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死刑にいたる病(チェインドッグ)
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死刑にいたる病(チェインドッグ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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推理小説というより、うまく言えないけど、奥が深い。ただ目新しさはない。 | ||||
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鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也に届いた一通の手紙。それは稀代の連続殺人鬼・榛村大和からのものだった。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」パン屋の元店主にして自分のよき理解者だった大和に頼まれ、事件を再調査する雅也。その人生に潜む負の連鎖を知るうち、雅也はなぜか大和に魅せられていく。一つ一つの選択が明らかにする残酷な真実とは。 | ||||
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ゾクゾクする話でした。 最後の最後まで驚きでどーなるの?って… | ||||
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途中までは結構ドキドキしながら読みました。ありそうで無い展開。ちょっと薄いところはありますが、ちゃんと人間らしい主人公など、楽しく読めました。オチは、まあ、予定調和でしたが、マンネリというよりは良い意味での予定調和で満足できました。題名に惹かれた方は是非一読を。 | ||||
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高校で躓き、現在いわゆるFラン底辺大学で「本当の俺はこんなはずじゃない!」と、鬱屈した日々を送る筧井雅也に、 小中学生時代に通い詰めたパン屋の主人であり、今は連続大量殺人犯として拘留中の榛村大和から、「罪は認めるが、 最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」という依頼を受ける。はじめは断ろうとしたものの、 自分が誰からも必要とされない日常において、唯一自分を受け入れ、そして頼ってくれる榛村という存在に心を打たれ、 調査を開始したものの・・・・ 読後、「ぬあああああああああ!!ちっくしょおおおおおお!」と、打ちのめされた。 主人公の筧井雅也はプライドとルサンチマンの塊で、第一章の数ページの人物像紹介から「コイツ、カス中のカスやわ」 と思わせるが、それでも榛村のために資料を読み漁り、証言を集めるために駆けずり回り、その過程でメキメキと スキルアップし、就活の面接指導官や同級生に、まるで別人と言わしめるまで成長する流れは、読んでいて爽快。 榛村が逮捕前に、姑のイジメに悩む女性に「ナイフを隠し持ったつもりで、お姑さんの前に立ってみなさい」と アドバイスしたエピソードは、これは勉強になるなぁと感心したし、筧井も実践して精神的に強くなる。 頑張れ筧井!頑張れ榛村! ・・・・・・な~んて読んでたら、完全に術中に嵌まってしまいます。 詐欺は話を聞いた時点で断るのが一番で、とりあえず話に乗ったうえで矛盾点を突いてやろうと、賢い(と思い込む)方法を 取ろうとする人が引っかかりやすいと言われますが、本書がまさにコレです。 叙述トリック?本当に冤罪?それとも榛村の罠?と身構え、筧井雅也と共に事件を追うと、もう落とし穴にフリーフォール。 気持ちよく騙され・・・・いや、気持ち悪く騙され、そして、毒されてください。 【蛇足】 いい意味での懐にナイフは、武富健治の作品集『掃除当番』の「ポケットにナイフ」がお勧めです | ||||
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サイコパス殺人犯人の思考や、カリスマ犯罪者の洗脳の手口の一端に触れられるので、それだけで怖くも面白い作品でした! 後はラストのバランス感覚が秀逸で、完全な絶望ではなくむしろ希望に向かったのに、怖さの余韻が見え始めてるバランスが、怖くも素晴らしく楽しめました(*^-゜)⌒☆ 2011年から読書再開して、ミステリやサスペンスのジャンルは素晴らしい進化を遂げたと痛感してきましたが、 まさにこの作品は進化を極めた名作で『犯罪者の恐ろしい思考』だけで『ホラーを超える怖さと探偵ミステリを超える面白さ』を構築出来るんだ!という見本のような名作です(^o^*)☆彡 怖くも面白いサスペンスを読みたい時にオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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なんとも抽象的なプロローグ・・・石田衣良でわりとよく見た構成になるのかなとか思ったらとんでもない。 物語はミステリーとしてまぁまぁ面白かったのですが、プロローグからの思い込みで終盤騙された感じ。 これは読者に仕掛けられた叙述トリックだ(適当)。 | ||||
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途中途中で結局こうだろという見通しをあざ笑うかのようなハードボイルドなラストに衝撃。淡々とした人間関係を描いてゆくのですが、筆力がものすごく、ついつい引き込まれてしまいます。読後の残像を確認するためにもう一度めくると、計算された文章に震えます。 | ||||
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生ぬるく気味の悪い雰囲気と、救いようのない人間の心の闇にゾッとしたり同情したり。テンポの良い展開で一気に読めました。 | ||||
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我孫子武丸に「殺戮にいたる病」という傑作ミステリーがあり、本書が似ているタイトルなので興味をもった。「チェインドッグ」を改題・文庫化したとあるが、「チェインドッグ」なら手に取らなかった。つくづくタイトルは重要だと思うが、今度は「殺戮にいたる病」と比較されるので、タイトルを考えるのは難しい。 シリアルキラーの榛村大和は9件目の殺人だけ冤罪と主張する。それもよりによって昔の顔見知り程度の少年が大学生になった事を知って拘置所に呼び出し、告白するのである。このシチュエーション、多少無理があるが、次を読ませる魅力もある。 ただ微妙な違和感が付き纏って離れない。話の内容は複雑なので、かなりの文章力と整合性が求められるのだが、疎遠だった母親から、会って話すべき重要な内容を、電話ですぐに話してくれたり、互いに気になる関係だが、終盤で急に恋人のように親しくなれたり、子供を堕ろして一年やそこらで再婚し、また子供ができたり、数え上げればキリがないほど突っ込みどころ満載なのだ。 それでも榛村大和の存在感は不気味で、この造形力は見事である。 | ||||
