生い立ち 大和の人間関係など徐々に明らかになって行くミステリー要素が面白くて一気読みでした。 終盤に近付くに連れ明らかになる事実に驚愕したのもつかの間 再びのどんでん返し、そしてエピローグのラスト1ページで三度衝撃を受けます。 その後を想像させ、うすら寒くなる結末は秀逸です。 著者の他の作品も読みたくなる程、面白かったです。 | ||||
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