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死刑囚の残した一挙一動に、主人公と同じように戸惑い、惹かれ、染まる感覚が凄かったとしか言えません。 他の方も仰っているようにラストは蛇足かと思いましたが、それを読んだ後もなお脳を支配され続けている感覚に、ため息しか出ません。 凄いものを読みました。 | ||||
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主人公は、シリアルキラーに最後の1件のみ冤罪を晴らすように頼まれる冴えない大学生。 シリアルキラーの魅力に惹きつけられていく主人公の心情の変化にも説得力があり、面白く読めました。 ただ最後の終わり方には個人的には首を傾げるところがありましたので、なぜそういうことになったのかという説明がもう少しあって納得できればすっきりしたのかな、とは思いました。 | ||||
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死刑囚が1件の冤罪を訴えるお話。最後まで死刑囚の影響力を感じました。面白かったです。 | ||||
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死刑判決が下された連続殺人鬼・榛村大和が、9件の殺人事件のうち、1件のみ冤罪を訴え、昔に知り合った大学生の筧井雅也に調査を依頼するところから物語は始まっていく。 榛村の幼少期から遡って聞き込みをしていくのだが、典型的なサイコパスである榛村のことを知れば知るほど彼の魅力に惹きつけられていく雅也の描写がよかった。 「選んでいいよ」と言って、相手に選ばせながら裏で支配する榛村のやり方は卑劣だが、よく考えられていたと思う。 雅也が榛村の影響を受けてどう変わっていくのか、というのも読み応えがあるのだが、それ以外にも多くの秘密が隠されていて、最後まで読み応えがあった。 | ||||
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櫛木理宇さんの作品は初めて読んだが、ミステリー作品としては非常に良く出来た作品であった。 多くの子どもを殺害した殺人犯を中心にストーリーは意外性を含みながら恐ろしい展開となる。 この作品は詳細に触れるとネタばれになり面白さが半減するため、書かないが読了後には非常に怖い気持ちが続いた。 | ||||
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ネタバレしちゃうので詳しく書けませんが、とても面白いです。 ラストは個人的に蛇足(マイナス1)な気がしますが、こういう終わり方しかないでしょうね。 | ||||
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あらすじを読んで気になったので、Amazonにて注文。 ハヤカワ文庫JAからの刊行ですが、内容はSFというよりもミステリーですね。 普段はあまりハヤカワを読まないという人にもオススメです。 稀代の連続殺人犯からから、自分の過去の事件の中には実は冤罪も含まれている、 と調査を依頼されたFラン大学生。 面白いのは、これが単なる謎解きでは終わらないというコト。 むしろ、主人公によって明かされる謎そのものはある種の囮で、本作のいちばんの面白さは、 謎を解く過程で主人公の身に起きる変化と、その変化それ自体が実は殺人犯の仕組んだ罠であるという点。 刊行後まもなく座間の死体遺棄事件の報道がメディアを埋め尽くしたこともあり、 奇妙な現実とのリンクをも感じる作品でした。 物語の結末も秀逸の一言。 本を閉じたくなるほどの胸糞エンドなのに、しかし気になって本を閉じられない。 事件を無事解決してハッピーエンドと思いきや、それすらも実は―― という最後まで不気味な余韻を残す結末にはやられました。 一気に読むのではなく、 少しづつ読むとより深く楽しめる作品だとおもいます。 | ||||
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『病』とはよく言ったもので,撒かれ,広がる『毒』が周囲を蝕む様子にゾッとなり, 誰もそれに気付かず,気付いたとしてもその時には…となっていることがまた不気味で, 『病原体』である男も,わかりやすい悪人とは違う振る舞いが,さらに不快感を煽ります. また,実社会でも言われる,不幸な生い立ちが犯罪者の言い訳にはならない一方で, 悔やみきれず,それでもどうしようもない『もしも』,さまざまに語られる善と悪は, 憎悪ばかりが向けられがちな犯罪者に対し,同情とは違う複雑な感情を呼び起こします. ただ,不幸な人間が多過ぎにも思え,誰もに重い背景があることには食傷していまいます. とはいえ,驚きと胸クソの悪さしか残らない終盤と,穏やかさすらも漂う最後での反転, それもつかの間,最後の最後まで毒を浴びせられるエピローグにはグッタリするばかりで, 主人公らのその後を想像すると,読み終えた後もその毒にじわじわと苦しめられるようです. | ||||
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稀代のシリアルキラーから「8件の殺人は認めるが、9件目は冤罪だ。疑いを晴らしてくれ」と依頼されたFラン法学部大学生。 ・本当に9件目の殺人は冤罪なのか ・だとしたら真犯人は誰なのか ・なぜ一介の大学生に依頼するのか この3軸の疑問を中心に話は展開する。ミステリーのようなサイコサスペンスのようなホラーのような、独特の持ち味。どう書いてもネタバレになりそうで感想に困るが、特異な空気で最後までザワザワさせられる。 | ||||
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何よりもラストが素晴らしいです。 希望と絶望が表裏一体となった、物凄い余韻に震えました。 ちょっと中盤がダレかけたように感じますが、 後半の怒涛の展開にはページを捲る手が止まらなくなります。 | ||||
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